表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/77

平和の港町

お約束展開ですね…でもこういうの好きです

「クルトさん!あれは何ですか?」


マリーは露店に並んでいた食べ物を指さす。


「ああ、あれはスモーブローだな」


「スモーブロー?バターパン?」


「何だ知らないのか。大まかに言うとスライスしたライ麦パンの上にバターを塗ってチーズやハム、サーモンを載せた食べ物だ」


「初めて知りました…。おいしそうですね」


「そういえば朝食がまだだったな…。食べるか?」


「是非!」


俺は露店の店主にスモーブローを二つ頼み、一つをマリーに渡した。


「旨そうだな。とりあえずそこの空いてる場所に行くか」


俺とマリーは露店横の空きスペースへ移動する。

マリーは辺りを見回していた。


「どうした?」


「いえ、テーブルが見当たらないもので…」


「ここで立って食べるか」


「立ったまま食べるのですか?」


「このあたりに座る場所はなさそうだし、何より出来立てが一番旨いからな」


マリーは俺がスモーブローを食べ始めたのを見ると少しの間自分のスモーブローを見つめ、決心したようにスモーブローを食べる。


「…美味しい」


「だろ、まあ王国では有名な食べ物だと思っていたが貴族は食べないのか?」 


「ええ、初めて食べました。すごい美味しいです!」


マリーは最初こそおずおずと食べていたが、徐々に食べるペースを上げ、ついに完食した。


「ご馳走様でした」


「マリー」


「何でしょうクルトさ…」


俺はマリーの顔を覗きこみ、口元に付いていたバターを持っていたハンカチで拭いた。


「ク、クルトさん!?」


マリーは顔を赤くして何やら慌てているようだが何か作法を間違ったか。

前にラースから教わった女性と食事に行った時の作法に何か問題が…。

何となく変な雰囲気になった俺とマリーはぎこちなく当初の目的であった店へと歩みを進めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ