副団長の実力
ここら辺はファイアーエムブレム感しかないですね笑
「どうしました?敵は目の前にいます。私を倒さない限り先へは進めませんよ」
「あ…貴方は…近衛騎士団副団長…なぜここに!」
立っている兵士の数が減り、ようやく敵の顔を見ることが出来た中隊長は敵の正体と単独であることに驚き、恐怖した。
「ここにいるのは私の意思によるものです。そしてこれから私の意思によってあなた方全員ここでご退場頂きます」
「そ、総員構え!」
「いやはやまだ20対1といった所でしょうか。我ながら無茶な作戦を立てたものです。陸軍の方々、狙いはしっかり定めてください」
「言われるまでもない!…撃て!」
発砲音の直後に無数の金属音がし、副団長は前衛10名の懐に入っていた。一瞬の事で陸軍兵達は思考が追い付かない。
副団長は構えた剣を左から右へ薙ぎ払う様に振る。前衛にいた兵士達はその場に崩れ落ちた。
「一体何が…」
狙いを定めて放たれた銃弾が一発も当たらず、一振りで10名の前衛部隊がやられた光景を目にして中隊長を含めた後衛部隊は戦意を喪失した。
「銃を構えた際の全員の視線を把握したまでです。銃の発射は貴方の号令と同時に一斉に放たれる。あとは弾丸の速さを考慮して視線が集中していた箇所を守るように剣を振るったまでの事」
「最初に我々に狙いを定めるように言ったのはその為か…。まんまとしてやられた訳だ」
「初撃さえ凌げれば、間合いに入り接近戦に持ち込むことが出来る。各々が自由に撃ってくるよりタイミングは取りやすかったですね。話し過ぎてしまいましたね。残ったあなた方を相手にする時間は無いようです。私はこれにて失礼します」
副隊長はスモークグレネードを足元に落とすと突入口へ姿を消した。
「第2中隊!大丈夫か?増援に来たぞ!」
「増援か…負傷兵を…頼む」
安堵からかその声を聞いた直後に中隊長は意識を失った。




