表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/77

王の城

休日はたくさん投稿したいですね!!

ー城塞北塔ー

「ペタス司令!これ以上の突入は危険です!。陸軍の混乱も収束に向かっており、我々の部隊はこれまでに約半数が戦死しております。一度態勢を立て直す意味でも後続のフィーアの陸戦隊と合流を図るべきです!」


「艦長、陛下が捕らえられているとするとこの先の本城に必ずおられる。一刻も早くお助けしなければならないのだ。あと少し、あと少しなんだ…」


「聞け!海軍の諸君!愚かにも保身に駆られ国王は我々同志の手によって粛清を行った。諸君が目的を達成する機会は永久に失われたのだ。速やかに武器を捨て降伏せよ!」


「陛下が…。そんな…」


その場にいるヘイルダム陸戦隊員達はこぞって銃を降ろし始める。

「奴らの虚言に惑わされてはならん!陛下はまだ必ず生きていらっしゃる!我々海軍が、ヘイルダムが国王陛下をお救いするのだ」


「もう良いでしょうペタス司令」


「…その声は…ゲオルグ宰相閣下!ご無事でしたか!」


「まだ気づいていないようですね。これを見ればお分かりになりますかな」


「!…それは国王のみが着けることを許されているフェルゼルシア王国建国章…」


「そう、この建国章は代々国王となった者だけが胸元に着けることが許されているもの。つまりは国王である証なのです!それが今、私の手中にある。その意味がペタス司令にはお分かりのはずですが?」


「何たることだ…。此度のクーデターの首謀者は宰相閣下、あなただったのですね…」


「これ以上国を思う兵士が死ぬのを私は望みません。降伏して下さいますね」


「陛下が既にご存命で無かったとしても…陛下を弑逆したクーデター軍に降伏するなどあり得ん!」


「相変わらず頑固な奴だなペタス。貴様はそう思っていたとしても部下はどうかな?」


「何だと?」


「司令…、これ以上身内で争うことは私を含めて部下達は望んでおりません。ここは屈辱ですが降伏しましょう」


「艦長!何を言っている!クーデター軍に下れと言うのか!」


「司令、一時のご無礼をお許しください」


ヘイルダム艦長がペタス司令を取り押さえる。その直後に包囲していた陸軍部隊へ宰相が命令を下した。

「全員取り押さえろ!」


「離せ!私は絶対に認めない!降伏してはせんぞ!」


その場にいたペタス司令、艦長を含めたヘイルダム陸戦隊11名は全員陸軍によって拘束された。

ゲオルグ宰相は髭を弄りながら落ち着かない様子で近くの陸軍士官に尋ねた。


「ヘイルダムに接舷しているあの艦の制圧状況はどうなっている?」


「予想以上に敵の攻撃が苛烈で、現在第2中隊が交戦しておりますが、未だ突破は出来ておりません」


「王都を制圧している部隊も回してよい。早急に制圧せよ!。それと皇女はどうした?」


「継続して城内を捜索しておりますが、皇女は未だ見つかっておりません。」


「見つかってないでは済まされない!ここで王家の血筋を断つ必要があるのだ!捜索隊も増員しろ!」


「了解!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ