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私はこれからどうしたい?

これからどうしたい?

人生は選択の繰り返し。シンプルにどうしたいかを感じてみる。

「さてと、みこちゃん。あなたはこれからこの世界でどうしたい?」


「この世界で...」

 そうだよね、これからのこと考えないと。と、その前に。

「ベリアルさん、あの、私、元の世界に帰ることって可能でしょうか?」

「あ、そうよね。ごめんなさい、それはまず無理だと思ってもらった方がいいわ」

 ベリアルさんは申し訳なさそうにそう答えた。


 いや、ベリアルさんが悪いわけじゃないしっ 

「あ、大丈夫です。やっぱりそうですよね。何となくそんな気はしてたので、ちょっと確認をしかっただけで」

となると、まずはこの世界のことを知ってから、どうしていくのか決めないと...。



 自分の気持ちを表現するのってすごく緊張する。けど、私はここに来てそうなれたらいいなって思ったことを口にしてみる。


「あの、ベリアルさん!ご迷惑をお掛けすることを承知でお願いします。住み込みで、私をこちらのお店でしばらくの間だけでもいいので働かせてください!」

「そうねぇ、正直人手には困ってないんだけど...」

 胸がぎゅっとする。やっぱり無理だよね...

 でも、それでも私は、この可愛い家と、ベリアルさんともっと一緒にいたいって思ってしまったから、諦めたくない!

「お願いします!この家もベリアルさんもすごく素敵だなって、すごく心地よくて安心するんです。だから、私をこの家に置いてください。お料理でも掃除でも何でもしますのでここで働かせてください!」

「あら、みこちゃん、あなたお料理できるの?」

「あ、はい!料理はそれなりに、お菓子作りの方が得意ですけど...」

「あら素敵じゃない♪わかったわ、じゃあこの家で働いてもらうわね」


「本当ですか!ありがとうございます。私、頑張りますので、よろしくお願いします」

 わあぁぁ~!嬉しい~こんな可愛いお家で働けるなんて幸せすぎる。


「それに元はと言えば私の兄のせいでこの世界にきてしまったんだから、面倒は見るつもりだったわよ」

「へっ?」

「みこちゃんがどうしたいのか自分の意思で決めることが大事ってことよっ」


 確かに、自分が決めたことを自分で口に出して伝えるってしたことなかったから、言ってみて、ここで働くことになって、すごく嬉しいし、言えたことがまた嬉しい。流されたり我慢したりするのと全然違う...。


「あ、ちなみに私が王子ってことは街の人には内緒だから、今まで通りの話し方でお願いね」

「はい。わかりました」

 

 あまりの嬉しさに感動していると

「じゃあ早速、はいこれ!」

 ベリアルさんに渡されたのはタオルと、着替え?

「お風呂はあっちね、サイズは大丈夫だと思うけど、お湯も沸いているからゆっくり入ってきて。はい、猫ちゃんも一緒に行った行った」

「あ、はい、ありがとうございます」

 押し流されるように猫ちゃんを連れて、お風呂に案内される。でも正直ありがたい。


 わぁ、浴室までも可愛い~。憧れてた猫足のバスタブに、いい香りの石鹸。うわぁ~テンション上がる、幸せ~。

 あ、そういえば猫ってお風呂嫌いなんじゃなかったっけ?

「猫ちゃん、あなた、お風呂は入れる?」

「にゃん」

 猫ちゃんは気にすることなく湯舟の中を泳いでいる。

やっぱり普通の猫ちゃんじゃないのかな~


 ゆっくりお風呂に入ってスッキリしてすごく癒された。

 そして着替えを見てみると...


「わぁ~すっごく可愛い、やっぱり似合うと思ったのよね」

 (恥ずかしい~)

 私は水色の膝丈のフワフワのワンピースに白のエプロンドレス、シマシマのタイツを着ている。不思議の国のアリス?可愛い...確かに洋服はすごく可愛いし、着てみたいって思ったこともあるような洋服だけど...でも、実際着てみると恥ずかしい。

「ベリアルさん、いや、ちょっとこれは私が着るには可愛すぎではないですか?」


 うんうん、納得しながらベリアルさんは私に近づいて頭に黒いリボンを付けながら

「そんなことないわよ、すっごく似合ってる。これ、私が作ったものなのだけど、気に入らない?」


「え?!ベリアルさんがこれを?すごいです。気に入らないなんてとんでもない、すごく可愛いです!」

 洋服まで作れちゃうって、ベリアルさんって色々すご過ぎです。

「じゃあ、そのまま着てね。私、お母様のドレスや小物を見ていてすごく綺麗で可愛くて、素敵だなって思っているうちに自分でも作りたくなっちゃってね。でも、さすがに自分では女の子の服は着られないから、みこちゃんが着てくれたら嬉しいわ」


 そっかーベリアルさんの可愛いもの好きはお母さんの影響だったんだ。ベリアルさんの優しい雰囲気はその影響もあるのかもしれないな...。




引き続き読んでくださってありがとうございます。

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