可愛い従業員ゲットだぜ。
新キャラ登場。
見た目の雰囲気的には悪役令嬢みたいな感じ?でも性格は...良さそうだね。
リリーと話してたら、ベリアルさんに会いたい気持ちでいっぱいになった。だから早く家に帰りたい気持ちで焦っていた私は、急に前に現れた女の子にぶつかってしまった。
「きゃっ」
小さな身体の女の子はぶつかった拍子に倒れてしまって、そのせいで女の子の洋服が汚れてしまった。
「あ、ごめんなさい、大丈夫?」
「...はい、大丈夫で」
「おいっいたか?」
「いいや、こっちに来たはずなんだが」
男の人二人が誰かを探している。すると女の子は震えて私にしがみついてきた。
「えっどうしたの?」
「お姉ちゃん、助けて...」
男達がこっちに来るのを見て私はとっさに私とジルの間に女の子を隠した。
「どこいきやがったんだ、あのガキ」
と、女の子に気付くことなく通り過ぎていった。よかった。
「もう大丈夫だよ、怖がらないで?何があったのか聞いてもいい?」
「あ、あの私さっきの人にぶつかってしまって、そしたら絡まれて逃げたら追いかけてきて、すごく怖くて」
「そうだったのね、それは怖かったね、でももう大丈夫だよ」
落ち着かせるために背中を撫でてあげる。
「...お姉ちゃん」
ぎゅって抱き着いてきた。可愛い、すごく可愛い。
「私、みことって言うの、あなたは?ぶつかっちゃってごめんね、あらら洋服が汚れちゃったね、よかったら家においで、シュークリームがあるの一緒に食べよ」
「...私はアリス、お姉ちゃんのおうち、行ってもいいの?」
「うん、正確には私の家じゃないんだけどね」
私はアリスを立ち上がらせると家に向かう、するとアリスは自然に手を繋いできた。まだ追いかけられたのが怖いんだね、大丈夫って気持ちを込めて握り返して笑顔を向けた。
家に着いて玄関の扉を開けようとすると、いきなりドアが開いた。
「みこちゃん、遅かったのね、心配したのよ」
「あ、ベリアルさん...」
「みこちゃん昨日は調子に乗ってみこちゃんに意地悪したこと謝るわ、ごめんなさい、だから私のこと嫌にならないでちょうだい」
「えっそんなベリアルさん、私の方こそ子供みたいに拗ねてごめんなさい。私こそベリアルさんに嫌われちゃったんじゃないかって心配で」
「私がみこちゃんのこと嫌いになるなんて絶対にないわよ」
「...そっか、よかった~、すごく嬉しい」
リリーが絶対に大丈夫って言ってくれたのを思い出して自然に笑みがこぼれた。
いまベリアルさんからキュンって聞こえたような?気のせい?
「みこちゃん...」
ベリアルさんが両手を広げて私に近づいてきた、けれどそこで固まってしまった。
「みこちゃん、その子は?」
「あ、さっき私がぶつかっちゃって、男の人に追われてたので家に連れてきたんです。アリスちゃんまずは一緒にお風呂に入りましょ、洋服汚れちゃったからね」
「みこちゃん、一緒はダメよ」
「ベリアルさん何でですか?だって女の子だし、勝手とか教えてあげないと」
「何でかしら、何だかよくない気がするのよね」
ベリアルさんがアリスちゃんのことをじっと見ている。それに怯えたアリスが美琴にしがみついた。うん、すごく可愛い。
「ベリアルさん何言ってるんですか、アリスちゃんが怯えてますよ!大丈夫ですよ、ね、アリスちゃんお風呂こっちだから入って」
「みこちゃん...」
「お風呂から出たらご飯の準備するんで夕食はもう少し待っててくださいね」
こうして私はベリアルさんの言うことを聞かずにアリスちゃんとお風呂に向かった。
アリスちゃんは、12歳くらい?紫色の髪をツインテールに結んでいてちょっと釣り目で猫みたいな感じで美人な顔立ち、怯えてはいたけど落ち着いた感じでクールな女の子だった。
そんなしっかりした感じの子が私にしがみついてる姿は正直、萌えてしまった、妹属性可愛すぎる。
お風呂から出て着替え、子供サイズがないから私のシャツを貸してあげた、シャツワンピースみたいになったから大丈夫みたい可愛い。
怖かった気持ちも落ち着いたみたい、すぐに帰るって言われたけど、もっと可愛い子と仲良くしたかった私は、シュークリームだけ食べて行ったらってゴリ押ししてしまった。
「アリスちゃん、はいシュークリーム」
テーブル席に座らせて、シュークリームをお皿に出してあげた。
「...」
「あれ、甘いの嫌いだった?」
「ううん、そんなことない...いただきます」
「うん、どうかな?」
「美味しい...」
「よかった~、私ね一人っ子だったから妹がいたらこんな感じなのかなってすごく嬉しくて、ごめんね帰るって言ったのに引き止めちゃって」
「ううん、みことお姉ちゃんはさっきの人とここに住んでるの?」
「みことお姉ちゃん...あぁ感動する。あ、そうなのベリアルさんって言うんだけどね、お世話になってて今度この家の一階でお店も開くんだよ、私お料理大好きだからたくさんの人に私の作った料理食べて欲しくて、このシュークリームも私が作ったの」
「お店...すごいね」
「まだこれからだからどうなるかわからないんだけどね、従業員もまだ私とジルだけだし、ねジル」
「にゃー」
「働く人必要なの?」
「そうだね、出来れば可愛い女の子が一緒に働いてくれたら嬉しいなって思ってるよ、それこそアリスちゃんみたいな可愛い子だといいなぁ、なんてね」
「...みことお姉ちゃん、私、みことお姉ちゃんのお店で働きたい」
「えっ、アリスちゃんほんと?いいの?あ、でもこんな小さな子働かせてもいいのかな、でもでもアリスちゃんと仲良くなれたら嬉しいし、アリスちゃんのご両親に聞いてみて、それから」
「私、両親いないの、親戚の家にお世話になってて、だから働かせてもらえるならすごく助かる、それに私もみことお姉ちゃんと仲良くなりたい」
思わずアリスちゃんを抱きしめる。
「アリスちゃん、もうぜひ一緒にお仕事しよ、ね、そしたらたくさんおしゃべりもしてアリスちゃんと仲良しになれるね、うんきっと楽しいよ」
「みことお姉ちゃん、私頑張って働くから」
アリスちゃんの笑顔は哀愁漂う中に、はにかんだ笑顔をした。見てるとキュンってなって、守ってあげたくなる感じ。
「アリスちゃん可愛すぎるよ~お店まだこれからだからちょっと先になっちゃうけど、これからよろしくね」
「うん、そしたらまた遊びに来てもいい?」
「うんうん、もっと時間のあるときにたくさんおしゃべりしよ」
「うん。それじゃあ、ごちそうさまでした。みことお姉ちゃんまたね」
汚れちゃった服を渡して、アリスちゃんは帰って行った。送るって言ったんだけど、人に迷惑かけたの知られちゃうと怒られちゃうから大丈夫って。ちょっと心配だけど仕方ないかな。
嬉しい~可愛い従業員が決まったよ。
さてとご飯作らなきゃ、今日は何にしようかな~
「みこちゃん楽しそうね」
私が夕食作りをしていたらベリアルさんが声を掛けてきた。
「あ、ベリアルさん、そうなんです。アリスちゃんがお店開いたら一緒に働いてくれるって言ってくれたんです。私に懐いてくれて、妹みたいですっごく可愛くて嬉しくって」
「みこちゃん...」
ベリアルさんが私の後ろから抱きしめてきた。
「えっベリアルさん、どうしたんですか?」
「ずるいわ...」
「えっベリアルさんもアリスちゃんと仲良くなりたかったんですか?そしたらさっきみたいに怖がらせたら」
「違うわよ、あの子がみこちゃんと仲良くしているのがずるいってことよ」
頭の上にベリアルさんの顎が乗ってぐりぐりしてきた。
「ベリアルさんくすぐったい。もう、子供ですよ、それに女の子に焼きもちやかなくても」
「昨日、みこちゃんに意地悪しちゃってあれから顔もまともに合わせてくれないし今日一日寂しかったのよ、それなのに帰ってきてもみこちゃんは嬉しそうにあの子にべったりで」
「ぷっ、ふふっあはは」
「何で笑うのよ、みこちゃんひどいわ」
「だってベリアルさん可愛すぎますよ、いつもは余裕綽々で私のことからかってくるのに、あははっ」
「もういいわよ、みこちゃんなんて知らないから」
そう言って私から離れようとするベリアルさん、私は振り返ってベリアルさんに抱き着いた。
「ごめんなさい、美味しいご飯頑張って作るから機嫌直してくださいよ」
「みこちゃん...デザートも付けてくれる?」
「わかりました、じゃあ大人しく待っていてくださいね」
形勢逆転。いつもはあんなに余裕で私のことからかってきて、今日は焼きもち焼いてくれたのかな、ちょっと嬉しい。たまには私だって余裕だってところを思い知らしめてやるんだ。って思っていた矢先。
「じゃあ、デザートは美琴ね」
耳元でベリアルさんが色っぽく囁いた。しかも美琴って呼ばれた。
「ひっ」
顔を上げた私は、妖艶な笑みのベリアルさんと目が合って一気に顔に熱が集まるのがわかった。
「あ、それと今度は私とも一緒にお風呂入ろっか」
更に囁かれ、私は固まって身動きが取れない。
「ぁ...」
そう言うと満足そうにリビングへと戻って行った。うぅ~悔しいまたからかわれた。
「もうベリアルさんのバカ―――!!」
固まった身体が動けるようになった私はそう叫んでいた。
リリー、ベリアルさんのスキンシップ、私には耐えられる気がしません。その前に恥ずかしぬよ。
いつも読んでくれてありがとうございます。
ベリアルさんどんどん自分を出してきてますね。
美琴が自覚してからは意識させる方向性がエロくなってる。←おいっ自制してよ。年齢制限付けてないんだから。
私が欲しいのはエロじゃない、キュンなんだよ。




