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新年2
家に着いてすぐ、僕はソファーに倒れ込んだ。
「ひな君、熱測ろっか」そう言いながらあーくんは僕に体温計を差し込んだ。
表示を見ると38,2度だった。
「ちゃんと休もうな」そう言ってあーくんは僕に毛布をかけてくれた。
新年そうそう体調崩すとか、心配だな…
って不安に思いながら、僕は夢の世界に入っていった。
「ひな君、少し起きれる?」そう言われて、ソファーから起き上がると、
「喉渇いただろ?飲みな?」そう言ってあーくんは僕にスポーツドリンクが入ったコップを渡してくれた。
「ありがとう」そう言いながら飲み始めてすぐ、僕は結構酷くむせてしまった。
「ひな君!!大丈夫?」そう言ってあーくんは僕の背中をさすってくれた。
「ゴホゴホ…はぁはぁ」息も苦しくなってきて、かなり辛くなってきたけど、
「大丈夫だからな、落ち着いてね」そう言われて、少し落ち着いてきた。
「辛かったな、明日熱なかったら、病院行こうな」そう言いながらあーくんは僕を寝かしつけた。




