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エピソード05



全く思っても見なかった応えが返ってきてゆきは声が出なかった。



はやとの抱きしめる力も少し強くなる。

反射でゆきもはやとを抱きしめ返す。



「ごめん困らせて、、」

はやとが口を開いた。



「びっくりした、、10年以上経ってたから」


「そうだよね」



はやとがいまでもわたしもすき、、?

そんなことがあり得るのか。。


高校卒業してだいぶ経つし全く連絡先すら知らなかったのに。

そんなに思ってくれていたとは一ミリも思わなかった。



「すぐに付き合ってとは言わないよ

まずは空白の期間を埋めたいんだ」


「、、うん」

ゆきも思わず頷く。



「ゆきちゃんの連絡先を知りたいです、、」


「番号は変わってないよ?」


「そうなの?」


「うん」


ゆきはにっこり微笑んだ。


のどの突っかかりがとれたようなそんな感覚。

はやとのこと好きかいま聞かれたら正直わからないけど、、

嫌な気はしない。


元彼だけど、本人のこと何も知らない元彼。

それだけ若かったってことだ。



2人はLINEを交換して駅に向かう。



「はやとって伊達山の方だったっけ?」


「そうだよ、ゆきちゃんは海の方だよね?」


「じゃあ電車の方向違うからここでばいばいだね?」


「さみしい、、」


そんなこと今までいわれたことなんてなかった。

本当にいい意味で変わったんだなあ。



「はやと、いまのはやとのほうがいい!笑」


「ありがとう笑」



「また連絡するね」


そう言って2人は別れた。



不思議な時間を過ごしてしまった。

高校生の時の元彼と再会して、ハグまでしちゃって、、

LINEを交換した。



当時はガラケーだったからメールでのやり取りだったから新鮮だ。



電車に乗ると早速はやとからLINEが来た。


「今日話せてよかった!また会いたいです!」


謎の敬語。笑

ゆきは電車の中でくすっと笑ったのであった。

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