第九話 貸しと借り
謎の少女「わ、私はリシリスといいます」
リルシリスとヤーンは驚いた。
ヤーン「リシリス!?え?双子!?ま、まさか、ドッペルゲンガー!」
リルシリスはヤーンの頭を片手で下に押さえ込む。
リルシリス「違うっての!」
リルシリスはリシリスに対して言う。
リルシリス「私はリルシリス」
リシリスは驚いた。
リシリス「ええっ!」
リルシリス「私も驚いた。似てるわね私達」
リシリス「本当に」
ヤーン「似てるなんてもんじゃ無い、同一人物だ」
リルシリスはヤーンに向き直り言う。
リルシリス「どう?私が二人になった気分は」
ヤーン「そうやって俺を追い込もうとするのはもう止めろ!魂胆見え見えだぞ!それにな、俺がいないと元の世界に戻れなくなるぞ。ま、俺は構わんがな」
リルシリスはリシリスに聞いた。
リルシリス「ねえ、光の扉って何処にあるの?」
リシリス「この大樹から少し東に行った所の草原の中に、時々現れますよ」
リルシリス「そうなの…」
ヤーン「貴様、卑怯な手を…もういい、俺は先に帰る!じゃあな、世話になったな」
ヤーンはそう言って立ち去る。
リルシリス「お前には貸があるのを忘れた訳じゃないだろうな?その貸しを踏み倒そうなんて思ってるんじゃないよな?…貴様それでも…男、か?」
ヤーン「ナメんなよ、これでも歴とした男だ。借りぐらい倍にして返してくれるわい!」
そう言ってヤーンは戻って来た。
二人のやり取りを見ていて、リシリスは少し笑った。
そのリシリスをヤーンは気になった。
そのヤーンをリルシリスはこれから注意して見ている事にした。




