第十二話、大量の殺人による恐怖に巻かれているが勇者のせいで巻き込まれたがどうすればいいと思う?(前編)
いつもよりちょっと残酷だよ、でも変わらないよ、例えるならバッタとイナゴだよ
最近、いい買い物をしたから、バイトとクエスト報酬を貯めたので買ったが、金欠と言えば金欠、そして何より最近ある事が。
「なあ、聞いたか?最近森の近くで腹を裂かれて臓物だけ無くなった死体があるらしいぜ?」
「怖いよな、この噂のせいで森に行けなくなっちゃったぜ・・・」
腹裂いて内蔵無くなるとか怖いって、サイコパスなのか、動物のせいなのか。
「はい、冒険者の皆様、最近の噂が本当だと判明したため」
マジかよ、俺、明日からバイトだけで食ってくのか、クエスト報酬があったからあれだったけどバイトのみ生活に逆戻りか・・・
「クエストを出すことにします、これを最優先にして受けて頂ければ幸いです。」
嫌だ、俺は絶対に受けないぞ。
「報酬は56万カリンです、事件被害が酷いのでこれ以上高くなる可能性もありますが討伐後検討となっておりますが、これ以上は安くはなりません。」
知らねえよ、関係ない、関係ない。
「フォーアさん聞きました?」
「あ?さっきのアナウンスか?俺は行かねえぞ?どうせ流れ的に行くんだろうが俺は安全第一でやらせてもらってんだ。」
「ですがね、このまま被害が出るのをボーっと眺めるんですか?」
「そうだよ。何が悪いんだよ、じゃあその被害50人と言われてる得体の知れない何かに首突っ込んで死ねってのか?嫌だよ、まだ前の死因の方がマシだよ!!」
「死因?何のことですか?」
あ、やべぇ、言っちゃった。
「えっと、それはその・・・死ぬかもと思ったのを死因って言い間違え的な?自分でも何のことかサッパリですな、ともかく行かねえぞ?」
「いや、あなたねえ、そんなんじゃ駄目ですよ。」
それ、前も聞いた気がする。
「あのねえ、俺が戦えると本気で思ってんの?ゴブリンに負けてるフォーア・ラウ・フィヒさんだよ?農家より戦闘力ないと思われる俺がそれに挑んで死ねっての?」
「そうじゃありません、ついて行ってもらうだけでいいんです。」
じゃあ何なんだよ、身代わりにする気なんだろ。
「何に利用するのか知らないけど何かわかるまで俺に話題を振らないでくれ。」
「・・・分かりました、分かったら一人で行ってもらいます。」
「そうですかー、じゃあ宜しくね。」
アニメの主人公みたいなあいつの事だ、出てきた犯人をぶった切ってなんかやっちゃいました?とか言ってギルド沸かせる奴だよ、ハーレム展開とか言うウゼぇ展開とかなってよ。
「なにブツブツ言ってるんですか?それじゃあ得体が分かったら一人でどうにかしてくださいね。」
「おう、頑張れー。」
心の中で勝手に倒してくれているのを祈った。
「そいで、新しい魔法かスキル何にしようかな、この『声真似が上手くなるスキル』か『マジックがちょっと上手くなる魔法』・・・」
どっちも捨てがたい。
「どっちもとれるかな・・・今のスキルポイント的に・・・」
無理だな。
「どどっ、どうすればいい、ほかに使えそうなやつは、落ち着け、上から見るんだ、『250カリン硬貨を相手の髪の毛の中に仕込ませる魔法』か・・・」
ありっちゃありなんだけど、どう使うんだこれ。
「なんか安くて使えるコスパ良いスキルないのか?」
「おい、そこの少年、悩んでいるな?じゃあ宿木を相手の上着か靴に仕込むマジック、じゃなかった、スキルを授けよう、転移魔法の応用だが宿木限定だぞ!!」
て、転移魔法?無双系主人公でも終盤で覚えるあの!!絶対強い。
「教えて下さい、どれですか?」
「はい?目の前じゃん『250カリン硬貨を相手の髪の毛の中に仕込ませる魔法』。」
「これ?宴会の時に使うしかないって思ってたこれ?じゃあ250カリン硬貨何処行った。」
「上手い人は硬貨でも出来るの。」
謎だな、タイトル詐欺も良いとこだ。
「ありがとうございます、さようなら。」
「おう、つよく生きるんだ。」
冷静に考えたら使えるのか?
「さあ、正体が分かりました、シャドーウルフです。」
マジですか?ちょっと早すぎやしないか?てか
「シャドーウルフて、完全に中盤のダンジョンのメインモンスターだろ。」
「言いましたよね?一人で頑張って下さいって。」
クソが、こんな事言わなきゃよかった。
・・・俺は今森に居る。
「グシャッ」
あ、あの、変な音がしたんですが・・・
「うああぁぁぁ」
うん、だめだ、逃げるべきな奴だ。
「た、助けてくれ、嫌だ、じにだぐ、うあああああ」
「ブチッ」
ごめん、俺、戦えないんだ、ごめん、俺は勇気ってもんがない。
「グチャッ、グチャッ」
あぁ、俺がアニメの主人公だったら良いのに、成長できない、成長フラグなのに俺は成長できない、チートを渡してもらっていれば、アニメだったら、現実でなければ、救えたかもしれないのにな・・・
「グアウ、ガ?」
静かになった、亡くなったんだな。
「う、あっ、いだ、いだい、いだい。」
「ブチブチブチ。」
多分、神経と血管をソーメンみたいに吸われてるんだな。
「怖い、怖い怖い怖い、嫌だ、戦いたくない、これだから嫌なんだよ、これだから戦うのに才能がないのかもしれないけど勇気はない。」
村の人が今も想像できない痛みが走ってんだろうな、痛いんだろうな、苦しいんだろうな・・・気づくと俺は、森にはいなかった。
「フォ、フォーアさん?どうしたんです?その、随分我武者羅に走ってましたが・・・」
え?あ?俺は案外足速いのか?気を失うレベルで本気走りしてたのか?
「あ、俺には無理な案件だ、多分俺じゃ倒せない、イポクリタ、あんたがやってくれないか?」
「何があったんですか?」
「あのな、村の方が食われていると思われている音を聞いてから怖くて戦えねえんだよ、あんた最初言ってただろ、『君、すごく弱いね』って、自分の言った事すぐ忘れるのか?」
と言っても、あいつに嫌がらせできるほど俺は早くない、そして今日覚えた魔法も都合よく使えない、だって相手は靴はいてないし服着てないから。
「なあ、シャドーウルフってどんな生態してんの?」
「知りませんよそんなもの、なんてったって、ここにいるのがおかしいレベルで強いんですから。」
じゃあ王都から兵でも呼んで来いよ、俺が直行できるほど金と権力ないけどお前ならいけるだろうが。
「なあ、シャドーウルフって普通の狼と同じ感じ?」
「そうですよ、だってただの狼なんですから。」
じゃあシャドーはどっから持ってきたんだよ。
・・・「そういうわけで、木だけで出来た矢を作ってくればせんかね?」
「あのなあ、前に武器を買ってくれたあんただが、そんな特注かつ使いにくい矢を買って何になるんだ?そもそも何に使うんだ?」
「燃えやすい矢が欲しいってわけ。」
「そんじゃあ普通に矢に油でも濡れや。」
「属性追加で火属性付けるから矢の部分が木じゃないと燃えにくいんだよ。」
「だから欲しいってか?」
そういうこと。
「そういうこと、大正解だよ。」
「じゃあ5000カリンね、50本。」
高いな。
「ありがとう、ありがとうね。」
「おう、特注だから時間かかるぞ。」
それは困る。
「なるべく早くしてくれない?」
「じゃあ高くなるし品質も悪い、木の棒みたいな矢か特に問題なく明日か。」
あ、明日か、用事も無いし性能も良い方がいいけど一日でも睡眠不足の方が良いのか?
「じ、じゃあ、今日中で。」
こういう場面が何度もあった、でもこういう時は自分の勘を信じるんだ、それで専務までのし上がったからな。
「今日中ね、分かった分かった。」
シャドーウルフ、寝るようになってないと困る。
「まあ、寝るだろ。」
そう思ってみることにした、そうしないと終わりだから。
はいどうも、後書きの書き忘れが多いと最近分かった新人の小説家、明太猫です。まあ、一章終わりました。どうでした?自分は出せる限りに出してみました。個人的にはよくできたと思っています。それより最近の話を、自分、最近面白い作品見てるんですよ、名前は伏せます、本当に面白くてですね、なんで?ってなったり、そういうことか!!ってなったり、驚きと感動が入り混じる素晴らしい作品です!!・・・レポート下手ですいません。さあ、そして何より、この作品を読んで頂き、ありがとうございます。




