おまけ回第七話、図書館(前編)
おまけ回
本が読みたい。
「すいません、本屋か本が見れる場所ってないですか?」
この世界に来てから本を一冊も読んでいない、アニメでは魔導書とかあるのにあんまり見かけない。
「図書館ならありますよ、あの、魔道具店の右に曲がったところを真っすぐ進み続けたあとの突き当りに大きい建物があるので。」
「ありがとうございます。」
俺的に言わせれば魔導書読んでも自分ならあんまり意味ないと思う、mpも知力も低いし。
「ところで、何をお探しで?」
「魔導書とかですかね、まあ正直ジャンルはなんでも良いんですけど。」
「魔導書なんて図書館にあるわけないじゃないですか、王都の本屋で極稀に、それも高額で売られている貴重な、それはもう今更欲しがるのは魔法を極めようとしてる人くらいですよ。」
アニメや小説であんなポンポン出てきてるのに?
「そうなんですね、図書館にどういうのがあるんですか?」
「そうですね・・・確か・・・歴史の本とか謎の小説くらいしかないですね、あと未解読文章とか。」
未解読文章ってめっちゃ気になる、男のロマンって奴だな。
「そんじゃあ行ってきます。」
「?なんでそんなことをわざわざ言うのです?」
別にいいじゃん。
・・・図書館に着いた、確かにデカい。
「お邪魔します。」
「ここにお客さん、珍しいって・・・ん?」
「猫の場所のオーナーさんじゃないですか。」
この人いろんなことしてるんだな。
「未解読文書見せて下さい。」
「未解読文書・・・あー、あれですね、実はあれ、ちょっとだけ解読出来てるんです。」
「凄いですね、ちょっと聞かせて下さいよ。」
この人頭良いな、多才って奴だな。
「えっと・・・あった、この本ですよ。」
「詳しく聞かせて下さい。」
「じゃあ冒頭だけなので。」
「分かりました、どんな感じなのかなって・・・」
「どうかしました?」
どうしたもこうしたも、これってうちの会社のマニュアルじゃん。
「留め具が紐でなんかあれだと思いません?ここと違うとか・・・」
「思いましたけど、多分異国の本なんだろうなと。」
まあ、ここからしたら異国っちゃ異国だけど正確には異世界だな。
「読み進めてもらっても。」
「まず、最近の物だと分かっているので最近の文字、近エルフ語なのではと。」
この世界にエルフがいるんだな、逆に会えてないのがあれだがこの世界のどこかにはいるんだろ。
「読みますね『この本は、国王への貢ぎ物の書物であり、技術が示されている。』少し達筆ですが恐らくこう書いてあります、エルフの国では王国制続いてますから。」
違うんです、違うんです、そこは『このマニュアルでは、この会社での心得や決まりを示している。』って書いてるんです、そんな締まったやつじゃないんです。
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