↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺には戦いの才能がないらしいので 裏で勇者をいやがらせの力で支えてみようと思うがどう思う?  作者: 明太猫
第一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/26

おまけ回第5話、死ぬ直前のお話

おまけ回

そういえば、このゴミのような世界に来る前、俺は何をしていたのだろうか、思い出してみるとあの時はまだ日常だと思えていた今だと高嶺の花の生活だな。

「前回と同仕様でABS樹脂500kgをお願いします、納期は2026年8月31日以内でお願いします。」

「はい、色は前回と同仕様でお間違いないでしょうか?」

「はい、相違ございません。前回より数量が増加している点を除きまして、変更点はございません。」

「では代金として30万円のご送金をお願いいたします。」

よし、商談成功だな、まあ当然か、前回も商談してるし、なにより俺天才だし。

・・・商談が終わり戻るところ、新人の西山が話しかけてきた。

「す、凄いですね、あんな華麗に商談を・・・」

「あ、西山、ありがとう、でもお前も凄いぞ?なんてったってお前のお陰でお前の部署の成績が見違えるほど上がったんだ、お前も期待の新人って奴だな、俺の席の近くに来るときもそう長い時間じゃないのかもな、期待しているぞ、西山。」

まあ俺は最下位だった部署を最上位に持って行ったけどな。

「ッ、有難うございます、精進します。」

「おう、頑張れよ。」

新人はこの会社を支えるからな、やる気は出しておかないと。

「はあ、春夏冬、お前なあ。」

「あ、おはようございます、坂本常務、今回の商談も上手くいきました、送金の方はお願いします。」

「そっちじゃない、お前なあ、新人は褒めるがお前の所の近くだと現実を見せて、新人の心も考えてみたらどうなんだ?」

はあ、そのフレーズは社長の口からも聞いたよ。

「お言葉ですが、社員というのは甘やかすだけじゃ成長しないのです、アメとムチという物です、この会社を良くしていくには、時に優しく」

「あのなあ、お前なんて言われてるか何か分かっているのか?鬼の春夏冬さんなんて言われてるんだぞ?時に優しくといったがお前はただただ厳しいだけだ、ムチを振ってアメはあまり渡していない、これだと新人社員も育たないぞ?」

自分の考えは曲げない、それだけは譲れない。

「でも実際、自分が教育した新人はかなり上位の位についているでしょう?」

「だがな春夏冬、お前が教育した新人は他の奴らに比べ止めやすい、もう少し優しく出来ないのか?」

「そんな弱い精神力じゃこの世界やっていけないですよ?もう定時なので帰りますね。」

「はあ、分かった、お前の意思を尊重するよ。」

定時になった、さあ、帰るか、ついでに猫カフェにでも寄ろう。

「小説に出るキャラみたいなことしたら異世界に転生したりしてな、ハハハ。」

俺の口から独り言がこぼれ出た。

「心の中で自己紹介でもしてみるか。」

俺の名前は春夏冬(あきなし) 流星、二十五歳、独身だ。

おまけ回

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。