おまけ回の第4話、作戦脳内会議
おまけ回
さて、魔王軍襲撃まであと6日、どうやったら魔王軍の弱体化に貢献できるのだろうか。
「はい!、いつもの様に睡眠妨害をすればいいと思います!!」
「それはだめだ、流石に数が多すぎる、広範囲過ぎてもはや意味がないのとほぼ一緒だ。」
む、むう、言い分が全員全う過ぎる。
「じゃあどうしろって言うんですか。」
「じゃあ普通に乾かしてる服でも濡らせばいいんじゃないですか?」
「簡単に言うがな、何万匹も居る相手にそんなの無理に決まっているだろう。」
脳内の俺、案を出しては即却下、少しでもいい案というのがないのだろうか。
「・・ーアさん、フォーアさん。」
おっと、こいつは現実の方のイポクリタだ。
「お、すまないな、どうしたんだ?」
「いや、その、魔王軍が攻めてくるそうなんですが、どうにかこの町を守るためにアドバイスとか・・・」
俺に聞くのが最適解と本気で思い込んでいるのだろうか。
「んなもん俺に聞くな、あんたに、そして挙句の果てにはゴブリンに負けた人間に戦いの事を聞いているんだぞ?そんなもの自分で考えるなりしてくれ、あと、考え事で忙しいから後にしろ。」
真実だ、嘘じゃあない。
「あ、そうですか、じゃあ行こうか、フォーノンとイロッタ。」
「ちょっとタンマ、あんた仲間出来たんだな、超絶ハイペースだな。」
勇者パーティーだのアニメや漫画の主人公だのラノベだのの主人公ってのはな、基本的に即仲間ができるんだよ、設定上最弱でも基本すぐ仲間が出来るんだよ、あの素晴らしい世界のあいつですら仲間募集して2日で最後まで一緒になるパーティー結成出来たんだ。
「え?ま、まあそうですね。」
「良い奴らそうだな、大事にしろよ。」
「はい、そうします。」
自分だって、正直アニメだのラノベだの小説だのの主人公になりたい、さっさと仲間作って楽したい。
「イポクリタ、さっさと行こう。」
あ、あいつの仲間たちも忙しいんだな。
・・・もう夜になってしまった。
「どうしよう、明日なのに、何も案が出てこない。」
どうしようもない未解決の悩みに対する苦悩する独り言を放った。
脳内会議の会議室では。
「こ、このままでは何も出てこないぞ。」
ど、どうすればっ。
「プーーーン」
「うぎゃあああああ、む、虫ーーーー」
虫だけは無・・・って、ん?これで良くね?
「これだあああああ」
作戦はこう、夜にまず闇討ちする、と言っても攻撃するわけじゃない、まず大声で叫ぶ、遠くまで届かなくとも敵襲だと思い、起きる、これを繰り返すだけ。
「うは、やべえ、これ来たのでは?」
精兵もそろってる、今回こそは追い返してもらおうか!!
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