第62話 登場人物(第4章)
【主人公】
<和泉修司>
主人公、和泉家の長男、27歳。
生まれも育ちも日本の、『生粋の日本人』と本人は思っているが、
西洋人の風貌から誰も信じない。
小さいころから、
『将来、オウゴウヌ王国に行き、そこで1年間を過ごす』
と聞かされ、育ってきた。
そして、
『オウゴウヌ王国には許嫁がいて、オウゴウヌ王国に行ったら、
その許嫁と結婚する』
とも、聞かされてきた。
しかし、オウゴウヌ王国自体を信じない小学校の同級生から、
いじめられた経験がある。
高校2年まで、父に憧れ、医師になることを目指していたが、
高校3年のとき、なぜか物理学、それも天文学の研究者を志した。
博士課程を3月修了した。
大学に入学後、デートの約束を交わした女の子がタタラレタ経験もある。
オウゴウヌ王国に来て、自分がアン女王の甥にあたり、
自分が王族であることに驚いている。
祖母・マーガレットの死因と、
オウゴウヌ王国で硝石があまりとれないことに関連があると思っている。
ドーラ・オウゴウヌの許婿。
<ドーラ・オウゴウヌ>
オウゴウヌ王国のアン女王の第一王女。
25歳。オウゴウヌ王国では立派な嫁ぎ遅れ。
第一王女であるが、王太子ではない。
生まれた時から、日本からやってくる男性に嫁ぐ定めとなっている。
修司の許嫁。
オウゴウヌ王国に所属しており、階級は中尉。
彼女は近衛師団・騎兵連隊隷下の分隊を率いているが、
騎乗できないメンバが少なくない。
彼女の分隊には様々な役目があるらしい。
妹シャーロットの結婚相手となる、次期近衛師団長を人選している。
【オウゴウヌ王国】
アシエシア大陸の南端にある、面積で言えば小国。
南からは巨大生物、北からは温暖な気候を狙った他国からの侵攻を受け、
苦難の歴史をたどった。
約1000年前から、日本をはじめ異世界人を招致し、
異世界の知識と技術を取り入れ、アシエシア大陸随一の強国になった。
ただし、異世界人を招致する際、
創造神ガエリアに他国を侵略しない誓いを立てている。
アシエシア大陸では一番の鉄の生産量を誇るが、それでも絶対量が足りない。
アルミニウム、強化プラスチック、セラミックスで鉄不足を補い、
近代化を進めている。
【オウゴウヌ家】
主人公修司の母・エリーゼと祖母・マーガレットの実家。
なぜか女の子しか生まれない。
オウゴウヌ王国の王家らしいが、オウゴウヌ王国自体が世界地図にはない。
修司はオウゴウヌ王国自体が地球には存在しないと思っている。
<アン・オウゴウヌ>
エリーゼの妹、つまり修司の叔母。
ドーラの母。
オウゴウヌ王国の現女王
母・エリーゼが修司に見せたビデオには、貴族風の衣装を着て、
髪を結いあげた、若い女性だった。
ドーラ曰く、若いころは美しかったが、
女王の重責からか、白髪が増え、顔には深いしわが刻まれている。
修司の父、普一に命を救われたらしい。
<レオ・オウゴウヌ>
アンの夫、ドーラの父
近衛師団長、階級は大将
ライト侯爵家の次男であったが、26年前、アンと結婚し、
王配としてオウゴウヌ家王家に入った。
修司の母・エリーゼが30年前、
オウゴウヌ王国で軍に所属していた頃の分隊、
『エリーゼ分隊』の元メンバで副長を勤めていた。
レオにとって、修司は義理の甥であり、従甥でもある。
ワスイ帝国の脅威がオウゴウヌ王国に迫っており、
修司がオウゴウヌ王国に来た当初は最悪のタイミングと思っていたが、
もしかしたら絶妙のタイミングで来たかもしれないと思っている。
『エリーゼ分隊』の子供達が、『ドーラ分隊』に配属されていることに、
運命的なものを感じている。
<シャーロット・オウゴウヌ>
ドーラの2歳下の妹、第二王女
第二王女であるが王太子
妹オリビアの結婚相手となる、次期元老院議長を人選している。
<オリビア・オウゴウヌ>
ドーラの4歳下の妹、第三王女
将来はオウゴウヌ王国の公爵家に嫁ぐ
自動車の運転ができる。
王立オウゴウヌ大学の夜間大学に通い、
昼間は宰相の秘書として働いている。
次期宰相を人選している。
<ブリジット・オウゴウヌ>
エリーゼの母、つまり修司の母方の祖母。
母・エリーゼが修司に見せたビデオには貴族風の衣装を着て、
髪を高く結い上げていた。
祖母・マーガレットの妹。
<ダグラス・オウゴウヌ>
エリーゼの父、つまり修司の母方の祖父。
母・エリーゼが修司に見せたビデオには軍服を着て帯刀し、
長髪の中年の男性として映っていた。
<チェルシー・オウゴウヌ>
60年前、賢治がオウゴウヌ王国に行ったときの、当時の女王。
祖母・マーガレットの母。つまり修司の母方の曾祖母
賢治の頼み、つまり、正志とヘレナの遺骨を、
オウゴウヌ王国に納骨したいとの願いを喜んで受け入れた。
それ以来、和泉家の墓は、オウゴウヌ王家の墓にある。
<ミッチェル・オウゴウヌ>
チェルシー・オウゴウヌの夫。
つまり、祖母・マーガレットの父であり、修司の母方の曽祖父
<ジャネット・オウゴウヌ>
修司の曾祖母アナースターシアの母。
つまり修司にとって、母方の高祖母。
<テッド・オウゴウヌ>
修司の曾祖母アナースターシアの父。
つまり修司にとって、母方の高祖父。
<アンジェラ・オウゴウヌ>
約200年前の伝説の女王。
ガエリア教皇から破門を受けても、大陸諸国連合軍から侵攻を受けても、
国是を貫き、国を守った。
戦争において、単騎で敵陣に突っ込んでいき、結果として勝利を収めた。
【オウゴウヌ王国の貴族】
巨大生物の襲来や、異国からの侵略に対抗できる魔法を駆使する人は
少ないため、駆使する人が貴族へ形成されていった歴史がある。
主人公の修司を始め、異世界の知識や技術は、
魔法を使わなくても良いものであり、貴族の存在意義を脅かすもの。
つまり、主人公の修司を始め、異世界からの人のオウゴウヌ王国への来訪は、
一部貴族は快く思っていない。
【デービス家】
オウゴウヌ王国における公爵家の一つ。
元老院議長を輩出した。
<ソフィア・デービス>
エリーゼとアンの妹、つまりドーラにとっては叔母。
修司にとっても叔母である。
デービス公爵家に嫁いだ。
<オスカー・デービス>
ソフィアの夫
オフゴウヌ王国における、貴族の頂点である元老院議長を務める。
<アリシア・デービス、ベティ・デービス、シェリー・デービス>
ソフィアとオスカーの娘。
修司とドーラにとって、従姉妹にあたる。
アリシア・デービスは末席ながら財務相の秘書を務めている。
【ライト家】
オウゴウヌ王家における公爵家の一つ。
前女王、ブリジット・オウゴウヌが在位のときは、元老院議長を輩出した。
<セシリア・ライト>
祖母・マーガレットの妹。故人。
修司にとって、大叔母にあたる。
<アーサー・ライト>
前元老院議長。
レオ近衛師団長とトーマス公爵の父。
修司の父、普一に命を救われたらしい。
<トーマス・ライト>
ライト家の当主、つまり公爵。
修司の母・エリーゼとは同い年の従兄妹。小さい頃はよく遊んだらしい。
トーマスから見て、修司は従甥にあたる。
レオ近衛師団長の兄。
<コニー・ライト、イライザ・ライト>
トーマス公爵の妻と娘
イライザ・ライトは末席ながら外相の秘書を務める。
【アサル家】
オウゴウヌ王国における公爵家の一つ。
約200年前の大陸諸国の戦争で出兵を拒み、
公爵から伯爵への降格処分を受けた。
現当主ローガンの祖父と父の功績により、父の代で公爵に復帰。
<ローガン・アサル>
現アサル公爵家の当主。
オウゴウヌ王国の政治や行政に不満がある。
オウゴウヌ王家に忠誠をつくした祖父と父が大嫌い。
父を毒殺して、アサル公爵家を継承。
【オウゴウヌ軍関係者】
オウゴウヌ王国では、一旦軍に入れば、王女も平民も関係ない。
第一王女であるドーラにとって、上司は怖い存在。
【旧エリーゼ分隊メンバ】
30年前、修司の母・エリーゼが指揮していた分隊のメンバ。
30年前、修司の父・普一を警護していたらしい。
<ダグ・ハミルトン>
近衛師団で騎兵連隊長を務める。階級は少将。
修司の母、エリーゼが30年前、軍に所属していた頃の、
『エリーゼ分隊』の元メンバの一人。
身体強化の魔法を有する。
書類作業が苦手で、よく副官に押し付けて、
自分は逃げ出す。
その都度、レオ・オウゴウヌとクラリス・イングに叱られて、
娘のエイミー・ハミルトンはあきれている。
オウゴウヌ王国で最初のオフロードバイク操作者。
<ウオーレン・ウッドハウス>
近衛師団で魔法兵連隊長を務める。階級は少将。
修司の母、エリーゼが30年前、軍に所属していた頃の、
『エリーゼ分隊』の元メンバの一人。
30年前、ヒラリー・エイリーと共に、
修司の父、普一と特に親しかったらしい。
<ヒラリー・エイリー>
近衛師団で後方支援連隊長を務める。
全オウゴウヌ軍の軍医長も兼務。階級は少将。
修司の母、エリーゼが30年前、軍に所属していた頃の、
『エリーゼ分隊』の元メンバの一人。
修司の父、普一から調査を依頼された。
透視の魔法が扱えるため、
30年前、修司の父・普一はX線や超音波の代用として使った。
父・普一の医療を間近で見る機会が多く、
普一の医療を自然と覚えてしまったとのこと。
つまり、父・普一とは師匠と弟子の関係。
また、ウオーレン・ウッドハウスと共に、
30年前、修司の父、普一と特に親しかったらしい。
<クラリス・イング>
全オウゴウヌ軍の参謀総長を務める。階級は大将。
修司の母、エリーゼが30年前、軍に所属していた頃の、
『エリーゼ分隊』の元メンバの一人。
娘のルイス・イングと同じ飛行魔法を有するが、
使えない魔法として封印していた。
娘のルイス・イングから『腹黒狸』と言われている。
ワスイ帝国の脅威がオウゴウヌ王国に迫っており、
修司がオウゴウヌ王国に来た当初は最悪のタイミングと思っていたが、
もしかしたら絶妙のタイミングで来たかもしれないと思っている。
『エリーゼ分隊』の子供達が、『ドーラ分隊』に配属されていることを、
運命的なものを感じている。
【ドーラ分隊メンバ】
修司の許嫁、ドーラが指揮する分隊。修司の警護担当。
尉官が多く編成がいびつ。
おまけに近衛師団、騎兵連隊隷下なのに乗馬できないメンバが少なくない。
近衛師団の上層部の命じられ、自動車の教習を受けた。
修司の警護の他にも役目があるらしい。
<フレッド・ビーモント>
少尉。ドーラ分隊副長、後方支援科出身。
2m以内の物体を500mの範囲であれば、瞬間転移できる魔法を有する。
魔法兵に憧れたが、殺傷力のある魔法でないので、後方支援科に廻された。
ドローンの活用をドーラから命じられた。
<ヒュー・グラフトン>
少尉。歩兵科出身。
水の魔法が得意だが、殺傷力のある魔法でないので、歩兵科に廻された。
長距離無線通信設備の作成をドーラから命じられた。
<ジャクソン・ウッドハウス>
少尉。魔法兵科出身。
ウオーレン・ウッドハウス魔法兵連隊長の長男。
父親は厳密な意味で魔法兵ではないと言う。
騎乗できない。
雷の魔法が得意で、希望通り、魔法兵科に所属していた。
<ケント・フリートウッド>
准尉。魔法兵科出身。
騎乗できない。
火の魔法が得意で、希望通り、魔法兵科に所属していた。
<ローレンス・ボット>
曹長。
長く騎兵科に属し、ドーラが一番信頼している部下。
風の魔法が得意だが、巨大生物を吹き飛ばすだけの威力がなく、
騎兵科に廻された。
ダグ・ハミルトンの指導の下、オフロードバイクに乗車可能。
<ルイス・イング>
少尉。歩兵科出身。
クラリス・イング参謀総長の長女
クラリス参謀総長の娘と言われることが嫌。
母親、クラリス・イングを『腹黒狸』と呼ぶ。
騎乗できない。
ロケットエンジンかジェットエンジンの魔法を有するが、
基本的には空に飛ぶことしかできず、
『使い物にならない魔法』として封印してきた。
使えない魔法と言うことで、歩兵科に廻された。
オウゴウヌ王国最初のパラシュート操作者となった。
<エイミー・ハミルトン>
少尉。騎兵科出身。
ダグ・ハミルトン騎士連隊長の長女。
身体強化魔法を操ることができる。
希望通り、騎兵科に配属された。
書類作業が苦手で良く逃げ出す父親ダグ・ハミルトンにあきれている。
それ以外の部分は父親を尊敬しているとはドーラ談。
父親、ダグ・ハミルトンの指導の下、オフロードバイクに乗車可能。
<ベリンダ・ディーコン>
上等兵。騎兵科出身。
ドーラが二番目に信頼している部下。
冷却魔法が得意だが、モノを凍らすほどの力はない。
ダグ・ハミルトンの指導の下、オフロードバイクに乗車可能。
<ケイシー・アクロイド>
上等兵。後方支援兵科出身。
騎乗できない。
手のひらに乗るものを、どんな形にでも圧力を加えて変形させる、
空気の魔法を有する。
スクーターに乗車可能。
【内閣メンバ】
オウゴウヌ王国の貴族は上から
公爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵の5段階に別れるが、
富と権力が集中しないよう、
公爵からは内閣メンバは通常選出されない。
一方で元老院で公爵と渡り合う必要もあり、
主要閣僚である宰相と外相と財務相は、伯爵から選出される通例となっている。
<ジョージ・ロビンソン>
宰相、伯爵。
<アースキン・バーナード>
財務相、伯爵。
<ドム・タイナー>
産業農林相、子爵。
<フランクリン・クーパー>
軍事大臣、子爵。
<ジョシュア・アクトン>
教育相、男爵。
<アーネスト・ヘイズ>
労働保健相、男爵。
<ブレント・レイ>
王室調査室長、男爵
王室調査室は女王直轄の組織で、国内外の諜報活動を行う。
【王立オウゴウヌ大学関係者】
<カドワダドル・ウッドヴィル>
大学で理学を教える教授。
修司の所属する研究室の長。
修司の父、普一から理学に関する調査を依頼された。
<クラレンス・キャラック>
主人公修司が属する研究室の学生。
カドワダドル教授曰く、研究室メンバの中では抜きんでた存在。
1年後、修司が日本に帰った後、修司の研究を引き継ぐ予定。
<ルーク・ハーディング>
大学で医学を教える教授。
今はオウゴウヌ大学にいるが、
30年前は修司の父・普一と王立オウゴウヌ病院で共に働いた。
修司の父、普一から医学に関する調査を依頼された。
<バチャール・アスター>
学長
<パスカル・ノット>
大学で農学を教える教授。
修司の父、普一から農学に関する調査を依頼された。
【ガエリア教関係者】
<メルヴィン・リントン>
オウゴウヌ王国のガエリア教を総べる司教。
いつもは首都レワヅワの最も大きな教会にいる。
修司の祖母・マーガレットの納骨式に祈りをささげた。
【和泉家】
30年周期で長男をオウゴウヌ王国に1年留学し、
オウゴウヌ家の女性と結婚し戻ってくるしきたりがある。
120年にわたり、オウゴウヌ家の女性と結婚して来たので、
すっかりオウゴウヌ家の西洋人の風貌に家族全員がなっている。
戦前、戦中は『敵性外国人』と疑われ、ひどい偏見と差別にあった。
和泉家直系男子とその妻には信じられない幸運があるが、
和泉家を攻撃したり、陥れたりするとタタラレル、
近所の人曰く、『バカツキとタタリの家』。
家は広い敷地があるが、うっかり泥棒に入ろうものなら、
その泥棒は両足骨折してタタラレル。
<和泉 普一>
主人公修司の父。
30年前、オウゴウヌ王国に行き、
29年前、母エリーゼと結婚して日本に戻ってきた。
大きな病院で外科の勤務医として働いている。
修司のように、西洋人の風貌をしている。
災害があると、派遣医師にいつも応募し、子供達の憧れである。
修司の祖母・マーガレット(つまり普一の母)の死因について仮説があり、
それを修司に確かめるよう頼んでいる。
また、それに必要な精密計測機器も、オウゴウヌ王国への土産として選んだ。
30年前、オウゴウヌ王国言った際、
彼の祖父・正志と祖母・アナースターシアの遺骨を、
オウゴウヌ王国の王家の墓に納骨した。
<和泉・オウゴウヌ・エリーゼ>
主人公修司の母。29年前、普一と結婚し、
オウゴウヌ王国から日本にやってきた。
美人だが、何度もグーパンチで家族を殴った、暴君。
笑い声は「カカカ!」。
和泉家に入った泥棒を、タタラレて両足骨折して動けなくなっているのに、
殴る・蹴るの暴行を行い、挙句の果て、片腕を折ったことがことがある。
偶然、見かけたひったくりを、追いかけて捕まえ、ボコボコに殴って蹴って、
片足と片腕を折ったことがある。
近くの警察署では超有名な『困った人』。
酒に酔うと、
「私は世が世なら、母国で女王になっていたんだ。
だから私を『女王陛下』とお呼び!」
が口癖。
ただし、日頃の行動から、子供達は信じちゃいない。
主人公の修司が物理学の研究者になりたいと言った時は、
修司を殴って反対したが、創造神ガエリアに諭され、
修司の希望を受け入れる。
30年前、自身が率いていた分隊メンバの一人であるレオを、
妹アンの王配として推薦した。
<和泉 賢治>
主人公修司の祖父。
60年前、オウゴウヌ王国に行き、
59年前、マーガレットと結婚して、日本に戻ってきた。
現役の頃は化学プラント技術者だったらしいが、
主人公の修司が物心ついたころには引退していた。
60年前、オウゴウヌ王国に強化プラスチックの技術をもたらした。
妻、マーガレットが亡くなった時は、
「帰るときに『守る』って誓ったのに、守り切れなかった~!」
と泣き叫んだ。
60年前、オウゴウヌ王国に行った時、大量の土産を持っていった。
その際、当時のオウゴウヌ王国女王、チェルシーに、
彼の祖父・洋治と祖母・ヘレナの遺骨を、
オウゴウヌ王国に納骨したいと頼み込んだ。
30年前、息子の普一がオウゴウヌ王国に行った時の土産に、
アルミボディやアルミブロックエンジンや強化プラスチックボディで
作られた自動車を含めた。
オウゴウヌ王国で自動車生産を始めるきっかけを作った。
また、その土産に、セラミックスに関する技術を含め、
オウゴウヌ王国がセラミックス生産を始めるきっかけを作った。
戦前の生まれで、幼少期にあたる戦前と戦中、
西洋人のような風貌から、
『敵性外国人ではないか?』と疑われ、
ヒドイ差別とヒドイ偏見にあった経験がある。
<和泉・オウゴウヌ・マーガレット>
主人公修司の祖母で、59年前、オウゴウヌ王国から日本にやってきた。
母・エリーゼと同様、世が世なら、女王になっていたらしい。
5年前に死去した。
母・エリーゼにとって、義母であるのと同時に、伯母でもある。
晩年は肝機能障害や腎機能の低下に、吐き気や嘔吐、不整脈に苦しんだ。
<和泉 幸一>
主人公修司の2歳下の弟、修司と同じ西洋人の風貌をしている。
父・普一に憧れ、医師になった。
風貌から、モデルとしてスカウトされたこともある。
勤め先の病院の女性患者や看護師にモテるらしい。
ただし、とてもきれいな恋人がいる。
和泉家の『バカツキ』の恩恵は得られない。
<和泉 倫子>
主人公修司の4歳下の妹、修司と同じ西洋人の風貌をしている。
父・普一に憧れ、医師を目指し、大学で医学を学んでいる。
風貌から、モデルとしてスカウトされたこともある。
とてもカッコいい恋人がいるが、言い寄る男性が多くて困っている。
和泉家の『バカツキ』の恩恵は得られない。
<和泉 将司>
主人公修司の叔父、父・普一の弟。
会社経営、オウゴウヌ王国への土産は彼の会社経由で購入した。
彼の母、マーガレットをオウゴウヌ王国に納骨したいため、
オウゴウヌ王国への土産購入を手伝った。
本人曰く、「和泉家の経済感覚に毒された」ため、何度も経営が傾いた。
主人公修司の祖父・賢治と祖母マーガレットの多額の援助で、
最近ようやく経営が軌道に乗った。
「和泉家の経済感覚に毒されるな」と、
主人公修司の弟・幸一と妹・倫子に、何度も注意している。
<久島 智子>
主人公修司の叔母、父・普一の弟。
農業法人を経営しているが、将司と同じで、
「和泉家の経済感覚に毒された」ため、何度も経営が傾いた。
将司と同様、主人公修司の祖父・賢治と祖母マーガレットのの多額の援助で、
最近ようやく経営が軌道に乗った。
将司と同様、「和泉家の経済感覚に毒されるな」と、
主人公修司の弟・幸一と妹・倫子に、何度も注意している。
将司と同様、彼女の母、マーガレットをオウゴウヌ王国に納骨したいため、
オウゴウヌ王国への土産購入を手伝った。
<和泉 洋治>
120年前、和泉家から最初にオウゴウヌ王国に行った、和泉家の祖先
主人公修司の高祖父
亡くなる寸前に、大変苦労した、彼の妻であるヘレナの遺骨だけでも、
オウゴウヌ王国に返してあげたいと言葉を残す。
オウゴウヌ王国にアルミニウムの生産方法をもたらした。
<和泉・オウゴウヌ・ヘレナ>
119年前、オウゴウヌ王国から日本に、最初にやってきた女性
主人公修司の高祖母
夫の洋治曰く、『大変な苦労をした』らしく、
孫の賢治が祖国・オウゴウヌ王国に遺骨を持って行った。
これが、和泉家の墓がオウゴウヌ王国にあるキッカケである。
<和泉 正志>
90年前、和泉家から2番目にオウゴウヌ王国に行った、和泉家の祖先
主人公修司の曽祖父
オウゴウヌ王国に来た90年前、発電技術をもたらした。
60年前、賢治がオウゴウヌ王国に行く際、
妻、アナースターシアと共に、土産の内容を考えた。
<和泉・オウゴウヌ・アナースターシア>
89年前、オウゴウヌ王国から日本に、2番目にやってきた女性
主人公修司の曾祖母
【堤家】
代々代議士を輩出し、和泉家とは100年以上の付き合い。
戦前と戦中、和泉家はヒドイ偏見や迫害を受けた。
それを当時の堤家の当主で代議士だった曾祖父が守った。
それ以来、和泉家は堤家に恩義を感じている。
選挙区の区割り変更で、和泉家は堤家の選挙区にはない。
でも和泉家は堤家への、毎年の政治献金は欠かさないし、
毎年正月の挨拶も欠かさない。
一方、和泉家を守った報酬で、
堤家には莫大な報酬がツキとしてもたらされている。
政界では『幸運の一家』と言われている。
だが、それは和泉家を守ったことの報酬。
堤家内部では『和泉家を手放すな!』を引き継いでいる。
<堤 健一>
主要閣僚や与党執行部を務めたこともある、
ベテランではあるが、与党の重鎮。
ただし、党の規約により、次の選挙には出ない予定。
自分のツキを、息子の典弘に移そうと考えている。
<堤 典弘>
堤健一の息子で、堤健一代議士の秘書を務める。
引退する父、健一の代わりに、次の選挙に立候補する予定。
【前橋家】
代々法律家を輩出し、和泉家とは100年以上の付き合い。
和泉家は毎年顧問料を払う、顧問弁護士。
堤家と同様に、和泉家に対する戦前と戦中の偏見や迫害から守った。
<前橋 進>
和泉家の現顧問弁護士
<前橋 涼子>
前橋進の娘、弁護士
【高畑家】
和泉家はバカツキによる副収入が多いため、
毎年の納税について、顧問料を払って相談に乗ってもらっている。
<高畑 慎吾>
和泉家の現顧問税理士
<高畑 一樹>
高畑慎吾の息子、税理士
【アシエシア大陸諸国】
約200年前、異端国家とされたオウゴウヌ王国に侵攻した。
オウゴウヌ王国はこの戦争に勝利したものの、
和平を結んでおらず、国際政治上は戦争状態が続いている。
当時の敵国はオウゴウヌ王国であったが、
現在の敵国はワスイ帝国に代わっている。
ワスイ帝国は強大で、オウゴウヌ王国を除く、大陸諸国が結集して、
ようやく五分で、オウゴウヌ王国に構っている余裕はない。
【ガエリア教皇国】
オウゴウヌ王国が異世界の知識や技術を導入していることを、
かなり昔から問題視していた。
ついに、約200年前、オウゴウヌ王国を異端国家とし、
討ち滅ぼせと、大陸諸国に檄を飛ばした。
この戦争に負けたが、
ガエリア教皇国はオウゴウヌ王国の屈服をあきらめていない。
軍事力ではオウゴウヌ王国に勝てないので、
オウゴウヌ王国への政治工作を行っている。
【ピレアスワ王国】
大陸諸国連合の中では、比較的大きな国で、比較的強大な国。
ただし、単体ではワスイ帝国に敵わない。
ワスイ帝国と国境を接し、大陸諸国連合にとって、
ワスイ帝国に対する防波堤の役割を果たしている。
プレアスワ王国は一枚岩ではなく、
大陸諸国連合の一員として自主独立を保とうとする連合派と、
ワスイ帝国に従属しようとする従属派が、激しく対立している
<アロイス・ピレアスワ>
現国王、連合派
死の床についている。
<カミル・ピレアスワ>
王太子、従属派
【ワスイ帝国】
アシエシア大陸の最も北にあり、最も広い領土と、最大人口を有する強国
伝統的に南進政策をとり、
隙あれば、ワスイ帝国より南の中小国家を飲み込もうと、
虎視眈々と狙っている。
特にこの10年、南進政策を『強引に』進めている
【その他】
<海原 智>
和泉家が居住する都市の市長
<創造神ガエリア>
主人公修司が物理学の研究者を志した時、
猛反対した母・エリーゼを説得した。
どうも、父・普一が医者を志した時、
猛反対した祖母・マーガレットを説得したらしい。
オウゴウヌ王国と和泉家を繋ぐため、多くの手助けをした。
エリーゼとドーラしか、その姿を見たことがない。
その姿は15歳の少女のよう。
オウゴウヌ王国の人は魔法を操ることができるが、
それは創造神ガエリアの大いなる力をちょっとだけ、分けて行うもの
通常は、
創造神ガエリア様の大いなる力の一部が蓄えられている『聖なる岩』に、
左手をかざして、大いなる力のほんの一部を受け取り、
右下腹部のある器官に一時保管する。
次に、右下腹部にある器官に一時保管された創造神ガエリアの力を用いて、
右手から魔法として放出する。
比較的小さな魔法であれば、右下腹部にある器官の保管量で十分なため、
左手を『聖なる岩』に添える必要などない。
比較的大きな魔法は、右下腹部にある器官の保管量では不十分なため、
左手を『聖なる岩』に添えながら、右手から魔法を放出する必要がある。
ただし、そんな大きな魔法は人体の負担がとても重い。
ドーラ、シャーロット、オリビアの3姉妹は、大きな魔法を連発し、
下腹部の痛みと吐き気に悩まされた。
極大魔法等の、『聖なる岩』に保管されている力だけでは不十分な場合は、
創造神ガエリアから直接力を注ぎこむ必要がある。
当然魔法による人体の負担は極めて重く、
ドーラは結果として魔法器官を失った。
今話にて、『第4章 始動、そして模索』は完です。
次話から第5章が始まります。
第5章も1日1回更新します。
次話は2026/4/9 0時に更新予定です。




