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2 雨の夜の記憶
季節の変わり目――、
この雨が上がればまた衣替えをする、そんな日の夜――
中々寝付けず、布団の中でケータイを弄っている。
(眠気が来ん……気圧の所為か?)
外で降るザァーっという音は、何故か落ち着く――
「ん? あのアーティストがトレンド入り!……見よ」
――、
「♪ いい曲~」
時折強くなる風と雨が、視線をカーテンに向かわせた。
「……今何時だ?」
視線を再びケータイに。
AM4:44
「げっ! 死死死!? うわー何か冷えてきた……」
多分雨の所為だ、うん。
――、
お腹もすいてきた。早めの朝食だ。
最近のポットは、直ぐに沸くから便利だ。
冷えたお米をレンチンして、上に納豆をぶっかけて……即席の味噌汁!
「いっただっきまーす……あーこれが一番だぁ!」
まだ外は降ってる。暗い……日の出はまだ先だ。
「あ……」
瞼が重くなってきた。
(今日……予定、あるのに……この、タイミングで……ZZZ)
雨の夜の記憶、イマ子の記憶――。




