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全世界(全てが存在する世界)  作者: スプリンクラー
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12/17

湖から始まる世界①

大変お待たせしました。

やっとこさ更新出来ました。

最近死ぬほど暑くて死にそうになりながら、風を引きました。

外は暑いのに部屋をキンキンに冷やした為と思われます。今後は、療養し引きこもりたいと思います。

空は雲が無く晴れ渡り太陽の光が直接、緑ある大地に突き刺さる。草木は、陽の光を浴び成長する。そして、成長した草木を、草食動物が草食しそれを肉食する肉食動物たち。これが一般的な食物連鎖と言う流れだ。

この世には、その最下層の草木が生えない場所が存在する。草木は根を張らなければ生きていけない。だから根を張るために土が必要である。よって、石や岩に根付く事は基本的に無い。土があっても草木が生えない場所それは、池や湖の底がそうだ。水深が浅ければ水草など生えるだろうが、水深が深い所、強いて言えば10mほど深くなると植物は圧倒的になくなる。木が近くにあれば、折れた枝などが水を吸って水底まで落ちていたりするぐらい。

そんな草木も生えない湖の底にひとりの男が倒れていた。

突き刺さる陽の光を浴びてゆっくりと意識が覚醒していく。

男は上体を起こし現状確認をする為に周りを見渡す。

場所はどうやら池の側で自身は泥で泥だらけ、そして動くたびに視線が下がっていく。ゆっくりではあるが自身の動きに連動して地面が柔らかく包んで行く。


「???」


男は、何故今の状況に発展したのか記憶を探る。そして考えることをやめた。お腹の虫が騒いだ為思考をやめたのである。

ズボンを叩き手応えを感じ、1/3ほど泥で埋まったポケットから厚みのある物を取り出す。

お財布がポケットから出てきた。すぐさま中身を確認すると、紙幣が一枚と、硬貨が数枚合わせて1,651円になった。1食や2食分ぐらいになる金額であったためそのまま立ち上がる。


「コンビニとか近くにあると良いだけど。。。」


地面の泥は、底なしでは無いらしくある程度深くは有ったが、底もあった。汚れたズボンを軽くはたき泥を落とそうとするが殆ど効果が得られず、結局泥まみれのままポケットに財布を戻した。

足は泥にとられ思うように前に進まない。一歩一歩“ギュッポン”“ギュッポン”と音を立てながら泥の無い方へ進む。10分程歩くと泥の深さが下がりある程度普通に歩けるようになっていた。そして、愕然と肩を落とす。


「何処だよここ。。。」


心の声が口から漏れてしまう。

泥はなくなり柔らかい草を踏みしめ周囲を確認すると周りは”木“”木“”木“普通の人はきっとこの場所をこう言う。


「何も無い森じゃん。」


男は、周りに買い物できる店が皆無な事を自然に悟。男は咄嗟に(池に戻って釣るか?)と考えたが即却下した。魚を釣るにしても必要な道具がないからである。最低限必要なものとして釣り糸と釣り針が必要で、竿はそこまで重要では無い。

最悪そこら辺の木の枝で代用できる。餌も最悪なくても釣れない事はない。(釣れるとは言ってない)

男の所持品にそんなものは無かった。したがって今男にできる事は、池の周りを周りながら新しい情報を得る事である。

遭難した時に一番大事なのは水の確保、二番目に大事なのが食料の確保である。水は、池がある為そこで補充できるが、携行できる水筒などは持っていない。

よって、池から離れるのは得策ではない。でも、所詮は池の水。何が入っているか分からない。出来れば飲みたくはない。何も見つからず、本当の最終手段で飲む命の水としての考えていた。出来れば川や滝の水の方が衛生面的にも飲めそうな気がする。

泥の無くなった場所から池を確認すると、本来の池自体の面積は相当な大きさだったと見られる。池より泥の部分が大きく、泥の至る所に水溜りが出来ていた。雨が降って泥濘んだと考えるよりも、水が引いて底が見えたと考えた方が自然なぐらい。数旬思考を巡らせ、一歩一歩また歩き始めた。お腹の虫を退治する為食料になる物を探しに。

1時間以上歩いたが、新しい物は何も見つからなかった。いっそのことそこら辺に生えている雑草食った方が早いんじゃないか?と思うほど成果は何も無かった。最後に食事をしてから今までどれだけ時間があったか分からないが、今の空腹加減であれば、野ウサギすら生で頭から被りつける自信があった。そんな事を頭で考えて歩いていると大きな木の麓にある腰ぐらいの高さの雑木が音を立てて揺れ始めた。


「ごめんなさい!生は無理です!」


咄嗟に意味の分からない言葉が口から漏れる。

そして音を立てていた雑木から生き物が飛び出してくる。


「はぁ?」


男は出来た生物を見て間の抜けた声を上げる。その生物は、食べれるか?”多分NO”見た事はあるか?“NO”を頭の中で問答する。

出てきた生物は、見た事ない形をしており食に向かなそうな形をしている。見た目は完全に蜘蛛で大きさは、存在してはいけないレベルの1mないぐらいの大きさだった。色も多彩で腹の部分に模様が描かれている。その模様も、流動的で時間とともに形を変える。男は記憶を辿る。


(蜘蛛って確か、足を抜いて毛を剃れば頭以外たべれるんじゃ?)


男が食に関して思考を巡らしていると、蜘蛛の8個の目と視線が交わるのが分かった。なぜ分かったかと言うと、視線が交わった瞬間背筋が跳ね、膝が震えだしたからだ。

人はそれを“恐怖”と言う。

身体が震え出し突然体を支配する恐怖。

身近にいる小さな蜘蛛を想像していた為現れた蜘蛛の大きさと一目で分かる捕食者の面構えに恐怖を感じる。実際は、別の部分が推し量った結果による生命的な恐怖なのだが、男は知る由もなかった。

蜘蛛と言う動物は、動いているものに反応する事で知られている。獲物が動いた時に発生する僅かな風を無数に生えている体毛で感知し飛びかかる習性を持っている。

ただこの大きな蜘蛛は、敏感で男が発している震えすら感知していた。

感知していたにも関わらず、跳びかからなかったのは当の男が怯えているのが分かったからだ。

優しさで飛びかからないのではなく、獲物を追い詰めたと確信した事により飛びかかる必要がないからである。そして一歩一歩不思議な音を立てて着実に近付く蜘蛛。

男は恐怖を感じて後ずさりをするが、恐怖のせいか歩幅が狭くなっている。


「クモさ〜ん。ボクは美味しくないですよ〜。。。」


助けを乞うように囁きながら後ずさりを繰り返す。

しかし蜘蛛の歩幅と後ずさりしている歩幅には歴然の差があった。

大きな蜘蛛は“チャキ””チャキ“と顎を鳴らしながら近づいてくる。

男は後ずさりを繰り返していると、踵に感触を感じ一度肩が跳ねる。

ゆっくりと蜘蛛を警戒させないように、踵に触れたものを確認すると、長さ30cmほどの枯れ枝が転がっていた。

男は咄嗟にしゃがみこむようにその枯れ枝を拾い上げ蜘蛛に向ける。

しかしその咄嗟の動きを体毛で感知して逃すまいと、一瞬で距離を詰める。しゃがんだのが良かったのか蜘蛛は頭上を越えて後方に飛んで行った。

だがさっきより格段に近くなり手を伸ばさなくても、触れる位置に来てしまっていた。蜘蛛はすぐさま振り返り、前足2本を大きく上げて捕獲の体制に入る。


「うぉい!!」


それを目の当たりにして、男は持っていた枯れ枝だったものを声を上げながら振る。

ただし手応えは何もなかった。がむしゃらに振ったハズの枯れ枝は、先ほどの飛びつきの際に噛み砕かれていた。蜘蛛の顎に枯れ枝の破片が付いていた。

手のひらに収まってしまうそんな枯れ枝だったものを握りしめ、握力で砕けてしまいそうだった。

蜘蛛の天高く上げられた二本の脚が凄まじい速度で振り下ろされる。振り下ろされた二本の足は男の肩に突き刺さる。


「いった〜〜!!!!」


男は痛みに耐えられず声が出てしまう。

痛みの反動か、反射的に枯れ枝だったものを握り締めていた拳を大きな蜘蛛めがけ走らせていた。

きっと防衛本能によるものであろう。黙って食われるよりも、相手を怯ませて逃げようと考えるよりも先に体が実行したのである。

振られた拳は、蜘蛛の側頭部辺りに当たる。

殴る威力は、手になにかを握っていると威力がます。出来れば石など硬い物の方が断然威力が上がる。しかし今持っているのは、枯れ枝の一部分に過ぎない。されど、枯れ枝の一部分とは言え何か握っている状態で殴っている為、なにも握っていない時よりも威力は増しているハズである。にも関わらず、殴られた蜘蛛は、微動だにせず全く怯まなかった。

そして、殴ったところから数字のような記号が浮き上がり消えていった。

最近やっと、ついったあ成る物を手を出しました。

細々と更新していきますので、フォローなどして頂けると嬉しいです。

@supurinnkuraaa で出てきます。(きっと)

今後の更新は、基本的に月曜日に更新したいと思っています。また来週よろしくお願いします。

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