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全世界(全てが存在する世界)  作者: スプリンクラー
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11/17

◼️◼️とじじいの世界②

大変遅くなりました。申し訳ないとは思っています。

最近、投稿遅れが酷くなって来ているのでツイッターを始めようと調整しています。ツイッターを始める理由としまして、投稿予告が出来る事と、ツイッターを通してより多くの方に知って頂き見てもらいたいってのが全てになります。ツイッターが完成しましたら、また連絡したいと思います。

6枚の結晶が一枚一枚翼の形を型取り、広大に展開する。展開した結晶は、赤く果てしなく輝く。そして、ノーマと名乗る人物は、人の形をやめた。人をやめた先は悪魔のように凶々しく歪に形を変え翼に合わせて身体も大きく変えた。基本カラーは白色で統一され、瞳は果てしなく血の色に近い紅色に揺らいでいた。


「き、キ、、貴様如きが、この、、この 、、オレ様を 、、あし、足、脚、足蹴にーーーーーーーーーーーーーーー!」


溢れ出る激情が結晶に影響し、翼を歪め、輝きを鈍らせる。


「はぁ〜」


老人は、一つため息を吐く。生えてきた手で一つ指を鳴らす。

音と同時に、足元の至る所に魔法陣が浮かび上がる。

浮かび上がった魔法陣から数多の武器が生えるように出現する。大きさも大小様々で、小さいもので針、大きいもので10m起こす装飾をふんだんに盛り込んだ大剣まで。種類も様々で刀剣以外に、鈍器や弓矢などバリエーションに富んでいた。


「戦力差が酷いのでハンディキャップです」


ハンディキャップとは、競い合い時にいい勝負になるように強い方に枷を付けることである。


「オイ!オイ!!オイ!!!勝手に話を進めるなよ!!!!誰がそんなこと許した!!!!貴様はこれからオレ様に成すすべ無くぐちゃぐちゃにされるんだよ!!!!上の話なんか知るもんか!!!!お前はここでぶっ殺す!!!!」


ノーマは凶々しく歪んだ顔を老人に近づけて絶叫する。それに対して老人は眉ひとつ動かし催促を促す。


「お好きにお使いください」


ノーマは耳を疑った。この老人は、6枚の結晶を展開し完全変態を終えた自分に向かって“お前の方が弱いから武器を使え”と言い出したのだ。一瞬理解できず固まる。そして理解した瞬間怒りが爆発した。


「キ!サ!マ!!!!!!!!」


ノーマの遠吠えが戦いの引き金になる。

歪んだ口を最大まで開き真っ白い光を勢いよく吐き出す。さながらレーザーの様に真っ直ぐに伸び触れた先を焦土とかす。首を動かしレーザーの様な光を老人にぶつける。老人は、避ける動作をせず全身を覆うような攻撃を当たり前のように受ける。そして、何事もなかったように光から歩いて現れる。傷ひとつなく汚れも付いてない綺麗な状態で歩いて距離詰めていく。

ノーマは、やはり理解できないでいる。自分の攻撃を食らって無傷で闊歩する存在を見て無意識に理解を拒んでしまっていた。


「なんなんだ貴様は!砕けちれよ!」


光り輝く巨拳を勢い良く振りかぶり老人に叩きつける。激しい衝撃音が炸裂し、爆音として辺りに轟く。地面が衝撃に耐えられず砕け、隆起し地形が変わる。

隕石並みの一撃を放ったノーマは、手応えを感じ歪んだ笑みをこぼす。


「だ〜はっはっはっは♬あ〜あ、壊れちゃった♬」


部分的にでは無く見渡す限りの景色が影響を受けるほどの一撃、その結果を見て巨大な化け物は嬉しそうに高笑いをする。


「やれやれ、服が汚れるかと思いましたよ」


地面に突き刺さる腕から声が聞こえてきた。その声は不思議なことに身嗜みを気にかけている。

これだけの惨状で無事でいられるはずがない。


「邪魔ですね〜」


またひとつ声が聞こえて間もなく先の爆音と同じぐらいの音が、地面に突き刺さっている巨腕から響く。過去に一度たりとも経験したことの無い痛みが巨腕に轟き爆発する。


「ぅがーーーーー!!!!!!」


無くなった腕を惜しむように、残った巨腕で傷口を抑える。しかし、傷口は大きく手で押さえても隙間から真っ紅な血液が噴き出る。腕が無くなった衝撃と激しい激痛が、無意識に一歩二歩と後退させる。


「お前何なんだよー!!!何で潰れないんだ!!!」


体格差は確実、背中の結晶も展開して全力以上の力を持って攻撃したにも関わらず向こうは。。。


「ふ〜ん」


と、片腕の老人は鼻息一つ吐いて姿勢良く立っていた。


「これが力の差って奴ですかね?」


肩に乗っている僅かな埃を払いそれからまた歩き出す。大きな大きな化け物に向かって。


「ふざけるなーーーー!!!!」


巨大な化け物は、吼える。そして、六つの翼が今までにない輝きを放つ。輝く翼一つ一つに巨大な魔法陣が浮かび上がる。色も様々で、赤、青、緑、黄、茶、紫の6色。

赤=火 青=水 黄=雷 茶=大地 緑=気体 紫=重力

赤、青、黄、茶の基本4大属性に概念のみしか存在しない非可視属性の緑と紫の二色、合わせて6色である。

6色全ての魔法陣が属性が違うためそれぞれ印された文様が異なる。

魔法陣全てが輝き、輝きの強さの分だけ魔力が溜まっていく。


「もぉ〜〜ダメだ!我慢できない!消えろ!消えろ!!消えて、概念から消滅しちゃえよ」


6つの光り輝く魔法陣が白い化け物の前に重なり1つの魔法陣になる。化け物は、大きな口を開け先程の白い閃光を魔法陣に向けて放つ。

魔法陣は白い閃光を受け練り上げられた魔力と合わせ、威力、大きさ、速度を数十倍に跳ね上げる。その威力は、簡単に星を貫通させるほどだ。

それ程の物を老人に向かって打ち込む。

たった1人の人間を消し去るためだけに。


「これで全力ですか?」


果てしない威力を持った閃光は老人に触れることなく老人の前に留まる。

魔法陣の光が消え閃光は打ち止めとなる。老人の前に吸い寄せられるように全ての閃光が集まり球体を形成する。吸われた結果なのか、化け物の背中の結晶が灰色に燻り光を失う。


「な、な、、何をしたーーーーーー!!!!!!!!」


灰色の翼は、こころなしか小さくなっている。化け物のは今置かれている状況が理解できない。怒った現象が理解できない。老人が無傷でで居ることが理解できない。老人の前の球体が理解できない。


「では」


老人は、囁くように言葉を紡ぐ。


「リフレクション」


老人の言葉に連動して球体から凄まじい閃光が化け物に向かって解き放たれる。

リフレクションとは、初級の魔法で簡単な魔法を弾き返す魔法である。初級の魔法なのである程度熟練を積めば誰にでも使える初心者向けの魔法で化け物の最大の一撃を打ち返したのだ。


「ふ、っふざけ。。。」


化け物は先程の一撃による反動で凄まじい疲労感により思うように動けなかった。迫り来る閃光を避けることができず残った巨腕で顔を守ることしかできなかった。

老人の前にあった白い球体も全て使い尽くし閃光は全て虚空に消えた。

残ったのは、老人と化け物の形を保てなくなり人型に戻ったノーマの2人だけで、人型になっても先程の閃光を受け体の半分以上が消滅していた。右肩から左の腰までを境に上半身を残して倒れている。左腕も肩を残し無くなっていた。傷口からの出血はなかった。口から血を噴き出しながら荒い呼吸を繰り返す。


「ぜぇ。。。はぁ。。。ぜぇ。。。はぁ。。。ぜぇ。。。はぁ。。。ぜぇ。。。はぁ。。。」


何度も息を吸い、絡んだ血を咳とともに吐き出す。そんなことを繰り返すと、いつの間にかに老人が側まで近づいていた。


「それでは、最後の質問です」


老人は、淡々と質問を投げる。


「私のお嬢様はどこですか?」


「ぜぇ。。。はぁ。。。ぜぇ。。。はぁ。。。し、知らない。。。」


半分になった少年は絶え絶えに答える。


「そうですか、では最初に言ったことを覚えていますか?」


「ぜぇ。。。はぁ。。。ぜぇ。。。はぁ。。。」


半分になった少年は、何を言っているのか理解できず答えが返せなかった。


「こちらの要件は済んだので、相応の報いって奴を受けてください」


老人は1つ笑顔を作り、握手をするように少年の胸に指をあてがう。


「ぜぇ。。。はぁ。。。な、。。。ぜぇ。。。はぁ。。。何を?。。。ぜぇ。。。はぁ。。。」


荒れる呼吸の合間に質問をする。


「簡単なことです。生きながらに心臓を抜き取るそれだけの事です」


冷酷にそして楽しそうに説明をする。


「ゆっくり手を入れて心臓を掴み、脈を感じながら引き抜く。もちろん、抜く時もゆっくりで。痛みと恐怖で失禁しないで下さいね。おや?そんな心配不要でしたね。下半身が無くなってましたね」


老人は饒舌に言葉を並べる。そして、行われる死刑執行。老人の指がゆっくりと少年の胸に突き刺さり徐々に奥に入っていく。


「がー!!あ゛ーーー!!!!」


痛みと恐怖で、言葉にならない叫びがこだまする。

ゆっくり奥へと突き進み、心臓に到達し鷲掴みする。

手のひらに伝わる鼓動。掴まれているのがわかる恐怖で、鼓動が加速する。


「では、本当に最後の質問です。わ、た、し、の、お嬢様は何処ですか?」


ここまで来て次は全てにおいて存在しない、させないと最後通告としての最後の質問に少年は絶え絶えに答える。


「あ゛ーーー、場所は、、、ほんとに、、知らない、、、はぁーーー、、向こうの、、、次元の、、、どっかに、、」


老人の腕が少年から離れようとする。それを感じ少年は焦りながら答える。


「ほんとに、、、わからないんだ、、、、、行った先は選べないから、、、うそじゃない、、、ほんとだ!」


懇願するような顔をする少年を見て老人は、数瞬動きを止める。

そして、握り潰した。


動かなくなった少年から、腕を引き抜き一度腕を振る。降った勢いで手に着いていた血液が全て地面に飛び散る。


「では、八つ当たりも済んだので行きますか。。。」


老人は、寂しく独り言をつぶやき行動に移す。

指を1つ鳴らしゲートが現れる。

現れたゲートに躊躇わず歩を進めゲートに入っていく。ゲートを越えた先は数多の星が輝く夜空であった。足元は広大な大地が広がっている。

老人は、1人囁く。


「現れよ、我が眷属よ、そして主人が願いを叶えよ」


星たちの光によってできた老人の影が大きく広がりそこから数え切れないほどの影が飛び出てくる。そして星てらす大地に闇とともに消えていく。


「今、迎えに行きます」


老人は主人の為、少女の為決意を固め、星明かりの美しい世界を歩き出す。

台風くるって言ってたのに消えてしまって少し残念に思う今日この頃です。昔から台風が来たら、外に出てその猛威を肌で感じるのが好きな子でした。

そんなことはどうでもよくて、次回こそは、日曜日中に投稿したいと思っています。

何卒よろしくお願いします。

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