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全世界(全てが存在する世界)  作者: スプリンクラー
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10/17

◼️◼️とじじいの世界①

遅くなりましてごめんなさい。

やっぱし物語を作るのは、なかなか難しいです。

展開やセリフなんかは、頭にあるのに物語として書こうとすると思ってる通りに動いてくれなくてかなり手こずってしまいました。

見渡す限り何も無く、音すら飲み込んでしまいそうな空間に人が1人佇んでいる。

先ほどまで襲われていた亀裂の発生していた空間は、全てが消滅し自身のみが取り残されてしまった。

残された者は、怒りを押し殺し声を押し殺し獣のように牙をむき出しにする。

自身から込み上げる怒りの感情で気がおかしくなりそうになりながら必死に抗う。

見る者によっては、既に人に見えていないかもしれない。それほどの怒りを内包し発散するすべが見つからない。無いことはないが、それにぶつけてしまうと少女との約束が守れなくなってしまう。

何もしない、何も出来ない状況が無駄に時間を浪費する。無駄に時間を浪費しても、感情が和らぐことが無かった。


「いや〜〜、残念だったっすね」


静寂の中から、声を掛けられた。

声の感じから判断して、性別は男で若者と言っていいぐらいの感じがした。

魔法かなんかの類いなのかすぐ後ろから声が聞こえるが、背後に気配は全く感じられなかった。


「悲し〜悲し〜お別れでっしたね。自分、ちょっと泣けてきちゃいましたwww」


人を小馬鹿にするように、嘲笑うように語る。


「かなりビックリしたんすよ。アレを魔法なんかで砕いた時は驚愕物でしたよwww本当なら魔法なんか及ばない次元のやつなんすから」


老人は、体制を変えずだが聞きに入る。


「っま、代償はでかかった見たいっすけどwwwこれからどうすんすか?おまんまとか食べる時不便っすよ?もしかして、魔物らしく犬みたいにガツガツ系っすか?まじ草生えるっすwww」


老人の両の手は無くなっていた。

右手は、魔法を使いその代償として炭化し二の腕までが崩れ落ちていた。

左手は、少女に1秒でも長く付き添うため亀裂が閉じる時に切断された。

すぐ後ろから聞こえる声の主は、楽しそうに茶化し続ける。


「っあ!あんまり怒んないでくださいよ〜。自分のせいじゃないっすからね?これは、まじ運命って奴っすから。自然現象。起こるべきにして起こり得る事がただ起こっただけっす」


老人は、切断された左腕に視線を落とす。

切断された左腕に魔法陣が発生する。魔法陣が回転を始め光り輝くと切断された面から勢いよく生えるように腕が再生した。


「お〜〜!さすが化け物っす!」


生えてきた腕をなじませるように動かし動きの確認をする。


「そろそろ出てきてはくれませんかね?側から見て老人の独り言ほど悲しいものはないですからね」


老人がこの何も無くなった空間に入って初めて発した言葉だった。

老人の言葉に呼応するように直径2mくらいの白く発光する魔法陣が、空間に浮かび上がる。

魔法陣は回転を始め、白い円盤となりゆっくりと下へ降下を始める。

円盤の動きに合わせて1人の人間が現れる。


「じゃじゃじゃじゃ〜〜ん♬オレ様ちょ〜登場〜♬」


ヘンテコなポーズを決めながら出て来たその人は、少年と青年のちょうど間ぐらいの見た目で、白い衣装で身を包んでいた。しかしそんな事よりもっと気になるものが背中に付いていた。


「6枚となると、やはり神クラスでしたか」


少年とも青年とも見える者の背中に白く発光する結晶体が翼の形を模して背中に浮遊する。その数は、左右合わせて6枚になる。


「さすがに知ってたんすね♬じゃあ手短で。オレ様は、5年と11ヶ月前に6枚に、見事に、昇格して見せた驚天の申し子♬セレ・ディア・ノーマ様だ〜♬」


またヘンテコなポーズを決めるノーマと名乗る少年のような奴は、無駄に長い自己紹介を繰り出す。


「で?要件は何ですか?こんな事してまで呼び立てておいて、“お遊びでした”じゃすみませんよ?私の要件が済んだら、相応の覚悟してしておいてください」


老人は、ノーマと名乗る者に語りかける。語る言葉は、怒気が込められる。


「そんなに怒っても、ぜんっぜん怖くないよ〜♬強いって言ったって、所詮“元”魔王ごときになんか傷一つつけらんないっすよ♬なんてったって6枚っすから♬次元が違いすぎるっすよ♬次元が♬」


背中の結晶で出来てる翼が自慢らしく、ユサユサ揺らしながら全力で煽り倒す。


「ほ〜、知っておきながらこんな事を。。。」


老人は、生えてきた手で顎を撫でる。


「さっきも言ったんすけど、自然現象だって。。。もしかして、人の話聞かないタイプっすか?」


ノーマは、呆れを含んで愕然とする。頭を掻きながら応える。


「まぁ、いいか。ちゃんと説明はするっすよ♬一応それが、今回のオレ様のお仕事っすから♬まず、あの亀裂は回避不可能っす。あれも次元が違うやつっす。別の次元によって引き起こされ、る?カンショウが〜?え〜?向こうが?向こうに?ん〜?」


説明が苦手なのか、記憶力が残念なのか、説明位すると言っておきながら全く説明になっていない。


「っま!とりあえず、ここはオレ様が作った空間で、話をする為だけにここに呼んだ迄は分かったっすか?」


唐突に話が飛んだ。さっきまで言い淀んでいた説明とは支離滅裂に全く結び付かない話に繋がった。


「んで、アンタはその次元でとあるミッションをこなして欲しいっす」


話をつなげる気が無いまま話を続ける。


「ミッションと?」


「YES♬んで、そのミッションとは、全ての元凶を抹殺する事っす♬」


「抹殺とは、穏やかでは無いですね。それに元凶とは?」


老人は、気になった所を抜粋し質問で返した。


「嬢ちゃんと離れ離れになった原因っす。細かいところはわかんないっすけど、あの亀裂ができる原因らしいっすよ。天界では、その元凶の影響力は絶対的な脅威と判断されたらしく、存在する事自体を無くしたい見たいっす」


「であれば、こんな老いぼれで無く天界の人達でやれば良いでは?」


老人に何が出来るのか、抹殺なんて物騒な事求めるなら次元が違う自分で、仲間で徒党を組んで殺しに行けばいい。


「天界は非干渉を貫くらしいっす。んで、なんでか知らないっすけど、白羽の矢が突き刺さったのがアンタっす」


「非干渉とは、言うに事欠いて。。。」


非干渉と言っておきながら、間接的には干渉している矛盾に呆れを持つ。


「ノーマと言いましたか?」


「ノーマ〜?呼び捨てにするなんて調子に乗りすぎじゃないの?ノーマ様だぜ!敬え!ゴミ虫が!」


呼び捨てにされた事に怒りをあらわにする。目に見えてわかる苛立ちを無視するように老人は続ける。


「私のお嬢様は、どこに連れて行ったのですか?」


別れ離れになってしまった幼き主人を思い尋ねる。主人に送った指輪によって生存し無事なのは確認できている。確認ができていなければ今ほど冷静に対応できていなかったと思われる。


「あのガキは、先に向こうの次元に飛ばしてやったよ♬話が長かったからな〜♬グダグダと喋ってるからこっちから、ぽい〜って適当に送ってあげたよ〜♬送った後もべそべそ泣いてたみたいだけどね〜♬これだからガキは、すぐ約束を破っちゃうんだから♬1秒保たないの♬び〜び〜び〜び〜泣いちゃって♬笑いすぎてこっちが泣いちゃったよ♬いや、まじで♬」


「では、話は以上です」


「あれ〜怒っちゃった〜?これだからロリコンは嫌いなんだよ♬僕のお姫様いじめないで〜って?だ〜はっはっはっは♬」


ノーマは老人を馬鹿にし、怒りを買うような事しか言わなかった。


「最初に言ったこと覚えていますか?」


老人は冷静に質問する。


「は〜?」


「相応の覚悟しろ、と」


「だ〜はっはっはっは♬怒っちゃった?“元”魔王如きが?この最上の6枚様に楯突いty」


言葉は最後まで紡がれることはなかった。

喋ってる途中で顔面に凄まじい衝撃に襲われ真横に吹き飛ぶ。地面に当たり加点しながら減速し地面に這いつくばる。


「はぁ?」


ノーマは、顔に残る痛みに疑問を抱く。自分がなぜ地面に這いつくばっているのか理解できず疑問を抱く。


「少し強すぎましたか?」


片足を上げたまま静止している老人は呆れたように言う。


「6枚にしては弱すぎでは?」


上げた足をゆっくり下ろしながら言葉を投げつける。


「1枚からやり直したらどうですか?」


「くそがーーーーーーーーーーー!!!!!」


6枚の翼が光り輝き怒りに呼応する。

これからバトルパートになります。次回は少しエグ味がやばい感じになります。次回はもっと時間を守れるように頑張ります。

これからもお付き合い願います。

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