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あるいは有ったかもしれない物語  作者: 聖ペテン商会
タマフジの細うで建国記
55/56

悩むだけ無駄

今回から通常営業(語り口)に戻ります

理想は遠かったよ…

??からメッセージを受け取る為に野営地から離れたシズルは視界が通らない距離まで離れると目を閉じ意識を集中させる


『シズルです、聞こえますか?』


『あ、済まんな緊急事態だ、私の居る位置が分かるか?』


『…ええ、今把握しました、私達の居る位置から半日程の場所ですね』


『そこに居る姉弟を助けてやって欲しいんだ、詳しくは話せないんだが…』


そこまで聞いたシズルの表情が曇る、眉間にシワを寄せ批難するような口調に変わった


『※※様、そもそも※※様が現世に降りて居られる事がおかしいのですが何故ですか?』


徐々に口調が早くなる


『他の世界には不干渉がルールなのですがソコはどう捉えていらっしゃいます?、ココですら幹から零れた種子の世界とは言え創造主様の御目溢しで成り立っている世界だと言うのに…』


言葉を挟む機会を見出だせず『あの…』『え…と』を繰り返していた??がやっと隙を見て言葉を紡ぐ


『タマフジの未来に関わる事なんだ、頼むから引き受けて欲しい』


タマフジの名が出た瞬間に言葉を止めたシズルの思念が大きくなる


『何故それを真っ先に言わないのですか!?、姫様の未来に関わるですって?承りました明朝一番に駆け付けますので!』

『全く、※※様の話は要領を得ないのですから…』


『えぇ…』


プリプリと怒りながら野営地に戻って行くシズル、その剣幕に慄きながら??は思念通信を切ったのだった

          ・

          ・

          ・

ガサガサと小枝を揺らして野営地に戻って来たシズルを迎えたマヤはその微妙な表情から面倒事だろうと察すると努めて明るい声で聞いた


「何だったのシズル?」


「後程詳しく話します、後程」


そう言うと焚火を囲んでいるタマフジとアスタリスの元に歩を進めて


「諸般の事情で明朝早くにとある場所へと赴かなければならなくなりましたので、早めの就寝をお願い致します」


と頭を下げた


「シズル姐さま、何か有ったの?」


「ええ、少々込み入った事情がございまして…」

わたくしとマヤで寝ずの番をしますのでタマフジ様はお休み下さい、アスタリス、貴女あなたもですよ」


タマフジの問にそう答えると二人に対して就寝を促す

いそいそと横になり直ぐに寝息を立てるタマフジ、やはり昼間の行軍で疲れているようだ

一方アスタリスは背中を幹に預け目を閉じながら耳を澄ます、シズルとマヤの会話から少しでも事情を知ろうとしたのだが…

焚火を挟み無言で周囲に気を配る二人に次第に夢の中へと落ちていったのだった

ペ「シズル、コワイ…」


マヤ「怒らせる創主様が悪い」


タマフジ(コクコク)


ペ「そう言えば、他の作者様方は1話に何文字位当ててるのでしょうね?、私は千文字前後を目安にしているのですが」

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― 新着の感想 ―
ア「さてさて…??さんとやらは何者なのか?」 リン「とりあえず「超越者」であることは間違いないわね」 ア「うーん気になる…」 リン「てか…コチラの世界とアンタの世界を交差させることできるのかしら…
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