厄は突然に ②
我々は◯ヶ月待ったのだ
マヤ「ガトーか?!、そもそも待ってる人なんて居ないでしょうに…」
ペ「ひん…」
てくてくと少年は歩いている、何かを考えながら
それを観察しながら後をついて行ってみているのだが…、彼は運が悪すぎる
下を見ながら歩くと鳥に糞を落とされ、上を気にしながら歩くと小石に足を取られ転ぶ
往来の端を歩くと軒先に撒く水に濡れ、中心付近を歩くと早馬に轢かれそうになる…
うわぁ…絵に描いたような不運っぷりだ、すまんな少年(と内心謝ってしまう、何故か)
そんな不運にめげず町外れの自宅に帰り着いたらしく玄関を開けて帰宅の声を上げる
「ただいま、姉さん」
「まあ、随分早かったのね?」
少年を出迎える姉と呼ばれた少女、ほっそりとした体付きに長い黒髪、青みすら感じさせる白過ぎる肌、そして…
後ろから覆い被さるように憑いている黒い影、そういう事か…
小屋の屋根まで上がって思案する。う〜ん、立場上安易に手を貸すのは憚られるけど彼はなぁ、お姉さんも美人だし…迷、迷、メイ、メェ、子山羊さん
よし、決めた!
少し高度を上げて精神統一しチャンネルを開く、お、居た居た
もしもし、聞こえますか?
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林の下草を切り拓いた場所で昼食を取っていたシズルとマヤがピクリと同じ方向を向く、それに気付いたアスタリスが『なんだい?』と言った視線を向けて来る
因みにタマフジは香ばしく焼かれた骨付き野鳥肉と格闘中だ
シズルが立ち上がり
「ちょっと辺りを見回って参りますね」
と木々の間に姿を消す、見送ったマヤが大きな溜息を漏らした
顔を寄せたアスタリスが小さな声で
『何か有ったみたいだけど、トラブルかい?』
と問う
『トラブル…なのかなぁ?』
曖昧な答えを返し苦笑するマヤは残りの汁を飲み干して伸びをした
タマフジは綺麗に身だけ食べる事が出来てご満悦の模様だ
「変な事押し付けられないと良いんだけど…」
マヤの呟きは木々を抜ける風に溶けていった
自分視点を貫けなかった…」_| ̄|○
マヤ「慣れない事はするもんじゃないわね」
「そもそも力不足なんだから」
ペ「グッ…何も言い返せない…」
「関係無いですが、転職活動中です、消耗品(研削液、防錆剤、潤滑油、全て石油製品)の価格高騰でこのままだと破産するしか無いので」
「全部Tランプが始めた戦争のせい…」




