閑話⑨『表に出せない男子トーク』
撮影終了後のアフタートークでは、試合の感想や雑談に花が咲いた。なお全員録画は継続しており、使えそうな場面だけを後から本編へ組み込む予定だ。
ろきはん「ルーレットのイベントは五十種類からランダムで、パンティーイベントはその中でも確率低めに設定してるんですよ」
えんり「最後に引いたのいつぶり……?これ結構やってきたけど」
ノックス「今年初説も全然ある」
ホット「じゃあヒルトさんが当てたの超ミラクルだったんだ」
ヒルト「もう俺これで今年の運全部使ったな……(遠い目)」
ばたえる「ぶっちゃけお二人は何のパンティーがお好きですか?」
ホット「え」
タンドリー「急に直球やめろ」
におん「ホットさんとか色んなの見てそう」
タンドリー「ホストだからな」
ホット「いや皆普通だし……まぁ青か黄色かな……よく見えるのは」
タンドリー「ダックスフンドだからな」
ヒルト「注釈入れるスピード早……」
えんり「タンドリーは?鶏は色分かるんです?」
タンドリー「ホットよりは識別できるが……あんま興味ねぇ」
ばたえる「成程。結局生身が良いと……」
タンドリー「あぁでも、最近記憶に残ったのは……」
ここでタンドリーは、クラスメイトから聞いた話を思い出しながら零す。
タンドリー「鍵付き……」
ロクラメン「「ええぇぇぇぇ!」」
ホット「おいおいおいおいおい!」
――それ日新君たちが話してたヤツ!
当然この場面は編集でピー音処理され、ロクラメンの中にはタンドリーへの新たな印象だけが残った。
におん「タンドリーって意外とこんな感じなのか……最初のイメージと全然違った」
ろきはん「におん会う前めっちゃ緊張してたよな」
におん「おいバラすな!てかオメーもだろ!」
ホット「あはは!それ割とありますよ!タンドリーにだけビビってる人」
タンドリー「そんな緊張しなくてもいいっすよ」
ノックス「いや……もし不敬で怒らせたら俺ちびるかもっす」
ホット「むしろ俺がタンドリーに怒ることの方が多いよ」
えんり・ばたえる「「え何ですかそれ!」」
タンドリー「なんだよ」
ホット「この前の配信で俺のことビジネスパートナーって言った」
ヒルト・ノックス「「友達(仲間)じゃないんだ……」」
ホットはシェンから聞かされていた前情報を思い出し、反射的に『チャンネル登録者百万人記念配信で五万人の視聴者の前で言った』という部分は省いた。
タンドリー「何も間違ってないだろ」
ホット「あーあ!ソウルブラザーだと思ってたのは俺だけだったんだ!」
ホット以外「「魂の兄弟!?」」
ホット「そんなんだからコメントで『人の心とかよく分からないけどとりあえず良い人の真似してる鶏』って言われるんだよ!」
ロクラメン「「ははははははは!」」
タンドリー「クッ……」
ろきはん「ぶはっ!き、効いてる……!タンドリー無事かー!」
タンドリー「大丈夫だ。問題ない……ただショックで腕と足がもげた」
ヒルト「言葉のナイフで捌かれとる!!」




