似たもの親子
ティナとお屋敷に戻った後、私はアルファランス家の図書館に向かった。
中に入った際、メイドたちの朝の時の態度は一変し、今度はおびえるようにこちらを見るようになった。
極端なものだな、と呆れたものの、舐められるよりはマシかと思いあのまま放置することにした。
私は別にここの人たちになんと思われようが関係なくなるのだから。
どうせもう少し経てばカイニスの私への謎の興味はなくなり、乙女ゲームの主人公に夢中になる。
私が気にしなくてはいけないのは関りのない人たちへの配慮ではなく、自分の将来だ。
そのためには少しでもこの世界の知識を身に着けた方がいいと思った。
レバートリー家でも図書館があり、毎日そこに足を運んではいる。
前世の世界とはやはり異なることが多く、技術面はこちらの世界の方が何百年も遅いことのが見受けられる。
何よりもこちらの世界は電力というものの利用度が低い。
魔法があるせいなのかほぼ魔法の力に頼りっぱなしである。
そのおかけで前世の世界ではまだ到達できてない近未来なことも出来ているため、どっちもどっちなのだろうか。
「どちらへお向かいでしょうか」
そこでお屋敷に戻った私たちに気づいた執事が声をかけてきた。
お昼にあんな啖呵を切られたというのに執事としての役割なのだろうが、私の行く先を聞いてきた。
「図書館に行こうかと。」
「そうですか、ではご案内いたします。」
「いえ、お昼にカイニス様から教えてもらったので大丈夫です。」
「・・・そうですか。」
私がなにか変なことをするかと思ってついてきたいのだろうか。
しかし執事もそれ以上何言うことなく深くお辞儀をして私たちを見送った。
公爵家の一階の一番奥に図書館がある。
中に入るとレバートリー家の図書館とは規模が違う。
倍以上ある広さに、数えきれない本の量。この本を全部読むにはどれほどの年月がかかるだろうか。
私は目を輝かせ、部屋中を一通り見る。
手の届かない場所にまで積まれている本の中からどれから手を付けようか迷ってしまう。
悩んだ末に手に取った本を読むこと何時間たったのか図書館の扉がノックされた。
私は本から目を離しその先を見ると用事が終わったのかカイニスが迎えに来た。
「遅くなってすまない。」
「いえ、全然大丈夫ですよ。沢山の本がありますのでずっと時間つぶせそうです。」
「そうか、なにか気になった本はあったか?よければ家に持って帰っていってもいい。」
その案に乗りたい気持ちは少しあったがそうするとまた公爵家に返しに行かなければならない。
出来れば二度と来たくないためそれは丁重にお断りすることにした。
「いえ、大丈夫です。本は財産ですよ、そう簡単にお借りすることなど出来ません。」
「いずれあなたの財産になるのにか?」
「・・・?えぇ、それでも出来ません。」
なにそれ、私が将来この家の泥棒でもすると思ってるの?
シンシーリア、あんた婚約者にどんな印象持たれてるの?
カイニスは顎に手を置きしばし考え込む。その姿はまるで絵画から出てきたようだった。
「そうか、分かった。
お腹は空いていないか?」
カイニスがそういうと思い出したように私のお腹が鳴る。
そういえばお昼食べてから飲み物以外ずっと口にしていなかった。
「夕食を準備してある。一緒に食べよう。」
家に帰るまで私の胃が我慢することは出来ないので遠慮なくご相伴に預かることにした。
お昼と同じダイニングルームで夕食をとることになった私とカイニスは正面に向かい合うように席に座る。
私の料理を提供するメイドの手が少し震えていたが、そんな変化にカイニスが気づくことはない。
今ようやく少しやりすぎてしまったかな、と反省する。私だってそこでなにも思わないほど非情な女にはなれない。
すると廊下から誰かの足音が聞こえてきた。
その足音は近づいてくると扉を開けてその足音の持ち主の姿が現れる。
「今晩は。シンシーリア嬢。お邪魔したかな?」
「!アルファランス公爵・・・!」
私は立ち上がり深くお辞儀をする。
そこには鈍く光る灰色の髪の毛に少し濁りがかった水色の瞳を持ち、年齢を重ねて培った皺がむしろより魅力を引き立たせているカイニスの父親でもある、アルファランス公爵がいた。
「この度は公爵家に招待してくださりありがとうございます。」
「いや、息子の婚約者なのだから当たり前だよ。気兼ねなくゆっくりしてくれ。」
紳士的に笑うアルファランス公爵はきっと何人もの女性たちを虜にしてきただろう。
私もその姿は素敵だと思うが目の奥がどうにも笑っているようには見えず、背中に冷汗が流れる。
「父上、今日はこちらに戻らないのではなかったのですか?」
「なに、息子の婚約者が来るのだから急いで仕事を切り上げてきたよ。今から夕食かい?私も混ぜってもいいかな?」
「もちろん!どうぞどうぞ!」
カイニスが何か言いたそうにしてたのに気づかず私は公爵が座る椅子を恐れ多くも勧めた。
公爵は爽やかな笑顔を一切崩さず、自分の椅子に座る。
私も内心焦ってはいるがそれを隠して笑顔で再び椅子に座りなおす。
カイニスも渋々ながらも椅子に座った。
料理は次々と運ばれてきた。
相変わらず料理は美味しかったが公爵がいる手前、お昼と比べて味わえなかった。
なによりも気まずくさせたのが公爵とカイニスが一切話さないことだ。
あれ以降お互いの顔を見ることもなく黙々と料理に手をつけるだけだ。
レバートリー家ではおしゃべりな父親と母親と一緒に食べるのでいつも賑やかだ。
こんなにも沈黙の中で食べるのはこの世界に来てから初めてであった。
私はどれだけ音を立てずに食べることが出来るか考えながら食べていたためいつもより咀嚼の回数を減らし、ほぼ飲み込んだ。
「ここの味は口に合うかい?シンシーリア嬢。」
ふと公爵が私に声をかける。
私は喉に詰まらせるところをなんとか抑え、笑顔で答える。
「は、はい。さすが公爵家の料理人ですね。」
「それはよかった。もしシンシーリア嬢の口に合わなかったら料理人を変えるところだった。」
お昼にも聞いたデジャヴを感じながらも私は必死に笑顔を取り繕った。
使用人をなんだと思っているんだ、この家は。働く人間がどれほど大変か分かっていないのか。
やはり貴族というものは分かりあえないな、と気づかれないように小さくため息をつく。
しかしそれをカイニスが見逃さなかった。
「シンシーリア、やはり料理が口に合わないのか?」
「え?」
「そうなのかい?シンシーリア嬢、気づかず申しわけない。やはり料理人を・・・」
「大丈夫です!!とっても美味しいですのでぇ!!」
私は元気よく料理に口に運んだ。
もう正直味わっている余裕などなかったがどうにかここの料理人が解雇されることだけは免れなくては。
かじりつくように食べる私にやっと納得がいったのか二人がこの後、料理人の話をすることはなくなった。
私はというと胃袋の隙間という隙間にまで料理を入れ込んだ。
地獄のような夕食は終わり、私は苦しくなったドレスを緩くするためお手洗いに向かった。
その帰り道、元来た道が分からなくなってしまいプチ迷子となってしまった。
どうにか元来た道を見つけようと歩き回っているとカイニスが案内していないところまで来てしまったようだ。
そこで壁にかかっている肖像画に目が留まった。
そこに描かれている人物は長い黒髪に濃い青の瞳を持った綺麗な女性だった。
柔和な笑顔でこちらを向いており、その腕の中には大事そうに赤子が抱いてある。
誰に聞かなくてもすぐわかった。
彼女は事故でなくなってしまったカイニスの母親である。
乙女ゲームではカイニスは母親の姿は出てこなかったので分からなかったが母親似である。
あの黒い髪も濃い青色の瞳も全て母親から引き継いだんものだった。
「息子に似ているでしょう。」
絵の中の彼女に夢中になっており人が近づいていたことに気づかなかった。
見ると公爵が彼女の絵を見つめながらこちらに近づいてくる。
その笑顔は先ほどとは違い心の底から慕っているように感じられた。
「シンシーリア嬢にはまだ見せておりませんでしたね。私の妻、リーメルです。」
「・・・とても綺麗な方ですね。」
「はい、彼女以上に素敵な女性に私は今まで会ったことがありません。それはきっとこれからもです。」
貴族というのは政略結婚のが多いはずだが公爵家は恋愛結婚だったのだろう。
確かに母親の事故によってカイニスとの公爵が壊れたというのは知っていたがこのような事を言うまで愛していたのは意外だった。
「・・・カイニス様にとてもよく似ておりますね。この笑った笑顔、カイニス様とそっくりです。」
「息子の笑った姿を見たことがあるのですか?」
公爵が目を少し開かせ、驚いたようにこちらを見てくる。
カイニスは元より表情が全く変わらない。
怒る姿も見たことないが、他人に笑顔など絶対見せないと思ったのだろう。
「あぁ、はい。一度だけ…」
「そうですか、息子はあなたをそれほど…」
最後らへんの言葉は聞き取れなかったのだが、公爵は気にすることなく再び笑顔を貼り付ける。
「そうですね、息子はまるで彼女の生き写しのようで。そのせいで一時期、私は息子と顔を合わせることすらも出来ませんでした。」
「・・・・・・。」
公爵が言っているのはきっとカイニスの母親が事故で亡くなってしまった時の事だろう。
公爵は少し困ったような笑いを向けながら話し続ける。
この後の話はゲームには出てこない内容だった。
「あの日は息子の誕生日だったのです。
ですが用事が出来てしまい、妻と私は出かけなくてはならなくなりました。
しかし息子はまだ幼いゆえ、出かける際、妻のドレスを掴み泣きながら行かないで欲しいと頼んだのです。
妻は早く帰ってくると約束し、私と共に出かけました。」
カイニスの性格は生まれつきだと思っていたが違ったらしい。
子供の頃はどこにでもいる母親が大好きな子供だったのだ。
「しかし用事が予定より遅くなってしまい、その日のうちに帰ることができなくなりました。
そのため私だけ残り、妻だけ一足早く帰ることになりました。それが誤りでした。
雨のせいで地盤が緩んだところで妻の乗った馬車が崖から転落してしまいました。」
転落した馬車を探すのは難航し、見つかったのはそれから二日後で、馬車から放り出されていたカイニスの母親はすでに冷たくなっていたとのことだ。
「あの時の私は気が動転していたのです。
愛していた妻がいきなり亡くなったなど考えられなかったのです。
息子も母親が亡くなり、これからは私が守っていかなくてはいけないというのにそれどころか私は突き放したのです。
「お前のせいで妻が死んだ」。言ってはならない言葉でした。」
大好きな母親がいきなり亡くなり、人生で1番悲しくて寂しい時に大好きな父親からも突き放された幼いカイニスはどのような気持ちだっただろうか。
そこからカイニスは今のカイニスになってしまった。
無関心で無情で人と距離をとり心を開かないカイニスに。
「そこから私と息子の関係は今のようになってしまいました。もう、どうやって元に戻せばいいかも分からず…」
私はぽつりと呟くように声を出す。
「…ってください。」
「はい?」
聞き取れなかった公爵が再び私に聞き返す。
私は公爵の方に体を向け、しっかりと公爵の顔を見つめる。
「謝ってください、しっかり、カイニス様の目を見ながら。変なプライドなど持たず。
あの時、カイニス様を責めて悪かったと。そして今の正直な気持ちをお伝えください。
奥様の事をこの世で最も愛している公爵様ならば奥様の気持ちが分かるはずです。奥様が事故にあった時、どう思っていたのか、今の公爵様をみてどう思ってらっしゃるか。
奥様はカイニス様のせいで亡くなったのではありません。
カイニス様のために早く家に帰りたかった、ただそれだけです。
誰かのせいではありません、誰かのために行動をとっただけです。それだけです。それだけでいいのです。」
私は目の前にいる公爵様に怒ったのだ。
しかしこれはカイニス様のためではない。
私は、私のために怒りをぶつけたのだ。
いつも人々から頭を下げられることの多い公爵は真っ向から対抗してこられ、まるで冷水をかけられたかのように頭がクリアになった。
目の前の令嬢は赤ん坊の頃から知っている。
見目美しい令嬢になったが世間知らずで少し傲慢に育ってしまったと思っていた。
しかし今目の前に立つ令嬢はしっかりとした意思を持って公爵を見つめている。
(アーノルド)
ふとどこからか自分の名を呼ぶ懐かしい声が聞こえた。
それは公爵がこの世で1番聞きたかった声である。
目の前の令嬢がいつの間にか懐かしく、愛しい女性の姿と重なる。
そこには長い黒髪を腰まで伸ばし、濃い青色の瞳は温かみがあり、いつも柔らかな笑顔で迎えてくれた公爵の妻、リーメルであった。
(アーノルド、私は幸せでした。
あなたのような素敵な人に出会え、この世でどんなことがあろうとも守ろうと思えた我が子に出会えたのです。
私が事故にあったのは仕方のないことです。どんなに責めようとも私が生き返ることはありません。
なのでそんな事に時間を使わないでください。
私はいつまでもあなたと愛しの我が子が仲睦まじく暮らしていく姿が見たいですよ。)
「・・・あぁ、そうなのですね、あなたはやはりそう思っていらしたのですね・・・」
先程までの公爵の様子とは打って変わって、私に向かってまるで最愛の人にみせるような笑顔を向けてくる。
私は公爵をたしなめたというのにどういうことだろうか?
まさか公爵はそういう言葉を言われるのが嬉しい性質なのだろうか、やはり貴族というものは分からないな・・・
「あ、あの公爵様・・・?」
いつまでも見つめられるのは居心地が悪いため私は公爵に声をかける。
すると公爵は夢から醒めたように表情が元に戻る。
「あ、いや申し訳ありません。ご令嬢と話をしていたのにボーッとしてしまい。」
「いえ、こちらこそ失礼なことを申しました。」
「失礼なことなどとんでもない。
むしろ感謝しております。ご令嬢のいう通り、一度息子と話をしたいと思います。
公爵としてではなく、一人の父親として。」
「・・・はい。」
私は特にそれ以上言うことはせず二人の誤解が解けることを願った。
「しかし・・・」
公爵がなにかを言おうとする。
「息子の婚約者があなたでよかったです。
これからもどうぞよろしくお願いします」
「ハハハ・・・」
それは追及されたくないため普通に言葉を濁しました。
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世間を知らないお嬢様と思っていたが実はしっかりとしており、馬車に乗られて帰る姿をこの世で一人しかいない息子と共に見送る。
その姿が見えなくなったころ、私は隣にいる息子に声をかける。
「シンシーリア嬢があんなにしっかり育っていたとは思っておりませんでした。
人を見る目はあると思っていたのですが私もまだまだですね。」
「最近の彼女はまるで別人のように変わりました。
関わる人も、考え方も、行動も全てが前とははるかに違います。」
「そうなのですか?なにか変わるような出来事があったのでしょうか。」
「それは私にもわかりません。」
沈黙が二人を包むがどちらもまだ屋敷の中に戻ろうとしない。
そこで私は勇気をだして息子の名前を呼ぶ。
息子はそれに反応し、こちらに体を向ける。
「カイニス、私はリーメルが亡くなった時、ひどく悲しみあなたに酷いことを言ってしまった。
どんなに辛くても言ってはいけないことだった。今更遅いが謝らせてほしい。本当に申し訳ない。」
私は頭を深く下げる。
息子の表情が見えないため今なにを思っているのか分からず、心臓の音がうるさい。
「・・・顔をあげてください。父上。」
顔をあげるとカイニスはいつもと変わらず無表情だった。
「確かにあの時、傷ついたのは確かですがそれは父上のせいではありません。私のせいでお母様が亡くなったと思っていたからです。私が早く帰ってきてなどわがままを言ったせいでお母様が事故に遭ってしまったと」
「それは!」
「はい、そう思って生きることはお母様が望むことではないと今気づきました。
お母様は私のために早く帰ってきてくれるほど私を愛してくれていた。それだけです。」
「カイニス・・・もしかしてシンシーリア嬢と私の話を聞いていたのか?」
カイニスは肯定も否定もしない。
シンシーリアが夕食を食べ終わり一人でどこかに向かった後、帰ってくるのが遅かったため探しに行ったところ公爵とシンシーリアが母親の肖像画の前で話をしているのが聞こえた。
カイニスは咄嗟に壁に隠れて二人の会話を聞いていた。
公爵が母親の話をしており、それを聞いたシンシーリアはてっきりカイニスに幻滅すると思っていた。
しかしシンシーリアの言葉はカイニスが想像していたのとは違っていた。
それはカイニスを否定する内容ではなく、カイニスの母親がどれほどカイニスの事を愛していたか、ただそれだけだった。
カイニスもずっと母親の死は自分のせいだと思っていた。
だから父親の言う言葉も受け止めて一生この罪を背負っていくつもりだった。
しかし彼女の言葉を聞いてハッとした。
母親はとてもやさしい人だった。どんな時も自分に笑顔を向けてくれて一緒に歩くときは必ず手を握ってくれた。美味しいものはいつも自分にくださった。乳母に頼らず自ら率先して世話をしてくれた。夜寝るときは毎日子守唄をうたってくれた。自分が泣いたときは抱きしめてくれて誰よりも慰めてくれた。そんな方だった。
そんな方が今の自分見てどう思うだろうか。
何よりも自分の事を一番に想ってくれる方だった。
きっと息子が己のせいでずっと苦しんでいると知ったら悲しむに決まっている。
カイニスは母親のためにも胸の奥にある重みを取り払った。
すると体は軽くなり、熱く感じた。
この熱い思いはなんなのかカイニスは遅れながらも気づいた。
「私も父上もずっと勘違いをしておりました。勝手に勘違いして苦しみ、嘆いていました。」
「あぁ、そうだな。」
「私は父上とお母様の息子に産まれたことを幸せに思っております。」
「私もアーメルと一緒になれたこと、お前が産まれたことを幸せに思っているよ。」
私は何年ぶりに息子に笑顔を向けた。
息子は笑顔さえ向けてはくれなかったものの、その表情はいつもとは違いちゃんと息子とした表情であった。
「お前が良ければだがこの後少しお茶でも飲みながら話でもしないか?話したいことが沢山ある。」
「はい、私もそう思っておりました。」
「そうそう、シンシーリア嬢はとても素敵なお方だ。婚約者であるとはいえ他の者に取られないようお前も頑張るんだぞ。」
「・・・・はい、誰にも奪われる気はありません。」
そして私と息子は屋敷に戻った。
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その頃の私、シンシーリアはというと。
「ちょっとすんません、もう少し馬車のスピード緩めて・・・」
食べ過ぎたせいで馬車で酔っておりましたわ。
いつも読んでいただきありがとうございます。




