2.会社実稼働!~初っぱなからハードに決める!~
私がバイトをするようになってメフィストやクラレンス、レイジング、ガンツもバイトを始めた。
涼兄さんもバイトすると言ったが「卒業論文あるだろ馬鹿野郎」と却下した。
卒業できなかったらそれこそ負担がかかるんだよ!
そしてニートしていた順兄さんも宗一お爺ちゃんにしごかれて毎日メカニックとしてやっていけるように努力中。
順兄さんは手先も器用だから、きっと役に立つはず。
残念ながら私は不器用だからね……
そして卒業式を終えた私は制服を脱ぎ捨て、レティシアさんから貰って居たスーツ服に袖を通す。
「今日から本格的に社長業を行います! 故にバイトは退職してきました!」
「良かったよ~! お嬢~!」
「あんな羞恥神捨てたお嬢人様に見せたくねぇ」
「同感です!」
「お前らなぁ……あ、儂等も退職してきたぞ」
「よし、レティシアさんが仕事を持ってくるから、それを見よう! で、さっさと二十億円返そう!」
「「「「「おー‼」」」」」
みんなで手をかかげる。
「あらあら、会社実稼働初日からみなさんお元気そうで良かったわ」
「レティシアさん!」
「レティシア社長と……いででで!」
副社長さんが言う前にレティシアさんの秘書のロゼッタさんが綺麗なキャメルクラッチをかけていた。
「ヒース、貴方は来なくていいって言ったわよね?」
「で、ですが……! いででで!」
めきめきいってるぞ、大丈夫かな……
「次来たら貴方の勤務態度が高圧的という理由で降格します」
「そ、そんな……!」
「株式会社でないのと、私が役員兼任しているのが良いところよね」
レティシアさんはほのぼのという。
「え、えーとウチどうなんですは?」
「今は株式は全部我が社、私個人で保有しています。二十億返済と共にお返しします。元々そう言う約束でしたので」
よし、二十億返せば株式も完全に会社保有にできる!
いいことなのか分からないが……
いや、やっぱり……
「あの、何割かはレティシアさんが持っててくださいませんか? その二十億返済したらはいお終い、な仲にならないと思うんですけど、何か不安で……」
「……分かったわ、勿論。私は貴方たちが二十億返せるのを信じてますし、その後も良きパートナーとして付き合っていきたいと思っていますの」
「ありがとうございます!」
私は頭を下げた。
「──それで、お仕事なんだけど。取りあえずヒースに任せたの、何かある」
「……」
私はざっと書類たちに目を通した。
金額と内容、緊急性で私は選んだ。
「これで」
「はい、これ……え?」
レティシアさんは目を疑うような顔をして笑っていない笑顔を浮かべた。
「副社長? なぁにこれ? 何でアグレル鉱山のテロリスト鎮圧が入っているの⁇」
笑ってない笑顔で副社長のヒースさんを見る、ヒースさんは目をそらした。
「ロボットたちがウィルスで操られ、人質はいない状況ですから」
副社長さんが悪びれもなく言うと、ロゼッタさんのブレーンバスターが決まった。
……生きてるのかな?
「これは私は許可──」
「許可ください! ロボットたちを助けたいんです!」
「……分かったわ、一応念の為開発していたパワードスーツを着ていって」
「ぱわーどすーつ?」
私は首を傾げた。
真っ白なパワードスーツ、テレビで見ためっちゃ高額の奴がトラックから降りてきた。
それと、真っ白なテレポート機能付きの新型の強襲型宇宙戦艦。
「あ、あの、こ、これ?」
「先行投資ということで、頑張って」
「も、勿論です!」
確実に借金がまた増えたなと遠い目をする私だった。
私と、メフィストたちで戦艦に乗り込み、宙にに浮いて安全圏でテレポートを実行する。
あっという間に火星のアグレル鉱山前。
ずっと昔にテラフォーミングは終わっているが、開発は色々あってまだまだ途中らしい。
鉱山を見つけたのがモナルの採掘ロボットたちで、その場所へと戦艦から下りて足で向かう。
パワードスーツのお陰か体が軽い。
「──で、なんでお嬢が突撃するんですか⁈」
「いや、まぁ貰ったものは使わないと」
「オレ達でどうにかできる」
「そうじゃぞ、儂等で──」
「はい、突撃ー‼」
四人の言葉を無視して鉱山内部に突撃していった。
ロボットたちが襲ってくるが超強力なトリモチランチャーで動きを封じる。
ロボットたちに怪我はさせたくないからね!
「ごるぁ! テロリストはどこじゃー!」
部屋を片っ端から開けていき、最期の部屋にテロリストたちが金や宝石の原石などを、かき集めていた。
テロリストは実働部隊が五人、ハッカーらしき人が一人の六人という数は少ないが精鋭なのが分かった。
銃をこちらに向けて売ってくるが、水の様なバリアが目の前に出現してそれらを阻害する。
私はパワードスーツで強化された腕力で実働部隊五人を叩きのめし、ハッカーもトリモチランチャーぶっぱして動けなくしてパソコンと向き合う。
「えーっとシステム再起動させるには……」
「お嬢様、1人で行かないでください!」
クラレンスが怒声を上げるが気にせず、尋ねる。
「ねぇハッキングされた子たち再起動させたいんだけどどうやりゃいい?」
「ちょっと貸してください」
クラレンスは小さなパソコンに器用に扱い、そして──
「はい、ウィルス除去! 再起動しました!」
「様子見に行こう! あ、その前に」
ロープでテロリストたちをふん縛る。
トリモチランチャーのトリモチは特殊な素材なのでそれを溶かす素材をかけてから全員ふん縛った。
そして、待機していた警察と、ポリスロボットに突き出し。
「では、お疲れ様でしたー!」
と言って立ち去った、向こうが唖然としていたが、気にしない気にしない。
会社実働。
碧が猪突猛進なのがよく分かると思います。
これの報告を聞いたらレティシア社長はきっと何かするでしょう。
あと、メフィスト、クラレンス、レイジング、ガンツの四体がこの株式会社パトリのロボットですが、碧を止められない位、碧も実は切羽詰まってます。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
次回も読んでくださるとうれしいです。




