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筋肉を使う者  作者: 鉄人(笑)
11/13

最初の村とある者の伝説 6

前略、ボユボユ、ボユボユでした。


その時、お祝いの村人たちを、不吉の影が近づいた。

初めはある村人の悲鳴。

「大変だぁぁーー!」

月の下、モンスターの影が、村の周りの囲む。

平和な村にふさわしくない影。

邪悪な影、そこに、アレついに現れた。

ネズミ人。


ネズミ人たちが現れた。


破壊しか知らないモンスター。

その指、軽くカップを握り潰す。

その体、石のような硬さ。

その力、素手で木を押し倒す。

その声、

「チュ、チュ!」

意外と怖くない。


村人たちは大混乱だ。

「アレが、アレが来た!」

「逃げろーー!!」

「だめだ!もう囲まれる!」

みんなはまさかアレがこんな時に来るとは思わなかった。

「皆の衆!早く長老の所に避難を!」


アレが現れた時、皆は怯えてるしかない。

たとえ隠れでも、最後は必ず見つけられた、祈りしかない。

だが、皆が祈りの中、一人で立ち上がった、一人でアレに立ち向かう、あらは勇気より、頭のおかしくしか思わない、それでも。

「ここはブフラ村だ!!」


テムラが吼えた。

アレに向かいて、ただ一本の鋤を持つ、それはテムラの鋤。

「ここはブフラ村だ、ここはブフラ村だ!」

(この手強い芋さえ軽く掘る鋤の力、知るがよい!!)

叫び声と共に、一匹のアレに向かって、鋤を力いっぱいで振り下がる、そしてーー


パッ!


軽く音。

軽く音と共に、テムラの鋤は折れた

「こ、ここは!」

(バ、バカな。)

テムラ驚愕な声を。

「ここはブフラ村だ!」

(この手強い芋さえ軽く掘るの鋤まで!)

まるでありえないことを見たようだ。


ネズミ人が笑いのような声。

「チュ~チュチュ~~」

特に意味はない。

ただ拳を振り、ただテムラを飛ばす、そしてーー

テムラの体が、地が落ちた。


振り切ったパンチと、倒れたテムラ。


夜の村、人々の声が聞こえない、ただネズミ人たちの笑い声が空を響き。

「チュ~~チュチュチュ、チュ~~チュチュチュ」

特に意味ない。

最早邪魔者はない、愉快な笑い声、だがその時。

一人が現れた。


まだテムラだ。

まだ立ち上がった、手の中、もうすでに折れた鋤しかない、それでも立ち上がった、それでも村を守りたい。

なぜが?


三十九年前ーーあれは、村を助ける筋肉使い様が来た時、一つの質問。

『この村の名前は?』

『ご..ごごば..』

まだ小さいのテムラ。

昔、まだ小さい時、命のピンチの時救われた。

筋肉使い様だ、お返しはなにも求めていない、

問題を一つ尋ねるだけだったが、答えることが出来ない、ただひとつの質問でも、答えできない。

吃音症だから。

命の恩人なのに、自分は口篭りだから、一つの問題もうまく答えできない、あの時、筋肉使い様の寂しい横顔、今も忘れない。


理由分からないが、自分のせいだ、だから、も他の話をしない、口出す言葉は、このひとつだけになっだ。

「ここは......ブフラ村だ......」

いつか、まだ出会う時、あの方を伝え。

あの時、口に出せない言葉。

「ここは...ブフラ村だ」

あの方を迎えるために、この約束の地、決して守る。

「ここはブフラ村だ!」

誰が襲ってでも、決して許せない。

「ここはブフラ村だぁぁああ!ここはブフラ村だぁぁああああーーーー!!」

(壊したいならばぁぁああ!先にオレを殺すのだぁぁああああ!)


そして、いつの間にか、村人たちがーー


村人Aが現れた。


隠れた村人が、現れた。


村人Bが現れた。


隠れた村人が、彼の後ろに、現れた。


村人Cが現れた、村人Dが現れた、村人Eが現れた、村人F、村人G、村人H、村............


村人たちが現れた。必死の覚悟に、みんなはわかる、勝ってるわけがない、それでも全員立ち上がった。

あのテムラのような。


ネズミ人たちは怖くわけがない、ただの村人に。

ネズミ人たちは怖くわけがない、ただ怒りが増さるだけ。

その怒りの拳、村人たちに降り下がった。

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