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30.黒と紫の思い付き
〜視点なし〜
「なぁなぁアイザック!」
「どうしたブラッドリー」
第九王子であるプラッドリーが第十王子であるアイザックに声をかける。すぐさま言葉を返すアイザック。
この2人は年齢が近いこともあり、普段から一緒に行動することの多い仲のいい兄弟だった。
アイザックに問い返されたブラッドリーは少し考えて、
「我はずっと思っていたんだが、アルバートという名の人間と会ってみないか?」
と告げる。
その発言にアイザックは少し驚いた様な顔をした後、記憶の底からその名前を思い出すように思案して言った。
「……アルバート、って言ったら…ノルマンディ家の…あの?」
「ノルマンディ……ああ、そう言えば真名はそんなだったかもな!」
そう元気よくブラッドリーが告げると、アイザックはまるで吐きそうとでも言うようにうぇ、と声を出した。
「…アルバートって兄上たちが最近デレデレしてるやつでしょ。……会うって、なんで」
「気になるだろ?兄上たちは愛を受け取り理想郷を築いているんだぞ?」
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