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運で運命を捻じ曲げろ  作者: ルケア


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4話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そんな訳で、神聖貨を40枚渡して、12枚キープさせてもらった。神聖貨をどうやって得るのかだよなあ。誕生日以外でどうやって入手するんだって話だし。


「これだけあれば、色々と出来るわね。ダンジョンもなるべく早く作りたかったし、丁度いいわ」


「……ん? ダンジョン? 何で?」


「ああ、知らないのも無理はないわね。ダンジョンがあるのは知っている?」


「いや、知らない」


「そう。ダンジョンというものがあるの。ダンジョンは、魔物が出てくる場所になるわ。何で魔物が出てくるのかは解らないけれど、そう言う場所なのよ」


「魔物って、普通に外にも居るよね?」


「居るわよ」


「……じゃあ、何でダンジョンを作るの? 外の魔物を狩ればいいじゃん」


「まあ、それはそうなんだけど、利点があるのよ。外の魔物は死体が残るけど、ダンジョンの魔物は死体が残らないの」


「うん。……え? 何で?」


「知らないわ。ダンジョンとはそういう場所だもの。死体が残らずに、代わりに落とし物をするのよ。魔石は必ず落とす。そして、魔物によって、落とし物が変わるのよ。それが色々と使い道があるの。魔力が多く含まれているのよね」


 ほほう? ドロップがあると。そう言う事ね。……で、無限湧きなんだろうな。外は競合するけど、ダンジョンはそうでもないんだろうし。利用者が多くても、作ってさえしまえば、無限に資源が湧いて出てくる。良い場所だとは思うぞ。


「それで、ダンジョンを1階層作るのには、神聖貨100枚が必要になるの」


「へえ。ダンジョンって作るんだ」


「そうね。でも、1階層しか出来ないの。追加で100枚で2階層、更に100枚で3階層と増やしていくのよ。それを領地に持っているだけで、冒険者が沢山やってくることになるわ」


「そりゃまあ、無限湧きなんだろうし、魔物が沢山狩れるなら、ダンジョンも良いよね。……でも、外の魔物はどうするの?」


「外の魔物は外の魔物で利用価値があるわね。錬金術なんかで使われることが多いかしら?」


「ほーん。錬金術。……そういや、孤児院でポーション瓶の洗浄をしてたっけ」


「あれは魔物の素材から作られているのよね。それも錬金術師の仕事になるわ。……錬金術師は多ければ多いほど良いのよ」


 なるほどなあ。そういえば、ガラスじゃなかったんだよな。プラスチックとも言えない何か透明なものだったんだよ。それならいいな。錬金術師かあ。俺は成れるんだろうか。


「神聖貨も買い取っているけど、自分で使うのが主流なのよ。だからこうやってまとまった数入手できるのは有難いわね。それがあそこの家のものなんでしょう? いい気味ね」


「まあ、当たりが出たら役に立ちそうだし。……けど、誕生日くらいしか入手方法はなくない? その他にも入手方法はあるの?」


「あるわよ。当たり前でしょう?」


「あるんだ……。どうやったら手に入るの?」


「魔物を倒せば手に入るわ。でも、自分よりも格上の方が神聖貨を得られる確率が高いの」


「……え? 魔物を倒せばいいの?」


「そうよ? 冒険者なんかはそれがメインの収入だもの。神聖貨1枚で金貨50枚。それなりのまとまったお金になるわね」


 おお! 金貨50枚! ……って言われてもなあ。金貨がどのくらいの価値なのかが解らないんだけど。


「……お金って持ったこと無いんだけど?」


「まあ、孤児だもの。それはそうよね」


「大体の価値を教えて欲しいなって」


「そうね……。一番安いのが鉄貨。これが100枚で銅貨。順に銀貨、大銀貨、金貨、大金貨となるわ。そのくらいの価値ね」


 えっと……。銅貨が1円って考えたらいいのかな? 鉄貨は銭って考えたら良いんだろうし。そうなると、金貨50枚は……5000万円? マジで?


 じゃあルーレット1回で5億円? 大金じゃないか! 大金貨5枚だとそのくらいの金額になるよな。マジで? これでハズレが出る……。魔布の価値は?


「じゃあ、この魔布って幾らになるの?」


「金貨1枚ね。それでも十分な価値があるけれど」


「500分の1になる可能性があるのかあ……。冒険者が売るのも納得だよね。宝具は買い取らないの?」


「宝具は一律で大金貨2枚よ。たとえどれだけ有用なものでもね」


「……おおう。宝具を得ても損するのかあ」


「だから換金をお勧めするのよ。普通ならね」


「なるほどなあ」


「……それで? 魔物召喚について教えてくれるかしら?」


「ん? うん。まあ、名前の通りかなって。魔物を召喚するスキ……祝福だよ。まあ、魔物を用意するのに神聖貨1枚が必要だけど」


「そう。それで? 今は何が居るのかしら?」


「今? 今は、シルフCランク、ウンディーネCランク、グレートウルフCランク、ザントマンDランクの4体だけだね」


「はあ? Cランクだと?」


「どうかしたのかしら? そう言えば知っている口ぶりだったわね」


「ええ、まあ。知ってはいるが、普通ならそんなにCランクの魔物は出ないんだよ。確率で言えば、0.1%くらいしかなかったはず。大体がGランクで、碌に使えないって評価だったんですよ。因みにランクは普通の魔物と同程度です。魔物召喚が元で、ランクを付けたと言われていますからね」


「あら、そうなのね。でもこの子は別ね。それが従者にするって言った意味だもの」


「……どういう事だ?」


「何か特別な力を持っているのですか?」


「この子、特別運が良いのよ。ありえないくらいに幸運なの」


 あー。これはステータスが見える系の祝福か宝具を持ってるな? 多分だけど祝福だろうな。いいなあ。色々と見えるんだろうし。


 ……でも、それでも俺が見つかったのはなんでだ? まだ別の祝福を持っているのかね? 持っているんだろうな。何を持っているとか聞けないけど。


 しかし、幸運かあ。……孤児院に入れられるくらいの幸運か。それは果たして幸運なんだろうか。ちょっとよく解らないんだけど。


「孤児院に捨てられて、死にそうになるのが幸運なの?」


「その方が後で良い事があるって事じゃないかしら? 私の従者になれるのよ? 余程幸運でしょう?」


「……そうなの?」


「平民が貴族の従者になれる事なんてまず無いぞ。普通に幸運だろ」


「そうね。裕福な家庭の平民でさえ、兵士か使用人で止まるわ。従者はまずありえない待遇よ」


「それだけお前の運が高いのよ。欲しいと思うくらいにはね」


 ほーん。運が良いのか。ちょっとよく解らないけど、まあ、納得は出来るかな? どうやって逃げるか考えていたけど、貴族の従者になれるのであれば、その方が良いのかね?


 冒険者になれればいいなとは考えていたんだけどな。従者でも良いかもしれない。要するに、食うに困る事は無いって事なんだろう? それなら何の問題も無いとは思うし。


 神聖貨の集め方も教えてもらったしな。魔物を倒せば良いんだろ? 余裕だって。格上じゃないといけないらしいけど……。どうやって見極めるんだ?


「ねえ。神聖貨を得るには、なるべく格上を倒さないといけないんだよね?」


「格下でもいいけれど、格上の方が可能性は上がるわ」


「格上か格下かって、どうやったら解るの?」


「戦えば解るでしょう? ……でも、その心配はしなくてもいいわ」


「ほ? どうして?」


「お前よりも格下の魔物を探す方が難しいからよ」


「……俺ってそんなに弱いの?」


「弱いわよ。運だけが頼りね」


 「ふっ」っと一笑いされた。……年齢的にもそうだとは思うけど、そこまで弱いのか? まだこの体は6歳の筈である。弱いのは弱いんだろうけど、言う程なのかって言う事だよな。


 まあ、魔物に勝てるのかって言われると、怪しいとは思うけど。召喚獣が居ないと負ける自信はある。だって、武術の心得があるわけでも無いし。剣なんて持ったことも無いからな。玩具のならまだ前世であるけど、それは流石にノーカンだろうし。

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