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運で運命を捻じ曲げろ  作者: ルケア


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2話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 転生してからしばらく。神聖貨はいつ出てくるのかという疑問はある。が、誕生日説が濃厚だ。そして、夜に何故か1枚握っているという事が起きる。んだが、毎日監視しているんだけど、まだ神聖貨が手に入っていない。


 子供の数は30人程度。孤児院に居るのはそのくらいの数だ。当たりの日は1年に30回程度はある筈。……問題は1年が何日なのかが解らないという事くらいか。365日である可能性は低い。でも700日あるとも考えにくい。そもそも暦があるのかどうかもよく知らない。


 ただ、もの凄く寒い。床は木の板張りだからマジで寒い。毛布代わりの毛皮はあるけど、それでも底冷えする。それで風邪を引いた子があの小部屋に入れられると。何事もなく帰ってくる子も居たが、帰ってこない子も居た。死んだんだろうなとは思うんだけど、死体を処理している様子が見受けられないんだよ。


 マジであの部屋で死んだら神聖貨になる仮説が当たっているんじゃないか? 普通は死体処理とかで見るだろうし。……でも、あの部屋である必要があるんだよな? 何が違うんだろうか。


 そんな訳で、その部屋を掃除していたんだけど、そこには恐らく女神像らしきものがある。あれがこの世界の神様なんだろう。神様に死を看取られると、神聖貨になるのか? だったら普通に餓死させればいいんじゃないのか?


 餓死だと駄目なんだろうか。駄目なんだろうなあ。何が条件になるのかは解らないけど。寿命? そんな事は無いよな。凍死なら良いのかもしれない。人為的ではないとかなのかね? ……俺も風邪で放り込まれたからな。自然的要因で死んだら、もしかしたら死体が残らずに、神聖貨になるのかもしれない。


 そんなこんなで、冬が終わったのか? 底冷えする寒さは引いてきた。そろそろ春になるのかもしれない。今回の冬には3人居なくなった。けど、新しく5人入ってきた。……俺的には状況としては好転している。孤児の数が増えてくれた方が神聖貨は手に入りやすいだろうし。そして、その機会が訪れた。


 朝早くに起きて、子供たちの手の中を確認する。……そうすると、1人の子供が神聖貨らしきものを持っていた。


「ぐっすりと眠っているな。……じゃあ、いただきますか」


 そーっと拝借する。これでこの神聖貨らしきものは俺のものだ。……神官様は怒るだろうが、そんな事は知ったことではない。俺が生き残る方が大事である。さあ、魔獣召喚の時間だ。


『神聖貨を消費して魔物召喚しますか?』


 はい。イエス。やります。さあどうぞ。


 そうすると、頭の中で真っ白な箱が見える様になった。……ルーレットじゃないんだ。その箱から中身を取り出すと、そこには【Cランク・シルフ】と出て来た。これで召喚できるようになったんじゃないか?


「流石に目立つよな。ここでは召喚しない方が良いか……」


 検証は後回しだ。出来る様になったとは思う。多分だけど。リストは出るか?


『魔物リスト

・シルフ(Cランク)』


 お、確認できるな。これで魔物は召喚できるようになった。……仕事中に確かめるしかないか。


 そんな訳で、仕事中、1人になる時間を作った。よし、召喚だ。


「魔物召喚。こいシルフ」


『!!』


「おー。……ちょっと子供っぽいか? でも、名前的には風の精霊だよな。よろしく」


『!』


「うーん。何が出来るんだ? 色々と質問をしていくから答えてくれ」


『!』


 そんな訳で、質問していった。言いたいことは何となく解るので、はいかいいえじゃなくても大丈夫だ。風属性の魔法が使える事が重要だな。1人でも生きていけるのかが問題だし。


 そして、風に溶け込んで見えなくなることも出来るらしい。風が通る隙間があれば、何処にでも入っていけるんだそうだ。……良い事を考えたぞ。それなら色々とやれることがある筈である。


「この孤児院に隠された神聖貨を見つける事は出来るか?」


『!!』


「出来るんだな。それじゃあ探してくれ。見つからないようにな」


『!』


 そんな訳で、シルフを単独行動させることにした。神聖貨を見つけられれば、色々と使う事が出来る。……多分だけど、魔物召喚だけじゃなくて、外にも色々とスキルがあるんじゃないか? そう思う。魔物のストックも欲しいが、スキルも欲しい。……問題はあの部屋じゃないと駄目なのかもしれないって所だな。いや、聖堂でも出来るかもしれないけど。そこにも女神像はあったし。


 実行は夜だ。深夜寝静まってから決行だ。それまでは仕事をする。シルフが見つけてくるまでは待機だ。


 そして、夜。シルフは無事に神聖貨を見つけてきた。場所は寝室では無かった。昼間に何かしら作業をしている部屋で、鍵がかかっている。そしてさらに鍵のかかる金庫の中に仕舞われている。……寝室では無いのが意外だな。日中に盗まれると困るからか?


 鍵はシルフが開けてくれた。鍵穴から簡単に入り込み、盗むことに成功した。そして、聖堂の方に来ている。こっちなら逃げるのが簡単だからだな。聖堂の大扉は鍵がかかっているが、簡単に開けてくれるシルフが居るんだし。


「さーってと。神聖貨は何枚あるのかなっと」


 ひーふーみーよー……。33枚か。結構あるな。1年分なんだろうな。冬に亡くなった子供のものもありそうだ。


「それじゃあ、1枚使って、ルーレット、カモン」


 しーん


 ……あれ? 使い方が間違っているのか? そんな事は無いはず。……枚数が足りない? 俺の時は何枚だったんだろう。まあ、増やしていくか。それで発動しなければ知らん。全部魔物召喚に回そう。


 2枚3枚と追加していく。そして10枚で漸くルーレットが回った。……俺の時も10枚あったのか? 詳しい事は知らないけど。


『【空のタラリア】』


 そうすると、光り輝き、手のひらにサンダルが下りてきた。……タラリアって言うと、ヘルメスが思いつくが。恐らくだが、空を駆ける事が出来るんじゃないか? 逃げるのにはうってつけだな。


「それじゃあ後2回。ルーレットを回しますかね」


『姿隠しのネックレス』


『魔布』


 という感じだった。姿隠しのネックレスは良いな。泥棒をしてくれってものだろうし。魔布は何だろう。何かしらの効果があるのかね?


 まあいいや。後は魔物召喚でくじ引きを引こう。


【Cランク・ウンディーネ】


【Cランク・グレートウルフ】


【Dランク・ザントマン】


 ふむ。水の精霊、ウルフの強化版、眠り砂の妖精って所か。まずまずなんじゃないか? 良い感じのものが当たっているとは思う。多分だけど。Cランクがどのくらい強いのかが解らないからなあ。こればかりは戦ってみない事には解らない。


「けどまあ、まずは逃げる事が先決だよね。シルフ、お願い」


『!!』


 そうやって聖堂の大扉を開けた。……さて、何処に逃げる? この町の中で良いのかだよなあ。まあ、そもそもこの町の事についてなんて知らないんだけど。とりあえず逃げる。捕まっても面倒だしな。


 空のタラリアを発動させたい。……どうやって発動させるんだろう。こうか? 違うな。確か、伝承だと羽が生えるんじゃなかったか?


「お? 羽が生えた。それで、よっと。おおー。静かだし、空中にも立てる。足踏みしないといけないのかもしれないと思っていたから面倒くさくなくていいや」


 とりあえず、潜伏出来る所に潜伏しよう。裏路地はちょっとなあ。何処か隠れやすそうなところはないものか。……暗くて見難いな。でも、何となくだけど解るな。……あそこにしようかな。ちょっと庭がある感じで隠れやすそうである。


 げ。兵士の見張り付きかあ。まあいいや。姿隠しのネックレスも起動しよう。空のタラリアと同じようにすれば起動するだろう。まだちょっと寒いけど、外で寝る事にする。……明日の事は明日考えよう。見つからないように隠れて、姿を消して眠れば問題ないとは思う。多分だけど。冒険者とかある世界なのかな。

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