表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デモンズ・リベレーション~俺は転生して魔人となり、くそったれな世界に叛逆する~  作者: 宇月ナギ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/71

49話 順調な探索

 俺が魔人集団の首領となって早くも一か月ほど経過した。


 ガルドによる住居建設の指導によって、悩みの種だった住居問題もどうにかなった。


 ガルドの忠告通り、あまり頑丈ではなかったが、テント住まいよりはいいだろう。


 そう思っていると、数日後にはレヴィアス海賊団が物資を積み、奴隷労働を強いられていた魔人たちや、レイジア教から隠れていた魔人たちを大勢乗せて帰還してきた。


 嬉しいことに、オルガたちが連れてきた魔人たちの中に、建築の知識を持っている人がいた。


 ……いや嬉しいけど。


 こんな都合よく見つかるものかね?


 上手くいきすぎでは?


 そう思ってオルガに聞いたら…


「おめぇ、村出身の癖に知らねえのかぁ?村には大工はいねぇことの方が多い。ならどうするか。自分で建てるか、村の中で家を建てたことのある奴に教えてもらいながら建てるもんだ。つまりだ、大きな建物は建てられずとも、家を建てられる奴はそう少なくないってことだ」


 オルガはきょとんとした表情で答えた。


 ……言われてみればその通りだ。


 村にいたときはこんなこと考えたこともなかった。


 この辺は、俺の前世の知識が邪魔をしたようだ。


 それじゃあ何か?今までの運が悪すぎたってことか?


 ……まあいいか!


 これ以上考えても仕方ない!


 今は家を建てられる人が来たってことで良しとしよう!


 その人たちの指導のおかげで、住居の方も安心できる作りになった。


 しかも、オルガが連れ帰った魔人の中には本格的な建築技術を持った人たちもいた。


 こればっかりは幸運だった。


 おかげで、古城の方の修理も進めることができた。


 建築技術を持った人の中で、一人は西側諸国で高名な建築士だったようだ。


 そのうえ、錬金術の知識もあり、魔道具の作成にも精通していた。


 ……なんて素晴らしい人材なんだ。


 オルガには感謝しなければ。


 ガルガンドの探索も順調だ。


 今では島の八割のマッピングが完了している。


 このマッピングが終了した後、島内の開拓箇所を決め、残りの住居建設や、農作のための土地確保を進める計画だ。


 ふむふむ、順調だ。


 このまま平和に、計画通りにいってくれれば…


「カルラ様ー!島の郊外に、ダンジョンと思われる洞窟を発見しました!」


 ガルガンドの探索担当が、息せき切って俺に報告する。


 …ちきしょう!計画通りに行ってくれればなーって思った矢先にこれだよ!


 とはいえ、緊急事態だ。


 ダンジョンを放置すれば、下手をしたら中の魔物があふれ出し、みんなに被害が出るかもしれない。


 …攻略するしかない。


 いや、待てよ?


 上手くいけば…


「…報告ありがとう。場所を教えてくれ」


 俺は探索担当から、場所を教えてもらい、スズカたちを呼びに古城へと足を向けた。


 そして、古城に戻り、メンバーを集めた。


 集まったのは、スズカ、クロウ、アイズ、オルガの四人だ。


「みんな、探索担当が、島の郊外にダンジョンを発見したようだ」


「おお!ダンジョン!久しぶりに攻略に行くんだね!」


 スズカは目を輝かせながら元気に答える。


 クロウとアイズも、どこか楽しみな様子だ。


 …スズカはいつも通りとして、クロウとアイズはいつの間にこんな戦闘狂になってしまったのか…


 まあ、変にビビってるよりはマシだが。


「…それなんだが、攻略することに異存はない。だが、ダンジョンコアの扱いについては、少し待ってもらいたい」


 俺がそう言うと、四人は不思議そうな表情を浮かべる。


「…なんで?コアを破壊しないと危ないんじゃないの?」


 アイズが疑問を口にする。


「当然の疑問だ。もちろん、俺たちにしか対処できないような危険なダンジョンであれば、コアは破壊する。だが、そこまで危険ではないダンジョンであれば、あえてコアを破壊せず、戦闘要員の魔人たちの戦闘訓練に使えると思ったんだ。それに、素材も売れるし」


 そう、さっき俺が考えていたのが、ダンジョンの軍事的、商業的な利用だ。


 うまくいけば、一つで二度おいしいものになるかもしれない。


「なるほど!いいじゃん!じゃあ、ひとまず私たちでダンジョンに行こうか!」


「ああ、じゃあ行こう!オルガには留守を任せたい。頼めるか?」


「わかった。せいぜい楽しんでくるんだなぁ」


 そして、俺たちはダンジョンに向けて出発した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ