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結果よりも過程を望みます。  作者: 量産三型
第一章

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第3話 助けます

敵兵士はイーグルに斬りかかるが、イーグルは剣で受け止める。


「てい!」


その間にフウマは石に油を染み込ませた布を包ませ、自身の火の息で着火させ、敵兵士に当てた。

敵兵士は突然の攻撃に片手で払いのける


「クソ、鬱陶しい。2対1なんて卑怯じゃねえか」


「こっちは魔族なんでね」


イーグルはニヤつき、敵兵士に斬りかかる


「ちっ、仕方ねえ…技:インパクト!」


「ぐっ!?」


敵兵士は手から小さな光を放ち、イーグルに押し当て、イーグルは後ろに吹っ飛んだ。


「イーグルさん!」


「よそ見なんざ、良いご身分だな」


敵兵士はフウマに一気に近づき、フウマの腹部に斬りかかるが


キン!


フウマの腹部は剣を弾いた


「硬てぇ!?」


敵兵士は後ろに下がり、距離をとる


(なんつう硬さだ、並大抵の攻撃じゃ傷つかねえな…)


「大丈夫か!?」


イーグルはフウマに近づく。

フウマは腹部をさすりながら、指で傷を探すが、傷は確認出来なかった。


「は、はい何とか」


「よし」


イーグルは安心し、敵兵士に剣を構え、フウマに問いかける


「ちなみに、何ができる?」


「自分は、口から火を出す事しか」


「十分だ。先程の攻撃をしつつ、地面に火をつけてくれないか?」


「地面に火を?」


「ああ、油を撒いて火をつけてくれ」


敵兵士は考えていた


(あの硬さじゃ、重撃を当てれば、ちったぁ通るか?いや、剣技しかねえか…)


両者達は睨み合い、先に敵兵士が動き出した。


「技:連撃!」


敵兵士は目にも留まらぬ速さで、剣をイーグルに当てるが、全てイーグルに受け止められる。

敵兵士は足に力を込め、イーグルに斬りかかる


「技:重撃!」


「ぐっ!?」


イーグルは受け止めきれず剣を地面に刺した。

その様子を確認した敵兵士は、石に火をつけているフウマに視線を向け、足に力を込め、斬りつける


「剣技:斬撃!」


剣は光を纏い、フウマの首元に斬りかかるが、傷はつかず、バチバチと火花を散らした


「まじかよ!?」


フウマはその隙に敵兵士に目掛けて、小さな火の球を投げた。

小さな火の球は、敵兵士の目に当たり、悶えながら、敵兵士は後ろに下がった


「ぐぁぁあ!熱い熱い!」


「良くやった!」


悶えてる敵兵士の姿に、フウマは固まる。

その様子に気づいたイーグルは、視線を敵兵士に向け直ぐ様、敵兵士に斬りかかる。

剣は敵兵士の喉に刺さり、敵兵士は小さな声を上げ意識を手放した。


「よし」


敵兵士が死んだことを確認すると、フウマに振り返る。

視線の先には、顔を強張らせ、立ちながらガタガタと体を震わせるフウマがいた。

イーグルは、フウマに斬りかかる、他の敵兵士を斬り、フウマの肩を掴んで、後方へと下がった。


「イーグルさん!?」


フウマは突然の出来事に驚き、声を上げるが返事は無く、戦場から離れた所に降ろされた。

イーグルはフウマに振り返る


「貴方はこの世界の人では無いのですから、無理なら無理と言ってください!」


イーグルに声に心配と怒気が交じる


「本来であれば、貴方は物資を持ってくれるだけで良かったんです…でも、貴方の優しさで、準備や、着火の速度を上げてくれたお陰で、此処まで生き残れました。感謝してもしきれません。」


イーグルはわざと、先程の光景がフウマにフラッシュバックさせないように、敵兵士との戦いについては話さなかった。


「だからこそ、逃げてください。…逃げるという単語が嫌なら、帰ってください。竜人帝国は、この世界の中でも列強国ですので、この共和国よりも安全です。」


フウマは首を振る


「違うんです、優しいわけじゃないです…ただ…頑張っている方達がいるのに、自分は…自分は何にもできずに…」


フウマは息が詰まる。

だが、自分の意思を言うために深呼吸をし話を続ける


「…自分は、頑張っている方の前で逃げる程、気持ちが強く無いので…何でも良いんです。何か、何かありませんか?自分にできることがあれば、やらせてください」


イーグルは何とも言えない顔でフウマを見る


「…これ以上、やる事はありません。お帰りください…」


イーグルの言葉に、フウマは衝撃を受けるも、覚悟を決めた顔で、飛び立ち、村の上空を通過した。

イーグルはその背中を見ながら、飛び立ったのを確認すると、戦場に戻った。

イーグルは戻りつつ戦場の全体を見た。


(…あの兵士強いな)


自軍の兵士達、5人に対して1人で対応している敵魔術師を確認した。

その魔術師は、魔法を使うことなく、体術で対応していた


「よいしょ~」


張り手を正面の翼人兵士に対して当て


「そ〜い」


右フックを側面にいる翼人兵士を殴っていた


「弱いね〜こんなん、魔法使うまでもないわ〜」


手をフリフリさせる


「ん?」


視界に飛んでいるイーグルが入る


「おやおや」


イーグルは敵の魔術師に突っ込み、剣で斬り掛かったが、敵の魔術師は剣の腹を掴み、攻撃を防いだ


「ぐっ」


「怖い怖い、そんな怖いことをする奴は…?」


突然、空気がしびれる様な感覚に陥る。


「なにかな?」


「まさか!」


イーグルは、村の方へ振り返った


「よそ見ですか?」


魔術師は剣を一気に自分の脇に持っていき、イーグルとの距離を詰め


「ほい」


剣とは逆の手でストレートをかます。

そのストレートはイーグルの腹部に当たり、吹き飛ばされる。


「…他の魔族とは違い、魔力が強いと思いますが、威張っちゃいけません、我々にとっては貴方もザコ、何ですから」


倒れているイーグルに魔術師は話す


「もう少し自分の立場というものをですね」


グオーン!


突然、上空にドラゴンの声が響き渡る。

魔術師は空を見る


「な!?」


そこには、突撃してくる4つ羽のある大きな竜にのるフウマの姿があった。

大きな竜は、魔術師をパクリと食うと、尻尾で、敵の兵士達に対して振り回し、吹き飛ばした。

イーグルは大きな竜にガッシリと掴んでいるフウマに近づく


「帰ってくださいとあれほ


「私は!」


イーグルの言葉を遮る


「私はあそこで逃げば、いずれ標的は竜人帝国になります。だからこそ戦います…戦わせてください!」


ギリッとイーグルは歯を噛みしめる。


「…分かりました…後は


ドン!ドン!


火の球が敵の兵士達に当たる。

イーグルが振り返ると、そこには竜人帝国の竜騎兵達が、空を埋め尽くしていた。


「ちゃんと言わせてください…私は貴方達を助けに来ました!」

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