17. 春
「おかーさん!おみまいきたよ!」
「あらわたちゃん今日も来てくれたのね」
「うん!ねえお母さん、もうすぐびょーき治るの?おばあちゃん言ってたよ!おいしゃさんも!」
「そうだね、来週には退院できるかな」
「やったあ!家に帰ってきたらオムライス作ってね!」
「そうだね、好きだもんね」
「お母さん!お母さん!」
「綿ちゃん近づいたらだめ!綿ちゃんも燃えちゃうよ!」
「やだあ!お母さん!お母さん!」
「、、、、、」
「あの子どうしたのかしら、家の前でお山座りなんかしちゃって」
「あの子のお母さん、入院してたんだけど火災にあって、、、」
「ああ、あの、、、」
「今はおばあちゃんが面倒見てくれてるみたいだけど、やっぱ受け入れがたいんでしょうね」
「可哀そうに、、、」
/
「お婆ちゃん、、、」
「小綿ちゃん、あとはおじさんたちがやっておくから心配しなくていいんだよ」
「、、、はい、ありがとうございます」
「可哀そうにね、まだ中学生なのに」
「ただ引き取ってくれる人が見つかったらしい」
「私たちも年だからね、いい人だといいけど」
「君が春花ちゃん?」
「、、、はい、里親の方ですか?」
「ああ、二星 竜だ」
「よろしくお願いします、私は春花 小綿です」
「あんまりかしこまらなくていいよ、それで一つ聞きたいんだがいいかな」
「はい、何ですか」
「、、、君は復讐を考えたことはあるか?」
「、、、どういう意味ですか」
「あの火災のことについて、かな」
/
「そこ、隙だらけだよ」
「うっ、、、竜さん強すぎです、、、」
「まあこれでも隊長だからね」
「、、、今更なんですけど竜さんって何で異常事案対応班に所属してるんですか?」
「そうだね、言ってなかったな」
「あ、嫌なら全然いいんですけど」
「いや、大丈夫だよ 僕がここにいる理由は-」
「小綿、情報が入った」
「何のですか?竜さん」
「チキチキについてだよ」
「、、、火災事件の犯人」
「ここ数年尻尾を出さなかったがようやくだな、そろそろこの事案も終わらさないとだな」
「ですね、竜さん子供いますもんね」
「まあ、うん」
/
「一葉 白狼です、よろしく」
「白狼くんよろしく、私は春花 小綿、わたぐもって呼んでね」
「、、、っす」
「素っ気ないな、一応私先輩だよ?」
「だって、、、今日からのパートナーのことわたぐもって、、、」
「じゃあ好きに呼んでいいけどさ」
「、、、んでわたぐもさんはあいつについて詳しいんですよね」
「うん、あいつは私がどうにかする」
「手伝いますよ、俺もあいつは許せないんで」
「小綿、白狼、おつかれさま、よくやった」
「竜さんありがとうございます、私にチャンスを作ってくれて」
「いや君たちが頑張ったからチャンスができたんだよ、ほんとによく頑張った」
「、、、チキチキを捕らえたからもうあの事件は再来しないんですよね」
「ああ、連続火災事件についてはね」
「また次の事件が?」
「ああ、隣町の心波町で行方不明者が出ているらしい それで上のおっさんらが異案に仕事投げ出したってこと」
「ははは、面倒ごと押し付けられてるみたいですね」
「まあ実際そうなんじゃないか?他の隊もそういうの多いみたいだし」
「来週から調査を始めていく、二人ともそれまでしっかり休んでいてくれ」
「竜さんあれって、、、」
「僕はあいつの相手をする、二人は僕の娘を護衛をしてくれ」
「、、、っす」
「お、お父さん!?」
「未奈そいつらと逃げろ!ここは俺が何とかする!」
「おい、大丈夫か?」
「無理しなくていいからね、落ち着いたらでいいからねー」
「っ!!!」
「白狼!その子連れて早く逃げて!私が少しでもじ」
/
「、、、なにこれ」
喰らった後その記憶が一気に流れ込んできた
これは、、、春花さんの記憶?
〚未奈、ごめんね〛
情報を整理しきってない私の頭にまた先ほどの声が響く
〚少し眠ってて〛
、、、うん、問題ない
体の動きも大丈夫だな
少し意識を体の中にやる
私のそれとさっき取り込んだそれ
さっき取り込んだそれを吐く
「っ、、おぇ、、、」
、、、丸っこい紫色の結晶だった
そのまま彼に近づき私はその結晶を砕いた
そのお腹に空いた穴が少しずつ塞がっていく
やがて傷はすべて埋まった
これで大丈夫かな
また眠るか
オマケ
学校での出来事
文化祭編
東「んじゃ来月の文化祭でやること決めてくぞー」
杏「みなちやりたいこととかあるー?」
未奈「えーしいて言うならメイド喫茶?」
杏「却下」
未奈「え」
杏「なんで見ず知らずのやつの鼻の下伸ばした顔見ながら接客しなきゃいけないんだよ!絶対に嫌だね!」
東「えーじゃあ多数決の結果メイド喫茶することになりました」
杏「、、、私休もうかな」




