人がある故金が在る 故に金がある故人がある コイン二枚目
登場人物
亡神 冷鵺 (なくしがみ れいや) 二つ名「虚栄の城壁」
何処かズレているところがある男子二年生 結構悲観的なところが多い
もう一つロストと言う名がある
時杯 優鬼 (ときつき ゆうき) 二つ名「ズレにズレた時間」
割と強気な男子一年生
この中では常識人タイプ
三鏡・グレモリーゼ・リアス 二つ名「鏡国の住人」
転校して来たばかりのハーフの金髪女子二年生
結構おしゃれ好き
芝埜川 沙里香 (しばのがわ さりか)
本編参照
「っと、こんにちは、センパイにリアス先輩」
「こんにちわ、シバちゃん」
「よ、シバ」
屋上の扉を開けて出てきたのは俺と同じクラスの芝埜川 沙里香、先輩二人にはシバと、俺は芝埜と呼んでいる子だ
「何の話ししていたんですか?」
「バイトの話しだ」
ちなみに芝埜はタダの一般人なのでアヴァロンの事は知らない それゆえ少しぼかして言った
「あれ? ユウキバイト始めたの?」
「正確にはここ三人でだな」
「・・・・センパイがバイト・・・・?」
「おい待てシバちゃん、何で僕がバイトしているだけでそんな不審そうな顔するんだよ てか何で僕限定なんだ」
そうレイヤが言うと芝埜は申し訳なさそうに、
「いやぁ、何かセンパイがバイトって何かイメージ無くて・・・・ 何か接客も力仕事も無理そうに見えて」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
拗ねて本を見だす冷鵺
まぁ、ドンマイ
「ところで何のバイトを三人でしてるんですか?」
「ヒミツ♪」
指を唇に当てて可愛く言うリアス ま勿論女子の芝埜にそんなお色気は効くはずも無く
「それ怪しいヤツですか・・・・・?」
と真っ当な返答を貰った
「いや別に怪しくは無いが・・・・・」
さて、どうアイドル活動の事をはぐらかして言えるか・・・・
「イベントの手伝いだ ゲームの大会のオフの運営の方を手伝っている」
「へぇー、そんなバイトあるんですね」
冷鵺ナイス 見事にはぐらかした
「そしてその給料が中々良くてな」
「そうなんですね ちなみにおいくらで?」
「日給二万」
そう冷鵺が言うとリアスは意外そうに、
「あれ私二万五千円だったよ?」
「いや俺一万五千だったぞ リアスはまだ分かるとして何で俺と冷鵺で差があるんだよ」
「僕の一万五千と王さまの五千の分」
「あ! ずりぃぞてめ!」
こいつまさかの人数詐欺しやがってたのか!
「悔しかったらお前も分裂してみろ」
「・・・・私もアリスの分をねだってみようかな?」
くっそこいつら自分が二人いるからって多めに貰ってやがる! まじうぜぇ!
「・・・・・分裂って何の話しですか?」
「何でも無いよシバちゃん」
芝埜を出しにこの話題を終わらせるリアス
「ま、何にせよ」
とため息交じりに冷鵺は、
「一番儲かったのはミユなんだがな」
「あー、あの守銭奴なぁ」
ミユ 白錬屋と言うお店の店主の白猫 ミユは素材があれば何でも作れるという鍛冶屋スキルを持っていた為舞台や小道具やグッツやら全てをミユに任せていた
もちろん最初は仕事量の多さに少し嫌そうなミユだったが儲けを全く気にしない仁が収益の八割をそっちに渡すと契約したところ大やる気を出して道具を全てそろえてくれた
「仁は元から楽しむ事しか考えて無いから収益とか気にしてないし、僕らは大金を求めている訳では無いし、結果的にミユの一人勝ちだったんだよな」
「言われて見ればそうね ・・・・やっぱりもう少し賃金上げて貰えるかジンに吹っ掛けてみようかな?」
「お前そんなに金が欲しいのか」
「欲しいわ」
即答にリアスは言った
「お洋服とか小物とかお化粧品とか一杯欲しいもの!」
「女子は大変だなぁ」
と他人事交じりのため息を付く冷鵺
「僕はどちらかと言うとお金より時間が欲しいかな、今良く言うプライベートの時間ってヤツだ
お金は生きれる分と本が買える分あればそれでいい」
と本を少し持ち上げながら冷鵺は言う
「俺はむしろ働いて金を稼ぎたいがなぁ ほら、カッコイイ車とか、サーフィンみたいなカッコイイ趣味とか、もっとゲームとか欲しいじゃん!」
「そうゆうの身が持つのか?」
呆れ混じりに冷鵺は言う
「僕にはそうゆうには無理だ、精神的体力が持たない」
「・・・・おまえそうゆう事言ってるとろくな仕事に就けないぞ」
「う、うるさい!! 僕は労働に不向きなの!!! ・・・・・・・・もう、死んでいいか?」
「弱っ! メンタル弱っ!!」
自分が働けないと思うだけで死にたいと思うとか弱すぎじゃねぇか?
「だってしょうがないじゃん 前はカッターナイフを見る度に怖くなったりしたんだぞ」
「・・・・何で?」
「カッターで手k「分かった!! もういいからレイヤ君!!! 大丈夫! 仕事探す時はIも一緒に探してあげるから!!」
冷鵺がジェスチャーをしようとした時にその手を取って強引に話しを終わらせるリアス
「・・・・働くって大変なんですね」
迷ったように芝埜は言う
まぁこんな話になったら言う言葉は迷うよな
「・・・・まーな」
少し落ち着いて冷鵺は言う
「大変なのは働く事よりも価値観の合う働く場所を見つける事だ
給料が多い代わりに仕事が多かったり無茶ぶりが多かったりする場所はまず僕には合わない、何せ価値観が合わないからだ
逆にリアスの価値観的には仕事量が多くてもやり甲斐がある仕事の方が合うだろ」
「・・・・・そうだね」
前やったアイドルの事を思い出しているのだろうか、少しくすぐったそうに笑いながら、
「確かにアレは大変でもずっと続けたいって思ったかな」
とリアスは言う
「・・・・・なぁ、お前ら」
と冷鵺
「お前らは金を稼ぐ意味って何だと思う?」
「は?」
いきなりそんな事を言い出す冷鵺
「生きる為、では無いでしょうか やっぱりお金が無いと食べ物も買えませんし」
おずおずと芝埜は言う
「私は幸せになる為だと思うよ 自分の欲しいの一杯買って幸せになる為」
それに対しリアスは少し自信げに言う
「俺は・・・・・ まぁ、リアスと同意見かな」
「そう・・・・・」
冷鵺は少し間を開けた後、
「僕は人間らしく居る為に金を稼ぐと思うな」
と言った
「人間らしく・・・・?」
「そ、金は人間の一部だ 臓器みたく、筋肉みたく 多少なら無くても一応問題無いが大幅になくなると大きな支障をきたす部位」
「・・・・ねぇ、もしかしてレイヤ君は金は命よりも重いって言うタイプ?」
「金と命は同格って言うタイプだ」
リアスの問いにそう答える冷鵺
「金と人間はかなり似ているんだよ」
そうだな・・・ と冷鵺
「パンがキリストの肉ってのは知ってるか?」
「うん、一応」
と答えたのはリアス 俺と芝埜はハテナ顔
「ならパンはどうすれば手に入る」
「・・・お金で買う?」
「そう、つまりキリスト、人間の肉体=パン=金 だ肉体とパンは同格で、パンは金と同格、故に肉体は金と同格だ
あー、そうだ、分かり易く言えば肉体労働みたいな感じか? 体力とお金の等価交換、そう考えると金も体も等価だ」
・・・・う、うーん・・・・
「り、理屈は何となく分かるが・・・・ 何か無理あるく無いか?」
「そうか ならこっちはどうだ?」
と冷鵺
「人間は何にでも成れると言うだろ 政治家にも、消防隊にも、先生にも、・・・・・小説家にも・・・」
・・・・何で最後のやつ少し濁したんだ?
「それと同じでお金も何にでも成れる パンにも、ゲームにも、車やクルーザーにも」
そして・・・ とトーンを落として
「人にも、人の知識にも」
「・・・・人身売買、ってか?」
「付け加えれば情報漏洩もな」
馬鹿げた話しだと自分でもわかっているのだろう、呆れた様子で冷鵺は言う
「人の知識は金に変わるし金は知識に変わる 人の体を金に換える事も出来るし金を人に買える事も出来る
・・・悪行かどうかは別とした、な」
何が言いたいかと言うと・・・・ と冷鵺
「要するに金と人間は密接なんだ と、言うより・・・・・・」
金は、小さい人間だ この世に増える一方で、決して死ぬことの無い、ある種理想の人間だ
「壊れまで、破けるまで永遠と旅をする、永遠と生まれ変わる、転生する生き物のような物だ」
人間が色んな所に歩き、名前が変わったり、戸籍が変わったりするのと同じように
何処か遠い目で、冷鵺は言ったのだった・・・・・・
ミハヤ)実際お金と命ってどっちが大切なんだろうね
ロスト)一般的にはお金なんだろうね 人を殺したら金で償え、自分の人生を金に換金しろ
世も末だね・・・・・・




