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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
「リアスの国のアリス』
85/129

リアスの国のアリス あとがきページ

人物



未夜ミヤ

黒い長髪に真っ黒な和服に茶色い肌の猫又少女

物語の読み手


アリス

エプロンドレス姿の金髪少女

見た目はまんまアリス

「さて、どうだったかな!」

パタンと本を閉じて未夜は言う


「アタシの正体、アナタは予想出来てた?」

少し眠そうに欠伸をしながらアリスは言う


「ところでさ、君は鏡についてどう思う?」

唐突に未夜は言う


「ワタシはね、子供の頃は鏡が凄い怖くて、お風呂に入る時も、顔を洗ったり歯を磨く時もいっつも鏡を避けてたんだよね」


「そんな猫じゃないのだから あ、猫か」

確かにアリスの言う通り鏡を怖がるとか猫みたいだ 猫だけど


「だって鏡って不思議じゃん 自分が、と言うより生き物が映るって 

そういえば何で鏡は映るの?」


「光の反射ね 鏡は光を100%反射する性質があるからそれにより鏡に映るの」


「・・・・・?」

イマイチ分かってないような顔の未夜


「えーと、つまり・・・・ 目で見える物が鏡には見えるって事?」


「何でむしろわかりづらく言うのよ」


「あー、いやね・・・」

と、言葉がうまく見つからないのか少しとぎれとぎれになりながら未夜は

「鏡って、もしかして『目』なのかなぁ、って」


「・・・・目?」


「うん 何と言うか、鏡は光を受けて映るんでしょ? ならそれは目と同じで、要するに鏡は目と同じ構造なのかぁ って・・・・・・」


「・・・・・・そう言われて見ればそうね」

少し面白そうにアリスは手を顎に当てて言う


「目は鏡、ね 鏡を見ている時は鏡にも見られている まさにアタシとあの子(リアス)みたいね

あの子が鏡を見つめる時、それと同時にアタシに見つめられる


・・・・・・何かそう思うと怖いわね」

と、少し嫌そうな顔をしながら

「パソコンとかスマホとかの画面も光を反射するのよね それってスマホを見ている時は必ず誰かに見つめらているって事なのかしら」


「・・・何かパソコンの前にいるの怖くなってきたんだけど」


・・・・・この子たち中々想像力豊かだな


「マジックミラーはもちろん、今では画面の向こうにインターネットがあり、自分の書いた行動は誰かに見られて・・・・・・ 

・・・・・本当に鏡は目ね」


「このお話(テイル)も画面、鏡の向こうで見られているんだよね・・・・・・

あ、マジで鏡は目だなこれ」

本当に怖くなってきたのかブルりと体を震わせる未夜


「ワタシが鏡が怖い理由って鏡を見た時に自分の目が見えて、まるで見つめられているように見えたからだからなぁ

そりゃどーりでSNSとかに馴染めないはずだ 画面越しに見つめらているとか怖いわ」


と、未夜は二つの尻尾を体に巻いてから、

「はい! この話はお終い! もういい!! 下手するとパソコンの前に立てなくなりそうだからもういい!!」

と強引に話を切ってきた


「それより、次はどうしようかな・・・・・」

と指で頭を掻く未夜


「あら、決めて無いの? と言うよりよく考えたら今は何も起きて無いのよね」


「そうなんだよね・・・・ うーむ、これは少し話しのタネをまきに行かないといけないか?」


「あ、なら次は死人が出るようにね」

何か物騒な事を言うアリスに嫌な顔をする未夜


「だって毎回毎回死にそうな人が出てるのに死なないじゃない ユウキに至ってはだかあれは嘘だ法則だったじゃない

次はしっかり死人出してよね」


すっごく嫌そうな未夜


「そんな物騒な事・・・・・・・」

と言いかけて、

「あ、あの子なら・・・・・・・・・・」

と何か呟き考え込んで、

「・・・・あまり気乗りしないけど・・・・・・ あの子にするか」


「あら、死人出すの?」


「死人死人言わない! 物騒!」

と未夜は言った後、コホンと咳払いして、


「さて、今回の物語はこれでお終い 今回の題材は『鏡』、鏡を見つめ、鏡に見つめられる少女のお話、どうだったかな?」


そして未夜は立ち上がり、


「次のお話(テイル)も期待しててね


黒い猫が歩き去り、次は白い猫が舞台へ上がる テイルはこれにて幕を下ろす

ご清聴、ありがとうね!」




「あ、ちなみに今回の締めは後日談だから」







ガラッ と教室の扉を開ける

「おはよう、リアスちゃん」


「おはよう」


「おはようリアスちゃん! 今日も美しいお姿で!」


「ふふ、ありがとう」

少し話すようになったクラスメイトやキザなクラスメイトたちに挨拶して自分の席に向かい座る


「・・・・・・・・・・・」

横の席には本を読む人

こちらの存在に気付きチラリとこちらを向いて、そしてすぐに本へと向き直る


「おはよう、ロストちゃん」


バタン! と盛大な音を立てて頭を机に打ち付けるレイヤ君


「僕は冷鵺だ!! と言うより冷鵺って呼べ! 呼ぶなじゃ無い、呼べ!!」

相当この場でロストと呼ばれるのが嫌なようで面白いくらいに名前を強調してレイヤ君は言う


「あ、ゴメンね、ロストちゃん」


「おまえ・・・・・ その呼び名流行ったら許さないからな・・・・・・・・」


はぁ~~~~ とレイヤ君は大きなため息を付いて、


「やっぱり僕はお前の事嫌いだわ・・・・・・・」


「そう?」

と、わざとっぽく笑みを作ってから

「私はキミの事好きだけど?」


今いるクラスのみんなが振り向いたのが分かった


それを受けてIは少しレイヤ君に近寄り、

「どうせなら今度デートしようか?」


フフフ、こんな事言われたらさぞかしレイヤ君は嫌な顔をするだろうなぁ

何せIみたいな美少女と恋人どうしなんて言われたらさぞやレイヤ君は他の男子に嫉妬されるだろうなぁ


・・・・何だが不思議な気分だった 人をからかうのがこんなにも楽しいなんて

からかう、嘘を付くじゃ無くてからかう 同じ嘘なはずなのに、何でこんなにも楽しいんだろう


「・・・・・リアス」


あ、やっぱりレイヤ君は注目を集めるのが嫌で仕方がな

「大丈夫か?」


「・・・・・・え?」

え、何で心配そうな顔してるの?


「転校したてでイジメられてるのなら僕に言って 何が出来るか分からないけど僕が何とか出来るかやってみるから」


「え? え?」


そしてポンと肩を優しく叩かれて、

「大丈夫だから、君は一人じゃないからね 僕がちゃんと味方するからね?」


「え?え?え?え?」

唐突なそんなカッコイイ言葉に思わず体温が上がる


え、Iは一人じゃないって、え、え? も、もしかして、こく、はく・・・・・?


「・・・・・・い、いや違うから! 別にいじめで誰かにレイヤ君に告白しろとか言われて無いから!!」


「あ、そうなの?」


ようやくレイヤ君がIがいじめられていると勘違いしている事に気付く

「何だよ、ただの嫌がらせか 驚かすな」


「それはIのセリフ!」

胸を撫で下ろすレイヤ君に対して思わず声を上げて言う


「何でデート行こって誘う=いじめられてるになるのよ! 話し飛びすぎでしょ!」

その言葉にレイヤ君は少し申し訳無さそうに


「いや・・・・ 昔仲間外れ気味の女の子がイジメで僕に告れって言われてた事があったから、それかなって」


「いや、だからって飛躍しすぎでしょ」

思わず苦笑いになる


「ま、ともかく良かったよ」

と、本を手に取り、

「リアスがいじめられて無くて」

と言った後、少しニコリと笑って、


「その嘘が無い顔、中々可愛いよ」


「っっっっっっっ!!!!!!」


その後本へと向き直るレイヤ君


そしてIはトイレの個室へと猛ダッシュ

バタンと大きな音を立てて個室へ立てこもり鏡を出す


そして落ち着く為いつものおまじないを言おうとしてコンパクト鏡を取り出した時、


そこに見えたのは真っ赤な顔の自分


「っっっ!!!」

い、イヤ何でこんなにIは顔が真っ赤になってるの!!?


『あら、可愛いトコロあるじゃない』


バン! と乱暴にコンパクト鏡を閉じる


「アリスー・・・・・・・・」

この心臓のバクバクをどうやって止めれば良いのか、予鈴が鳴る寸前まで考え込むIであった・・・・・





「・・・・・冷鵺君、君中々大胆だったんだね」


「ん? いきなり何? 委員長」


「・・・・・・・いや、何でも無い」


「?」


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