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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
「リアスの国のアリス』
83/129

その目に映る自分 28ページ目

今回の登場人物



時杯 優鬼 (ときつき ゆうき) 二つ名 シフト・グリニッジ

冷鵺の後輩 通称ユウキ

先輩の冷鵺にもため口


三鏡 (みかがみ)・グレモリーゼ・リアス 通称リアス

転校して来た金髪少女

人前では元気そうな少女 人前ではない時はちょっと不思議な少女


アリス

リアスに似ている少女 その正体は・・・・・?


亡神 冷鵺 (なくしがみ れいや) inレイ

本来は表に出るのはロストの方だが今は不在の為レイが出ている

ロストと違い性格は妙に掴めず自分勝手な節がある

『アナタ、そうゆう人だったのね』

はぁ、と安堵の息を吐きながら鏡に映るIが言う


「そうゆう人でした、と言ったらまぁまぁカッコ良さそうだけど、その実内心ずっとゴメンねの心でいっぱいでした」

さっきの殺人鬼のような不陰気も笑みも無く、苦笑い風の笑みを浮かべてその映るIに話しかけるレイヤ君


「・・・・大丈夫か?」

そして心配そうにIに声をかけてくれるユウキ君


「・・・・・・・・・・・・・・・え?」

ようやく頭が回転しだしたが、それでも何がどうなってるのと一点張りだった


『それにしても、いつアタシがこの()()()にいるって判ったの?』


「確証を得たのは昨日だね」

レイヤ君は肩を竦めながら言う

「昨日仁が君に会った時、君が逃げている時に背中に眷属(コウモリ)を付けて尾行させていたらしくて

それによると君は湖の辺りで急に消えたらしいね」


『でもそれだとアタシが鏡の中に居るとは考えられないでしょ と言いたいとこれだけど』

と窓の中のIがIを見て、

『アナタが分かり易いヒントを出しちゃったのよね

アナタにとってはハジメマシテ、可愛い可愛いもう一人のアタシ』


「あ、は、初めまして」

思わず挨拶をしてから、

「・・・・・どうなってるの?」

ようやくこの質問をする


「え、何、怪奇現象? モンスター? ドッペルゲンガー?」


『あら、中々いい呼び方ね、「二重に歩く者」ドッペルゲンガー 普通の道と鏡の中の道を二人同時に歩く者、アタシたちにとっては中々洒落たグループネームじゃ無い? 二人でアイドル目指してみる?』


「そのネタまだ続いていたのかよ・・・・」


『アタシたちを育てて下さい、マネージャー!』


「だからしねぇって!」


「・・・・・・・・・・・・・」

ナニ? この感じ

何でこんな怪奇現象に動じない上に仲良くお話してるの訳分かんない・・・・・


『ま、取り敢えず早く答え合わせをしましょう? 一名取り残されている子もいる事だし、解決編をとっとと終わらせて説明してあげましょう?』


「あ、そうだね」

コホン、と咳払いをしてレイヤ君は言う

「アリスが言った通り、キーになったのはリアス君のおまじないだ

鏡の中の自分に言う、鏡の自分に願う それによりアリスは生まれた、いや、出てきたか?

リアスの心の(くに)から出てきたアリス、それが君だ」

レイヤ君に指差された窓の中のIはニヤリと笑う


「そして更に君、リアス君はもう一つ願っていた そのアリスに自分が救われる事を

アリスが目覚めた瞬間に壊れた国のように、自分の嘘偽りの国を壊してくれる事を」


「え・・・・・?」


順を追って話そう とレイヤ君は訳の分からない説明を続ける

「大体一週間前、この町に引っ越してきたリアス、もといアリスは偶然にもアヴァロンエデンの中でオレらを、それと転校する先の学校の制服を着たオレら・・・まぁ厳密にはそれはオレじゃ無いが、見つける


それを見てアリスは考えた訳だ 異世界を知っているこの子たちならどうにかできるんじゃないか、と


その過程でまずはオレに自分を訳の分からない敵だと思わせとく為にシルエットを街へ送り込んで目立つためにわざわざ出しゃばって悪さをする

そして迷惑が極まったところにリアスが転校、そしてオレらはアリスとリアスの関係、と言うよりリアスはもしかするとアリスなのかと言う疑念を持ち出す


そしてオレらはどんどんリアスを疑い出す それが目的だったんだよな?」


『さぁ、どうかしら?』

わざとはぐらかすように言う窓のI

『ま、確かにその子をどうにかしてみたいとは思った事あるけど、シルエットを放っていたのはただ面白かっただけ

それからその子とアナタ達がうんうんと唸ってるのを見たかった、それだけよ?』

どこまでが真実でどこまでが嘘か分からない言い方をする


「ま、そうゆう事にしておきましょう 話しはオレの仮定って事で」

肩を竦めてからレイヤ君は続ける

「そしてそれは効果てきめん 君の嫌な性格を思い出し思わず嫌いと言ってしまったロス、オレに対してリアス君がそんなの初めてだと喜んでいたのは、」


と、レイヤ君が優しい笑みでこちらを見て、

「自分が嘘を付いていると見抜いてくれて、上っ面な自分を指摘してくれて嬉しかった、だろ?」


「指摘・・・・・されて・・・・・・」

唐突にIに言葉が向く しかししの言葉は今までの会話のような良く分からない言葉では無く、妙に頭に響く言葉だった


「嘘を付く人ってのは、自分の有利に働かせたいか、誰も信用していないか、もしくは嘘が止められないか、

リアス君は嘘が止められなかったんだよね 自分を塗りたくる嘘が、他人に良い顔をする自分が、指摘されるまで止められなかった だからあの時喜んだんだよね、この人なら嘘を止めてくれるんじゃ無いかって」


「・・・・・・・・・・・・・・・」

思わず苦笑いが出た

「一応聞くけどIは今この場で噓つきだって説教されてるんだよね?」


「結果的にそうなるな」


「・・・・・・・ふふっ、」

何故だろうか それは自分が可愛くない、と言われているはずなのに、いつも自分を励まして来たおまじないがそんなの全く効果ないからやめろと言われているようなもののはずなのに、


「なーんか、怒られてるのに悪い気がしないなぁ」


「それは何よりで 悪い気がしないのならこっちも指摘のし甲斐があるって物だ」


『何その教師臭いセリフ』

フフッと笑って窓のIは言う


「まぁでも、中々悪くは無いんじゃない? 様になってるよ」

同じくフフッと笑ってIは言う


「・・・・・・で、もう一つ重要な事で」

話しの雰囲気を変える為か、少し間を開けてレイヤ君は言う


「そうやってオレに指摘させる為にロストを連れ去った、って事で良いんだよね?」

さっきまでとはまた一転、今度は殺意ある顔で鏡のIに言うレイヤ君


「ロストは人を指摘するのには不向きだ 何せロストは他人の指摘によって心に深い傷を負っているからあいつには他人を指摘するなんて到底無理だろう

あいつなら絶対に僕も同じだとか何とか言って庇いだすからな むしろロストをさらったのは良い判断だ」


だが・・・・

と、さっきリアスを殺そうとしたのが比ではない位の目の鋭さをして、

「これで君の狙いは達成したんだ さっさとロストを返してくれないなか?」


その言葉を待った居たかのようにユウキ君がレイヤ君のそばに立つ

「さすがにこれ以上の迷惑は見過ごすことが出来ないからな、アリス」


二人の凄まじい剣幕に鏡に映るIは・・・・・・・


『え? 知らないわよ?』

キョトンとしていた


「え・・・・・・・?」

その言葉に同じようにキョトンとするレイヤ君と

「おま、この機に及んでふざけるなよ!!」


『いやフザケてないフザケてない、本当に知らないわ 確かに一度森でロストちゃんとあったけど別に何もしてないわよ? 一度デンワかけて見たら?』


「いやどうやって? ロストは冷鵺なんだぞ 此処にレイが居る以上こっちには絶対にロストは居るはずがねぇんだぞ!」


『え? ロストちゃんって別の高校の女子高生じゃ無かったの!?』


「・・・・え、えーと??」

話しを整理しようとするようにレイヤ君が口を開こうとした時、


『・・・・・・そろそろ時間ね』

チラリと後ろを見る窓のI

ふと気付けばそろそろ夕焼けが沈み、夜の帳が落ちてきだしていた


『夕日が沈むとアタシが鏡、もとい窓に映らなくなるからもう喋れないわ』

そして何故かIの方を向いて、

『折角だからあっちで話しましょう、あの吸血鬼の館の付近で待ってるわ 

・・・・そんなところをうろついて吸血鬼にころされな』


と、ここで窓にIの姿が映らなくなり言葉が途切れる


「・・・・・・えーと、」

少し困るようにレイヤ君は

「あんまり時間無いんだけど・・・・・」


「ま、多少ならいいんじゃないか? 行ってすぐ帰ろうぜ リアスは時間あるか?」


「あ、う、うん一応・・・・・」


「ま、なら行って見るか」


「ど、何処へ?」


「アヴァロンエデン、何でも願いが叶う場所だな ま、都合が良いことが叶うとは言っていないがな」


「時間大丈夫かなぁ・・・・・」

少し自虐的なユウキ君と時間を気にするレイヤ君に連れられて、Iは謎の場所へと行く事となったのであった


未夜)何で人は嘘を付くんだろうね


アリス)嘘は簡単に付けるからよ 安価な物に手を出したがるのはニンゲンの性よね

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