反王の裁判 26ページ目
今回の登場人物
時杯 優鬼 (ときつき ゆうき) 二つ名 シフト・グリニッジ
冷鵺の後輩 通称ユウキ
先輩の冷鵺にもため口
輝闇 仁 (きじゃ じん) 二つ名 最悪の吸血鬼
人間と吸血鬼のハーフの少年
普段は一人称「僕」ですます口調なのだが怒ると「オレ」からのため口に変わる
絶対に怒らせてはいけない相手だと皆は認識
アリス
神出鬼没の金髪少女
アタシが一番美しいが口癖
「・・・・なぁ、結局何が分かったんだ?」
俺たち、俺と仁はアリス兼ロストを探す為取り合えず森の中を散策する
「てか何で森なんだ? いつもアリスは街中にしか出没しなかっただろ」
事実何か検証したいと言っていた本人のレイは街中を探してるし
「いや、ボクに聞かれても何が分かったかとか知りませんよ? だって詳細聞いて無いですし、第一そのリアスとかいう子も知らないですし」
さっきのロストが居なくなったと聞いた時とは打って変わって少しとぼけたように言う仁
「いやーレイ君が一体何を思いついたのか全く分からないですわー」
わざとらしー
「・・・・てかさ、もう一度聞くけど何で森なんだ?」
と、言うより・・・・
「何でこの森なんだ?」
この異世界、アヴァロンエデンは田舎みたく沢山の森がある その中で仁が選んだのは街とは結構な距離が在り、おまけに怪物、シルエットの出やすい場所の森だった
「ちなみに名前は水面の森、水がキレイで水面の中にも森があるように見える森ですね ここは中々居心地がいい為シルエットも結構頻繁に来るみたいです」
と仁が解説する
「ちなみに理由はロストならここへ来そうな気がしたからですね あの子結構涼しいところが好きなんですよね」
「・・・・・何でそんな事知ってるんだ?」
「さー何処かに居ないかなー」
誤魔化す用に仁は言う
「それで、アリスの何が分かったんだ?」
重ねてもう一度問う
「だから分からないですよ」
仁が同じ答えを返す と、ため息を付いて
「ただ単に良く分からなかったことが分かったかもしれないになっただけですよ」
とチラリと別の方向を睨み、
「そこのとこどんなんですか? お嬢ちゃん」
「そこのとこと言われても、アタシには何のことだがサッパリ」
唐突に木の陰から現れるエプロンドレスを着た金髪の少女
「初めまして、最悪の吸血鬼さん?」
「こちらそこ、お初にお目にかかり光栄です、アリス君」
「ア、アリス! 何でここにいるんだ!?」
「それはこっちのセリフなのだけれども・・・・」
少し困ったような表情をしてアリスは言う
「もしかして此処って穴場の散歩スポットだったのかしら? 二日目もロストちゃんが来てたから」
「っ! やっぱりお前ロストに会ってたのか!?」
「? ええ、そうよ?」
しらばっくれるようにキョトンとした表情で言うリアス
「って事はやっぱりお前がロストをさらったのか!」
「・・・・・・、さぁ? Iわかんない?」
「とぼけるな! って、その一人称!」
わざとらしくアリスは笑う
「ま、悪いけどアタシもお暇じゃ無いの 今日のところはここでサヨナラしましょ?」
「・・・それをオレが許すとでも?」
と、仁は剣を手に持ち言う
「はっきり言ってお前の迷惑行為は目に余るんだ 目的が目的な為に余計に目に余るんだ」
「あら、目立つのは最悪の吸血鬼だけで十分だと?」
挑戦的な笑みを浮かべて言うアリス
「ま、アタシはアナタの違って世界一美しいからめだ――――――― 」
一瞬の静寂
「別に手をだしても構わないんだぞ オレには女を傷つけないとかいうポリシーは無いから気にするな」
そして今になって吹きだず風
「・・・・・・・・・・・ そ、それでもレディには優しいのね」
喉ぼとの剣の刃を引きつった笑みで見ながら言うアリス
その状況でも憎まれ口を叩けるお前すげぇな・・・・・・
「オレは女に優しいんじゃなくて弱い奴に優しいんだよ」
カチャ と剣先を動かす音
それに対してリアスは変わらず笑みを浮かべる ちょっと「ひっ」という小さい悲鳴が聞こえた気がしたが
「弱い奴は殺す価値すらないし敬意を示す意味も無い だから優しくするんだ、さしずめ、道で出会った野良猫のように、そこにいるから優しくするだけだ」
立場逆転、今度は仁がニヤリと笑う
「だから優しい優しいオレはお前の判決を別の奴に預ける事にしますよ」
やっと喉ぼとから剣を離す
「さ、さっさと逃げてもいいですよ、か弱いレディ?」
パタン、とその場に座り込むアリス
「こんな仕打ち無いでしょ・・・・・・・・・・」
「挑戦的になったお前が悪い」
それしか言う言葉は見つからなかった
「っ、こ、今度会った時は・・・・えと・・・・サ、サヨナラ!」
流石に仁の最悪の吸血鬼の部分に触れてこれ以上口を叩けなかったのか閉まらない捨て台詞を残してさるアリス
「・・・・・ん?」
慌てて去るアリスの背中にふと何か付いている事に気付く
何なんだろうと見ようとしたがよく見る前にアリスが見えなくなってしまう
「・・・追いかけなくていいのか?」
少し気になったが取り敢えず仁にそう聞く
「ええ良いですよ」
普通の口調に戻って仁は言う
「さて、後はレイ君に任せるだけですね」
「え、任せるって?」
「そのままの意味ですよ」
そう言って帰り道へと向かう仁
「って、ロストは良いのか?」
「気にしないでいいですよ、多分」
いや多分って
「後は全部レイ君がやってくれるでしょう いやー良かったですねユウキ君」
「な、何が・・・?」
「君はボクと違ってちゃんと判決が見れそうで」
そして仁は言う
「後でボクにも聞かせてくださいね、反王の判決を
てか本当にボクはリアス君とやらの子の事を全く知らないですから何がどうなるか分からないんですけど
あーあ、何か悲しいなぁ、今回は全く事件に介入することが出来なくて」
「遂に仁にまで放置されたロストの方が悲しいと思うが・・・・・」
本当にロストは何処にいるんだ・・・?
「此処にいるよーーーー!」
「・・・・急にどうしたのロスト?」
「いや何か誰かが僕の事を呼んだ気がして」
未だに縛られている中僕は何故か分からないが叫んだ
「てか早く出して・・・・ お尻痛いし、もうお嫁に行けないんだけど・・・・・・」
「別に下世話な事でお嫁に行けなくなるんだったら病院で動けなくなった人はみんなお嫁に行けなくなると思うんだけど」
「それはそれでしょ・・・・・・・」
本当に速く終わらさてくれない王さま? さもないと、また僕引きこもるくらい精神病んじゃうよ・・?
未夜)さて、そろそろ終盤! 果たしてアリスとリアスの関係は! レイが取る判決とは!?
アリス)・・・・・そこまで大きく出す物だっけ、アタシとリアスの関係は
本当にちゃんとオチあるの?
未夜)わっかんない♪ 芸術は手探りが基本だから、私にもどうなるかさっぱり♪
アリス)本当に何時も行き当たりばったりなのね・・・・
未夜)そうゆうもんじゃない? イメージを具象化するって




