間違って飲んだ薬の小瓶 18ページ目
今回の登場人物
ロスト
半人半吸血鬼の幼女 二つ名 ヴァニティ・キャメロット
ボブヘアーの黒髪に紫の瞳の幼女 一人称「僕」
「さて、取り敢えずこうなった経緯を説明しよう」
誰か聞いている訳でも無いが僕は一人で監禁されてる中言う
「アリスと接触した後、何故か僕の膝に手紙が落ちていた それは明らかにアリスの仕業だろうと僕は踏んだ 警戒しながら開いてみるとそこには場所が書かれた紙が一枚だけ
さて、どうしようかと僕は考えた 普通なら仁や王さまに相談した方が良いだろう だが今さっきアリスの事は他言と約束したばかり
此処で僕はアリスが僕の事を見定める為にこんな事をしたのかと思い当たった
此処で僕が本当に約束を守るかどうか
そう考えて僕はその記されていた場所に一人で来た アリスとの約束はしっかり果たすという意味で
それゆえに僕は全く警戒して無かったアリスが罠を仕掛ける何て思っていなかった
あら本当に来てくれたのねってアリスが笑いながら言うかと思っていた」
「でも現実はこう、と」
いつの間にか僕が捕らえられているこの謎の部屋に現れて相槌を打つ
「・・・・・・そうね、現実はこうだったね」
苛立つ感情を抑えて僕は言う
今僕は捕らえられている ガッチガチで鎖に縛られていて今動かせるのは足と指と頭だけだった
「てか離してよ! 座りっぱなしも結構キツイんだから!」
ちなみに現在椅子に座らせられて、体は鎖でガチロック、腕は十字架みたいに横にされてロックの軟禁状態だった
「十字架縛りよりはマシでしょ ちゃんと食べ物も飲み物も持って来ているんだ むしろ感謝して欲しいのだけど」
「僕を監禁してる相手にどう感謝しろと言うのですかね!」
ガチャガチャと鎖を揺らしながら僕は言う
「それもそうだね ほら、食べな」
感謝はしないが、優しいのは事実 ちゃんと美味しい物、今回は野菜多めのサンドイッチを持って来てくれて、尚且つちゃんと口に運んでくれる
「あむ・・・・・」
うん、レタスがシャキシャキしていい感じ
そして一口食べ終わるとしっかりまた口に運んでくれる
「水」
「はいはい」
そう言うと持ってきたペットボトル飲料(正午の紅茶)を口に付けてくれる
しかもこぼれないように、また飲みやすいようにしてくれる
「・・・・・君、執事でもやってたの?」
「いや違うけど」
と本人は否定するがもはやそうとしか思えない
「今度王さまにも教えてあげてくれない? 王さまがむぐ!」
「はいはい気が向いたらね」
余り取り付く気は無いらしい しかし黙らせるためにサンドイッチを口に入れる時も詰まらないように優しく入れてくれた 優しい
「ふぅ、ご馳走様」
「どういたしまして・・・って、Iが作った訳では無いが」
お腹も孤独感も膨れてホッと一息 ・・・孤独感が膨れるってマズくない?
「・・・・・てかさ、前々から気になってるんだけどそのIって一人称何? あとせめてこの鎖くらいは解いてよ 逃げないからさ」
「一人称の事は気にしないで、それと鎖は解かないから Iは君の事信用して無いから」
少し睨むように目を細めて続ける
「何せ君は幻影使い、嘘を付くことが心情でしょ そんな奴をどう信じろと」
「イヤだから嘘は付かないって」
「幻影使いの癖に?」
「・・・・・・・・・それ傷つくから、と言うより古傷がえぐられそうだから止めて?」
この能力、『偽る』能力は冤罪を被せられた事、嘘を押し付けられた事により起こった事で、僕の言葉を信用せず少しの名分だけで無罪を責められるのはあの時のトラウマを思い出すので止めて欲しい
「ま、嘘にしても本当にしても事が終わるまで君を解放しないから」
「僕ではダメだから?」
監禁された時に聞かされた事を思い出しながら言う
「うん、君ではダメなの」
僕ではダメ、つまり言うと、
「王さまじゃ無いとダメという事」
「そう」
コクリと頷き続ける
「君とあの子は相性、性格が合いすぎる あの子の孤独感に君の虚独感が合いすぎる」
虚独、虚しく独り、意味なく独りでいる僕に、孤独、孤であるが故に一人故に独りでいるあの子とは相性が良い
理由なく独りになってしまった者と、訳があって一人にならざるを得ない者
「・・・・・ま、確かに似た者同士ってのは認めるよ」
実際に似すぎていた、思った以上に似ていた こいつの話しを聞いて、事の真相を聞いてようやくアリスの目的は分かった
・・・・・・いや、正確には・・・・・
「・・・でもさ、それなら逆じゃない?」
僕はそいつに向かって言う
「むしろ僕と一緒に居させる方が良かったと思うんだけど 似た者同士を引っ付けて仲良くなって一件落着って・・・・・・」
ちょうどプラスとプラスを足すような・・・・・・
「・・・・あぁ、それじゃダメなのか」
口に出してようやく気付く
「うん、それじゃダメなの」
同意するようにこくりと頷く
「それでは何の解決にもならない、一緒にいるうちはいいけど離れた時にまた元に戻るだけ と言うより実際そうだったから」
困った様にため息を付いて続ける
「あの子は周りから認められすぎる、好かれ過ぎる だからこそ甘やかすのはいけない、甘やかそうとするものを近づけるのはあまりよろしく無いんだ」
「だから、反王、王さまでないといけない、ね」
王さまならきっと、その子が望まない方向へと、その子が求める事とは相反する事をするだろう
「病気にかかった時にあえてわざと間違った薬、と言うよりその菌を飲ませてみるっていう手もある」
「案外抗体ができるかも知れないから、か それ荒治療の類な気が、つーか下手したら死ぬ奴だが・・・」
だがま、
「そうゆう事なら協力するのもやぶさかでは無いよ」
「と言うよりもう既に無理やり協力させている」
まぁ確かにもうしてるわ 僕は元に戻られないように監禁されて、王さまはもう派遣されている
「・・・・・それでね、そのかわりちょー、とお願いがあるんだけど・・・」
ジャラっと鎖を鳴らしてから僕は言う
「逃げないからこれ外して、と言うより一回外出さして?」
「それは断る それ外した瞬間に逃げられては困るの 何せ君は幻影を使うんだから目を離さなくても・・・・」
「い、いや本当にお願い!! マジで一章のお願い!」
「一生分ではなく一章分のお願いなのか・・・・ と言うよりどうしてそこまで外に出たいの? 腰がヤバい?」
「こ、腰じゃ無いけどヤバいの・・・・・」
「何が?」
「い、いや何って・・・・・」
あ、あまり言いたく無いのだが・・・・・・・
それを察してくれたのか少し首をひねった後にポンと手を叩いて
「あぁ、そうゆう事」
ようやく察してくれたようで、
「待ってて、今何か入れる物を持ってくるから」
何故か部屋から出ようとする
「え、ちょ、ちょっと、鎖解いてくれるんじゃ無いの!?」
「いやだって鎖解いたら逃げそうなんだもん」
そしてにっこりと笑い、
「安心して、Iはそうゆうの気にしないから」
「僕が気になるのーーー!!!!!」
あぁ、早く助けて・・・・・・・・・・・
ア)今回は結構早く終わりまで行きそうね
未)うん、何か早く終わりそうになっちゃった、多分
ア)いや多分って
未)いやー、これほぼその場の思い付きで書いてるからほとんどストーリー見えて無くって
ア)そんなんでよくできるわね・・・・・




