三月ウサギからの招待状 13ページ目
今回の登場人物
ロスト
半人半吸血鬼の幼女 二つ名 ヴァニティ・キャメロット
ボブヘアーの黒髪に紫の瞳の幼女 一人称「僕」
アリス
長い金髪でエプロンドレスの少女 見た目は正しくアリス 一人称「アタシ」
クロク
アリスのペットの黒毛のウサギ
「今度やったらマジでシバくからね 約束破ってでも」
「ウフフ、ゴメンゴメン」
全く反省の色を見せずに言うアリス
「てめ・・・・」
「そんな怖い言葉使いしなさんな、ちゃんとこっちも約束は守ってあげるけぇ」
何その口調 どこの方言?
アリスは近場の倒れている木に腰かける それを追うようにクロクもアリスの膝の上に乗る
座って、とでも言いたそうなアリスの目 まぁここは空気を読んで隣にすわ
「また変な事しないよね?」
「疑り深いわねぇ・・・・・」
「そりゃ疑り深くなるよ・・・・・」
取り敢えず一応は何もしてこなさそうなので普通に隣に腰かける
「全く・・・ 小学生の時に女子の間で流行ったスカートめくりじゃ無いんだから」
「そんな事あったのね」
「更に転校して来た女子に前の学校では体操ズボン下ろしが流行ってたってのを聞いたな・・・・・・
懐かしいな、僕はまだぐれる前の話しか・・・・・」
あの頃は他人が話してる会話を小耳に挟むだけで満足してたな
「あ、だからって僕にやらないでね!」
「・・・・・・・フリ?」
「違う!!!」
やって欲しいの と言うような目にもうため息しか出ない
「何で毎回クルクルのイカインクの主人公みたいな事してくるのかなぁ・・・・」
「そこにロマンがあるからよ!」
キリッとした表情で言うアリス
こいつやっぱり百合か・・・・
「ところでアナタ、さっきチラッとぐれる前とか言ってたけど小学生の時にぐれてたの? と言うよりあなた今小学生じゃ無いの? 身長低い系女子?」
「それいま関係ある?」
アリスの逸れ話しにまたため息を付こうとした時、
・・・・え、僕を小学生と勘違いしていた?
「関係あるわよ アタシの事を聞きたいならまず自分から自分の事を言うべきでしょ? ほら、言い出しっぺの法則」
「その提案最初にしたのアリスの方でしょ」
・・・・もしかして僕の事を知らない?
「・・・・・ところでさ、そのリアスって子はアリスにそっくりなの?」
「それを聞きたいのならまずアナタから話す事ね」
・・・・・・・・・・、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・ま、いいよ」
「フフ、女子バナの始まりね!」
楽しそうにアリスは言う
「で、アナタ今何歳なの?」
「今は16歳だよ 高校二年生」
「あら、アタシと同じなのね」
・・・・やっぱり、これもしかして僕が冷鵺だという事を知らないな
みんな知っての通り僕はリアスの事を知っている、この目で見ている、と言うより散々振り回されている
それからこのアリスこ言動、最低でもリアスと冷鵺が接触していた事は知っていた
つまりどうゆう事かと言うと、アリスは僕を冷鵺やユウキとは別の誰かだと思ってるって事だ
「へぇ、君も高校生なんだ 学校は・・・、王さまと同じか」
アリスは何も言わずにニコリと笑う そうかも知れない、と言う意味か?
とにかくこれはチャンスだ 僕をリアスを聞いて程度しか知らない女子高生と思ってるんならきっと油断して色々な事を話してくれるだろう
あ、これはアリスが勝手に勘違いしてるだけだから僕の嘘をつきたくないというポリシーには引っかからない!!
「で、どうして小学生の時にぐれたの? 反抗期?」
「不登校だよ、ただの」
不登校をただの、と言っていいのか自分でも微妙だったが
アリスも同じ考えだったようで少し驚いた顔をする
「・・・・・・何があったの? いじめ?」
さっきの面白がるような顔とは打って変わって心配そうな顔 なんかお姉さんって感じだな
「うん、正確にはいじめまで発展した、かな」
昔の事を思い出し少し愁い顔をしてるとクロクが膝の上に乗って来た
「・・・・・・君は優しいんだね」
クロクの意外な紳士ぶりに感心しながら、丁度手持無沙汰だったのでクロクを撫でながら続ける
「僕はもともと一人が好き、と言うより人の輪に入るのが苦手でいつも一人でいたんだ
ま、別段それに不備は無かったんだけどね、楽だったし
でも、ある時ちょっとした事件が起こったんだ
いつも昼休憩は校舎裏で過ごしてたんだけど、昼休憩が終わって教室に帰ると何やら騒がしかったんだ
何があったのか周りの話しを聞いてみるとどうやら誰かが窓を割ったんだけど誰か分からないって
その後クラス集会をしたんだけど誰も犯人を見て無くて、また名乗り上げる人がいなくって、それで早く終わらないかなぁって思ってると唐突にクラスの女の子が手を挙げてイキナリ僕は鏡を割った犯人で僕に脅されて口止めされてたって」
「でも、アナタはカガミを割って無いのでしょう?」
「・・・・・鏡?」
「あ、失礼、窓を、ね」
いや、どうやったら窓と鏡を間違えるんだ?
「とにかく、アリスの言う通り僕は割って無いよ つまり冤罪だね もちろん僕はやってないって言ったさ
でも何せいつも一人だったからね、誰も庇ってくれないし、校舎裏にいたから誰も見ていないしで有罪確定しゃって
それでも違うって言い続けた僕はクラスの噓つきものとしてみんなに嫌われて、親にまで嘘をつくなと言われて、そこからいじめからの、晴れて不登校のヒキコモリになったって訳」
「・・・・・・辛かったのね」
慰めるようにアリスは僕の頭を撫でる ・・・・思ってたより優しい人だった
僕の頭を撫でるのは王さまだけにして欲しかったけど今回はアリスも許しておこう
「でも、今は学校に通ってるのよね」
「うん、これも王さまのお陰だよ」
「反王のレイ、ね」
「うん、王さまと出会って僕が変われたんだ あ、一応聞くけどこの世界、異端郷が願いを叶える場所で、その叶い方はある種心の傷に由来するってのは知ってるよね?」
その言葉にコクリと頷く
「僕の願い、と言うより能力は『偽る』事なんだ」
「・・・消えてなくなりたかったって事?」
「王さまに会うまではそう勘違いしてたよ」
あの時の僕を思い出して思わず苦笑いが出る
「消えてなくなりたかった、もしくは罪を擦り付けた、偽った子に偽りで復讐したかったとか思ってたんだけど本当は嘘を付きたかった、楽になりたかったからって王さまに教えられたよ」
「・・・・・楽に?」
アリスにはイマイチぴんと来ていないらしい
「僕がやりましたって、やっても無い罪を認めれば楽になってたでしょ?」
「・・・・あなた、妙に嘘を付くの嫌がってたものね」
納得したように腕を組んでため息をはくアリス
「それで、自分が嘘を付けない人間だとわかると何か吹っ切れて、それに王さまにも支えられて見事脱ヒキコモリを果たしたって訳」
「・・・・・それは良かったわね」
アリスは嬉しそうに、いや・・・・・
「支えてくれる人が近くにいるのって大事な事よ」
憂いそうにしていた
「・・・・・・そこまで話されちゃアタシも話さないとね、金髪の少女の事を」
それはアリスの事か、リアスの事か、はたまた同一人物だからどっちもかは分からないが、アリスは話し始めた
ところでさ、これ他の人のはアリスとリアスの関係ってどう見えてるんだろ
さぁ? ま、そこは評価やブックマークと一緒にこの物語を前から見てる人は答えて頂戴ね♡




