ウサギは追いかける為にある 3ページ目
「ま、ロストもちゃんと帰ってきた事ですし、 そろそろ真面目に会議するぜ」
唐突に口調を変化させる仁 ここのみんななら知っている仁の吸血鬼モードだ
いつものダラダラモードは一人称が『ボク』で丁寧語で掴みどころの無いアホな感じなのだが、この吸血鬼モードは一人称が『オレ』に変わり口調も砕け、何より不陰気に凄みが出る
仁が最悪の吸血鬼と言われる所以はここにあると刹那から聞いた 会うだけで最悪、一目みるだけで恐怖、睨まれるだけで絶望
今はまだ何か怖いだけで済んでいるが、戦闘になるとマジでヤバいらしい
やっぱこいつと殺りあったロストってすげぇんだな・・・・・
「まず一番考えないといけねぇんはアリスの処罰だ」
「い、イキナリ処罰なのか・・・・・・?」
妙に飛躍したような切り出し方だった ここはアリスの捕まえ方とか、どうやって消えてるかとか、そうゆうのじゃ・・・・・・
「正確には、オレが出るかどうか、だな」
成る程それはかなり重要だ 一番重要だ
「はっきり言って今回の件はオレは助言くらいにして一切現場へ赴く事はせず、大半を『シルバー』に任せてぇんだ」
「あ、その言い方公式になるのね」
シルバー 正式名シルエットバスター 名の通りあの怪物たちを倒す組織、と仁が勝手に決めたチーム名なのだが俺たちが町で活躍するにつれその名前でいつの間にか知れ渡る事になった
が、略語大好きロストがシルエットバスターと言う名前が長く少し言いずらいという事で解明提案
シルエットバスターの『シル』エット『バ』スタ『ー』を取ってシルバーにしたところそっちの方が言いやすいという者が続出
そして今に至る訳である
「とにかくオレの出番は極力減らしてくれ さもないと大惨事になる ったく、これが悪意ある破壊活動ならとっととオレが出しゃばって力業で解決出来るんだが今回は愉快犯なだけあって迷惑だが大事ほどじゃねぇってのが難しいところだよなぁ・・・・・・」
待ちあぐねているようにあぐらに頬杖を突きながら言う仁
輝闇 仁 正直なところ俺はまだこいつがどうゆう奴なのか分かっていない
だから俺はどうして仁が出番を減らしたいって言っているのがよく分からなかった
「例えるなら子供のイタズラを法で裁くような物だ」
オレの思考を読んだのか仁はため息を付きながら言う
「自分で言うと妙に感じるが、オレは強すぎるんだ 本気出せばこの世界を支配できるからな」
「・・・・・・・そんなにやべぇの?」
その言葉に長年の付き合いであろう刹那が神妙に頷いた
「昔旅先の王国を一夜、いや朝飯前に制圧した事があるからね・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
それ、実話なのか・・・・・・・?
「もしかしたらそっちの世界の書物をひっくり返したら仁の事の一つや二つは出るんじゃないのかな?」
・・・・・ま、まぁ、色々ツッコミたい事はあるんだが・・・・・・・
「あぁ、今回は割愛しろ それが身の為だ」
仁に笑顔(威圧)で言われたのならしょうがない 今回は何も考えないでおこう
「ま、とにかくそれくらいオレはやべぇって事だ 核は相手が核が持っている時にしか使わない方がいい
ケンカは同レベルでしぇねといけねぇって事だ
そのルールは守っておかねぇと最終的の大勢の反感を食らう事になる」
「一方的な制圧はヘイトを集める 要は町からシルエット守る為にやってるはずがいつの間にか逆に町を滅ぼす為にやってるんじゃ無いかと疑われるって事だね」
「成る程・・・・・・」
確かにそれはよく聞く話しだな 主人公が おまえは悪だ! とか手のひら返し出した市民を見ながら 何のために俺たちは戦ってきたんだ・・・・・!? と言っている場面を想像すればいいという事か
「話を戻すがアリスがオレが出るに匹敵する相手かどうかと言われれば、」
「無い、だろうね」
相槌を打つようにロストは言う
「むしろそこを狙ってるって線は、アリスが悪意あった場合にはある」
「いや、あいつ悪意しか無いだろ」
どう見たってあいつは悪意満載でシルエットを放っていると思うのだが
「そういう意味じゃなくって過失かどうかって事 もしもアリスが町を滅ぼす気でいるなら仁が出てもいいかも知れないけど、アリスが言った通りただ単に『かまって欲しい』だけ、子供のおふざけでやってるんなら仁が出るのはやりすぎって事」
「そう、そこなんだよなぁ・・・・・」
と、仁はスマホを見ながら言う
「アリス 女性 年齢不明 見た目高校生くらい 種族人間(仮称) 出現日は大体二週間前、ロストがユウキに実践体験をさせた日と同日」
「実践体験・・・・・ ま、まぁそうか・・・・・・」
あれは嫌な体験だった・・・・・
「それからと言う物、頻繁に現れ出す いつも唐突に現れ、町にシルエットを放っては消える ある種の目立ちたがり屋とも言える行動を繰り返す
性格は自信過剰、よく自分を褒め上げる言動が見られる
格好はエプロンドレスで正しくアリス
相棒に黒いウサギ、クロノを連れている 白ウサギを意識してかチョッキを着せ、懐中時計を持たせている
後は・・・・・・・・ アイドルに興味ありですね!」
あ、真面目タイム終了のお知らせだ
「うんうん、やっぱあの子分かってますよ! 自分の価値を分かってる何て今どきの人間だと珍しいですよ!」
「・・・・何? あの子ついにそんなことまでしようとしてたの?」
そういえばまだロストにはこの話しして無かったな
「実はカクシカジカメラで・・・・・・・・」
「何その説明省略の仕方? まぁ大体わかったけどさぁ・・・・・」
ため息を付いて頭を押さえながらのロスト
「アリスは何処まで目立ちたがり屋な愉快犯なんだよ・・・・・・」
「そうだよなぁ・・・・」
一体何があの少女を駆り立てるのか 最初らへんの話しに戻るが本当に目立ちたいだけであんなことをしてるのか、それとも何か悪だくみの為の布石なのか・・・・・
やっぱりよく分からない
「あのムカつくヤロー本当に何考えてんだ?
「そうよ!ホントあの子ムカつくよね!!」
と、同調してきたのは意外にも刹那だった
「ん? 何かされたのか?」
「されたよ! 思いっきりされたよ!」
何があったか知らないが怒りが込み上げて来たのか拳を握りながら言う
「あの子いきなり後ろから胸を揉んできて、しかも『あら? 結構小さいわね』とか言って来たのよ!!!」
「お、おう・・・・・・ それは災難だったな・・・・・・・」
セクハラ好きな女友達かよ・・・・・ まぁ確かにアリスならしそうだが・・・・・・
「へぇー・・・・・・・」
・・・・・・・・・、うん、何か興味深そうにしてる吸血鬼は無視の方向で
「刹那ちゃんもそうゆうのされたんだ・・・・・」
「あ、ロストちゃんも何かされたの?」
「さえれたよ! 思いっきり!」
「・・・・・・一旦出ようぜ」
「うん・・・・・」
何か男どもが居づらい不陰気が出てきたので仁を無理やり引っ張って(仁が抵抗するのでレイと二人掛かりで)出ていこうとした途端、
「僕なんかイキナリ後ろからズボン脱がされたんだよ! しかも下着ごと!!!」
「「んぇ?」」
うん、思わず反応してしまった 仁と同じように思わず反応してしまった
そしてロストは あ言っちゃた と言うような顔
ちなみにレイは何か笑いをこらえていた 出来ればその笑いはユウキお前もかという笑いでは無いと思いたい
「・・・・・・・ねぇ、変な想像は止めてよ?」
「これは最近のノベルには必ずある微エロシーン展開ですか?」
「だから止めろ!!」
仁の頬を思いっきり引っ張るロストだがここで止まる仁だったら誰も苦労はしない
「ふん、へったいにほほははひへをふへまひょう!!」
「だから止めろー!!!!」
「相変わらずあいつは・・・・・・・・・」
いつの間にか仁に変態キャラ属性が付与してるんだが・・・・・
「君が言うのか」
「うるさい、男なら反応しても仕方無いでしょ」
誤魔化す用に、いや誤魔化す為にそう言う
「て、言うか、そもそもあいつ中身は男だよな・・・・・・・」
よく考えればリアル、現実世界だとロスト俺の先輩、男子高校生の亡神 冷鵺なので今は幼女でも実際は男子————————
「・・・・なぁ、ロストって本当に女なのか?」
「「「「え??」」」」
仁やロストだけでは無く、レイや刹那も聞き返す
「いやさ・・・・・」
俺はロストを見る 真っ黒なボブヘアーな髪に紫色の瞳 黒をベースに所々星形の黄色いラメが入った、少しサイズの大きいパーカーとショートパンツを履いた姿がいつも通りのロストの格好と言うより容姿なのだが、
「その見た目さ、場合によっては男の子にも見えるよな?」
そう言うと一斉に皆がロストに注目する
「確かに、ちょうどその年ごろの姿でしたら服装と髪型次第で男の子にも女の子にも見えますよね?」
「その体は、その、全部女の子で出来てると思ってけどもしかして・・・・・?」
「・・・・・そこのところ、どうなの、ロスト?」
全員の目に危機感を感じてかじりじりと後退するロスト
「え、ち、ちゃんと女の子だよ うん、純度百パーセントの、うん」
ふーん・・・・ と俺含めてロスト以外の全員が言う
明らかに逃げる体制のロスト ロストは逃げるタイミングお伺うためだろうか動かない
数舜のにらみ合いが続く
そして最初に動いたのは、
「よし、ロスト今すぐ服をぬ「止めなさい」あべし!」
意外にも刹那だった 刹那は仁が動くよりも早く仁に剣の鞘で思いっきり面を入れる
流石の仁もこの不意打ちは聞いたようでそのままノックダウン 本当にいいのが頭に入ったが、まぁこれくらいで死んだり後遺症が残ったりするやつでは無いしいいか
「全く、大義名分があれば女の子の服を脱がしていいって訳じゃ無いんだからね!」
「せ、刹那ぁー・・・・・!」
ギュ と刹那に抱き着くロスト
「良かった! 刹那は僕の味方だったぁ!」
「まぁ、確かに気になるけど乱暴は流石にやり過ぎよ 分かった、仁!」
「はぁい・・・・・・・」
何も無かったかのようにいつの間にか正座をしている仁
「ロストも次から仁とアリスには気を付けましょうね」
「はーい!」
何故かいつの間にか刹那とロストの二人の信頼関係が深まる現象
それから、何となくだがこの後・・・・・
「ま、そろそろ会議はお開きにして、」
と、予想通り刹那はこう言った
「折角だから一緒にお風呂入りましょうよロスト! この前仁が檜風呂を用意してくれたのよ!」
女の子どうしだから問題ないでしょ?と言う大義名分を刹那は予想通り駆使する
「やっぱりそう来ますかー・・・・・・」
どうやらロストもこの展開は予想してたようで困った様に腕を組むのであった
「・・・・・・一応聞くけど中身は確定的に僕男なんだけど大丈夫なの?」
「外見が女だったらそれはもう女の子だと思うけど」
「それ、僕が外見も男だった場合どうなるのさ・・・・・」
「・・・・やっぱロストって外見も男なの?」
「違うよ! あーもう、入ればいいんでしょ入れば!」
「うむ、素直でよろしい!」
刹那も刹那で大概じゃん・・・・・
ロストの姿を想像しちゃったって人は評価を☆5にしてね!
こらこら止めなさい・・・・・
ところでさ、前にハニートラップはやらないとか言って無かった?
・・・・・・・・・・・・
やっぱり、どうしてもそうゆうのしたくなっちゃった? 妄想したくなっちゃった? そうゆうお年頃?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はい、すいません、少し入れ込んでみたくなりましたすいません




