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日記のような物語(ダイアリーテイル)  作者: ミハヤ
「シフト・グリニッジ」
31/129

事件開始ノ刻 其ノ一


「・・・・・・・・・・・・・・」


ピチャン ピチャン という水が落ちる音が遠くで聞こえる気がする


ふと気づけば妙に周りが肌寒い 夏なのに洞窟に居るかのように肌寒い


「ん・・・・・?」


段々と意識を取り戻しゆっくりと目を開ける


「あ、起きた?」


誰かが俺が起きるのを待っていた様で目を開けると同時に声を

「っ!!!!」


何かおかしい事に気付き慌てて ガバッ っと跳ね起きた為に、


「ぐりゃ?!」 「痛った!?」


何かに頭をぶつけてしまった


「っつつ・・・・・」


ぶつけたところをさすりながら辺りを見渡す


見たところ何処か滝の裏の洞窟といった印象を受けるところだった

何処か暗いが周りが見えない程暗いと言う訳ではなく、また周り全体が何処か青い色が塗られているような感じが洞窟自らが発行している様な印象を受ける


観光に来たのなら絶景のスポットなのだが・・・・


「此処はどこだ・・・・・?」


観光途中な訳は無いし、確か俺は路地裏で(レイ)と誰かの会話を聞いてて・・・・・・


「って、そうだ冷は!?」


慌てて辺りを見渡す 正面を見て、右を見て、左を見て、しかし誰もおらず、そしてふと下を見て、


「きゅぅ~・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・」


何か倒れていた  正確には幼女が倒れていた


「・・・・・っ、おい! 大丈夫か!?」


慌てて駆け寄り幼女の身体をゆすり安否を確かめる


「・・・・・んぅ・・・・」


それでようやく気付いたようで、

「よかった・・・!」 と胸を撫で下ろ————————


「良かったじゃないよ!!」


「ぶにゃ!?」


目が覚めると同時にいきなりパンチを食らった


「って、何するんだよ!!」


「それはこっちのセリフだよ!!」


真っ黒なボブヘアーな髪に紫色の瞳 黒をベースに所々星形の黄色いラメが入った、少しサイズの大きいパーカーとショートパンツを履いた可愛らしい幼女がコロコロとした声で怒りながら言う


「イキナリ起き上がってビックリしたんだから! 起きるなら起きるって、せめて僕に頭をぶつけないようにして起きて!」


「はぁ!? 知るかよ!! こっちはイキナリ変なところに居て混乱してるだっての!」


と、幼女に言い返してからふと、まず言わなければならない事を真っ先に言って無い事に気付く すなわち


「・・・・ここ、何処? あんた誰?」


「んー、此処はどこなんだろうね・・・・・」


「おまえも知らないのか?」


って事はこの幼女も俺みたいに巻き込まれたのか・・・?

そう思っていたが、


「多分『異端郷』ってのは分かるんだけど・・・ こんなところに来たことは無いな・・・・」


と、小さく呟いていたので多分ある程度は何か知っているのだろう

って、異端郷?


「もしかして、ここ異世界?」


「・・・・・ずいぶん察しが良すぎない?」


妙に困った顔で幼女は言う


「いやだってさっき(れい)と誰かが異世界はあるとか何とか言ってたからもしかしてと」


「レイって・・・・ あ、今はレイか てか、一体何時から僕たちの会話を盗み聞きしてたの」


「最初からだが・・・・・・ って」


僕たち?


「僕たちって、もしかして冷と喋ってたのってお前・・・・・ なのか?」


確かもう一人の同じ高校の生徒(仮)は女の子の声だったはずで、聴いた声は凛とした声だったが、


「いや、違うけど・・・・・・・」


それに対し幼女の声はコロコロとした可愛らしい声なので会話の声と違っていた


「なら、僕たちってどうゆう・・・・・」


・・・・え? まさか・・・・


「まさか、この幼女が冷・・・・・・・・


な訳無いか!!」

「うん全然違うよ」


「だよな!」


流石にそれは在り得ないか! 冷がこんな幼女に変身するとかどんな転生ファンタジーだよ


「あ、それより僕の名前を言って無かったね」


と、今更に気づいたのか、僕っ子属性の幼女は言う


「僕の名前はロストって言うんだ よろしくね、ユウキ!」


「おう、よろし・・・・・・ ん? 俺の名前ってい「言ってたじゃん」あ、そうだったな」


そうそう もう俺の自己紹介はしたんだった そうだった忘れてた


「取り敢えず、此処を脱出できるように出口を探して歩き回ってみようか」


「おう、そうだな」


と、ここで探すという言葉で思い出す


「あ、冷のやつも探さないとな・・・・・ って、ここら辺にいるのかな・・・・」


気絶する前、冷と誰かの会話が聞こえていたからもしかしたら異世界に来てないかも・・・・・


「って、此処異世界!? え、マジで異世界なの!?」

異世界って本当にあったのか!? 異世界は本当にあったんだ!(天空風)


「遅そ・・・・・ 察しは良かったのに反応おっそ・・・・・」


「たはは・・・・」


何も言えねぇ


「それより、多分王さまはここら辺に居ると思うよ」


「そうなのか」


「うん」


・・・・って、ん? 王さまって、誰??


「僕がここに居るんだから必然的に近くに居るはずなんだけどな・・・・・・」


「はぁ・・・・・・」


えと・・・・ 多分この幼女の方にも『王さま』って人が一緒に居たがはぐれちゃったって事か・・?

ん? 王さま、王さま・・・・・? 何か似たような呼び方をを何処かで聞いたような・・・・・


「ま、とにかくここからは歩きながら話そ 此処で突っ立ってても意味が無いし」


「お、おう そうだな・・・」


王さま 王さま・・・・ 何だったっけなぁ・・・・・


・・・・・まぁ、いいか 思い出せ無い物は仕方がない 諦めよう

とにかく今はここの脱出、それと居れば冷と王さまという人の捜索をロストと・・・・


ん?ロスト?


「・・・・ごめん、ちょっともう一回名前いい?」


「ん? 僕の名前? って、さっき言って無かった?」


「行ってたけどもう一回」


「・・・・まぁ、いいけど・・・・・・」


めんどくさそうに紫の瞳を持った僕っ子ボーイッシュ幼女はもう一度こう名乗った


「ロスト、ロストだからね 今度こそ覚えた?」


「ロスト・・・・・・・」


「・・・・・何、不満?」


「いや、不満と言うか・・・・・」


ロスト、 ロスト、 亡くす、 亡神(なくしがみ)


「なぁ、もしかしてお前本当はれ「違うよ?」だよな 悪い悪い」


とにかく気を取り直してロストと一緒に洞窟を探索する事になった




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