レスキューボーイズ 第五部 聖獣四天王編〈その十八〉
紫炎「あなた………その顔は母親と似ているの?」
礼子「はい、よく言われます。」
紫炎「あなたのお母さんの名前は何ていうの?」
礼子「小早川礼香です。」
紫炎「……やはりそうだったのね。」
礼子「紫炎さん、どういうことですか?」
紫炎「あなたのお母さんとは、塔賀山で共に修行した同士なのよ。」
項志「なんだって!」
竜馬「紫炎さん、その話を詳しく聞かせてもらえないでしょうか。」
紫炎「いいでしょう、話しましょう……その昔、あなたの母、礼香とは同じ道を進んでいたわ。」
かつて……
礼香「はじめまして、礼香です。」
紫炎「紫炎といいます。」
これが二人の出会いであった。そして、考え方が一致していた二人は、無二の親友として、修行に励んだ。
紫炎「礼香、今の世の中どう思う?」
礼香「ええ、昔に比べれば、裕福になって来たとは思うけど……しかし危ういわね。」
紫炎「危ういとは、どういうことなの?」
礼香「人間の最も醜い部分が露呈して来ているわ。私利私欲に走り、本来の人間としての機能を果たしていない。本能のおもむくままに生きているのではないのかな。」
紫炎「そうね、私もそう思うわ。」
礼香「私はね、この塔賀山で得た力を地球のため、人類のために役立てたいと思っているの。」
紫炎「私も、同じ考えよ……あなたに会えて良かった。」
そんな時であった、事件が起こったのは。
次回は七月十四日頃の予定です。




