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レスキュボーイズ 第五部 聖獣四天王編〈その一〉

その掛け声のもと、塔賀山聖獣四天王が風のごとく、その姿を現した。

黄龍「青龍の戦士、雷光。」

雷光「は。」

黄龍「朱雀の戦士、紫炎。」

紫炎「はい。」

黄龍「玄武の戦士、水薫。」

水薫「おう。」

黄龍「白虎の戦士、霧風。」

しかし、白虎の戦士、霧風の声がない。

黄龍「霧風、霧風はどうした?」

霧風「は、はい。」

しかし、霧風は弟子たちに抱えられ、瀕死の状態であった。

弟子「黄龍様、霧風様は、あの爆発の時、我ら弟子達をかばうため、自ら爆風の盾になり、このようなお姿に……」

黄龍「霧風……なんということだ。」

霧風「黄龍様、お願いがあります。」

黄龍「なんだ、申してみよ。」

霧風「私の体には、もう白虎本来の力を引き出す力はありません。そこで、項志を白虎の継承者として認めてもらえないでしょうか。」

黄龍「しかし、項志はまだ修行中の身だ。まだ、継承者としては力不足だ。」

霧風「それはわかっております。しかし、項志は誰より正義の心を持っております。」

黄龍「わかった……項志、前に。」

項志「はい。」

黄龍「お前を今日から白虎の戦士 として認めよう。しかし、お前はまだ戦士としては未熟だ。死に物狂いで修行に励み、白虎の戦士の名に恥じぬよう、伝承者の道を歩んで行くがよい。」

項志「はい、わかりました。」

霧風「項志、あとは頼んだぞ。」

項志 「霧風様、あとはお任せください。」

黄龍「みなの者、聞いてくれ。これより塔賀山千年の歴史に終止符を打つことになる。しかし、この気功拳は正義のためにあるのだ。」

全員「オー」

黄龍「青龍、雷光は東へ。朱雀、紫炎は南へ。玄武、水薫は北へ飛べ。そして、項志は日本に帰り、修行に励め。残りの者は全世界へ散り、四天王を中心にドグマの組織をせん滅せよ……私は、今旅に出ている麒麟と合流する。これが最後となるが、今世界は混沌の中にある。その中心に位置しているのがドグマだろう。これを打ち倒し、世界に平和と安穏をもたらすのだ。そして、そのあかつきには、再びこの地に集結し、次の千年を目指そうではないか……必ず生きて帰って来るのだ。」

全員「オー」

そうして、塔賀山の戦士たちは、全世界へ 旅立って行った。



次回は、十二月三十日頃の予定です。

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