レスキューボーイズ 第四部 最強死闘編〈その十二〉
実体化した青龍の周りには稲妻が走り、その龍の表面には、恐ろしいエネルギーが放電を繰り返していた。また、白虎の身体も、そのエネルギーに反応するかのように青白く輝き、そのすさまじいまでの風圧は、空気との摩擦で真空状態を作り出し、周りの建物を切り裂いて行った。
竜馬「い、いかん。早く建物の中に逃げ込むんだ。」
礼子「ブルーバ、早くレッドルを連れて、倉庫の中に逃げ込むのよ。」
ブルーバ「わかった。」
その時、気を失っていたレッドルが目を覚ました。
レッドル「俺は、いったい……な、何なんだ、これは。」
ブルーバ「亜輝と項志が戦っているんだ。」
レッドル「亜輝と項志だと、バカな……あの巨大な龍と虎のことか。」
礼子「そうよ、二人は究極奥義を使ったのよ。」
レッドル「究極奥義だと……まるで、怪獣映画ではないか、俺はまだ夢でも見ているのか。」
竜馬「夢などではない、現実だ。」
ブルーバ「レッドル、これは現実だ、風神と雷神が激突しているんだ。」
レッドル「こ、これが聖獣拳なのか……俺は、古文書に書かれていたことは、迷信なんだと今まで思っていた。武道で世界を制圧など、できるわけがないと……しかし、この状況を見るに至っては、その考えは改めなければならない。」
ブルーバ「兄じゃ、俺達は幸運なのかもしれない。未だかつて、白虎と青龍の究極の戦いを見た者などいないであろう。しかし、今俺達は間近で、その戦いをみられるんだからな。」
レッドル「ああ、命があればな。」
次回は、四月一日頃の予定です。




