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レスキューボーイズ 第四部 最強死闘編〈その十一〉


上空の亜輝の指先には放電が始まり、頭の上には直径百メートルはあるかと思われる白熱球が渦を巻いていた。そして、地上では項志が天に掲げた右腕と、地に下ろした左腕に風が集まり、まるで台風のように渦を巻き、大きな竜巻状の雲が周りを包んでいた。

 周りにいた竜馬達は、何かにつかまらないと立っていられない状況である。

 ブルーバ「い、いったい何が始まるんだ。」

礼子「もう人智を超えた現象だわ。」

ゴールド「おもしろい、おもしろいぞー」

シルバー「今まで、こんな興奮する光景は見たことがない……お前達、最高だぜ。」

竜馬「ふ、古い中国の伝説には龍虎の戦いにおいて勝者はいないと伝わっている。」

ブルーバ「 どういうことですか……あ、相討ち。」

竜馬「『龍虎相討つ』のことわざは、ここから来ているのだ。」

礼子「相討ちですって……渡瀬さん、何とかならないんですか。」

竜馬「無理だ、もう、俺達がどうこうできる問題ではない。」

亜輝「行くぞー青龍最大奥義、雷神天破ー」

そう言うと、右腕を打ち下ろした。

 すると、上空の雷の渦がバチバチと音をたてて落下し始めた。

 その後、みるみるスピードを上げ、その形は龍に姿を変え、項志達の前へ出現した。

 項志「ついに出たか、雷神天破。ならば、こちらも行くぞ、聖獣拳、白虎究極奥義、風神凰牙。」

そのかけ声と共に、渦を巻いていた風が一つに集まり、これもまた、虎の形に姿を変え、前方の龍の前に立ちふさがった。

 竜馬「な、何が始まるんだー」

 その光景は、中国の古文書の絵図にある、『竜虎激突』そのものであった。

次回は、三月十八日頃の予定です。

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