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レスキューボーイズ 第四部 最強死闘編〈その十〉

礼子「その力が解放されるとどうなるの?」

項志「恐らくこの街ごと消滅するだろう。……一刻も早くレッドルを連れて、乗って来た車で、この場所から逃げろ。」

竜馬「お前はどうするんだ。」

項志「俺は奥義を食い止める。」

ブルーバ「できるのか。」

項志「わからない……しかし、やらなければこの街は消えてしまう。」

礼子「私は残るわ。」

ブルーバ「俺も残る……どのみちお前達がいなければ、ドグマには勝てない。それに、白虎と青龍の闘いなどめったに見れないからな。」

項志「勝手にしろ、どうなっても知らんぞ。」

 亜輝「そろそろ始めるか。」

そう言うと、亜輝の身体が空中に浮かび、空に向かってゆっくりと上昇し始めた。 

 ブルーバ「どうなっているんだ、トリックでもあるのか。」

項志「いや、トリックではない、青龍の力は空中浮遊も可能にする。」

ゴールド「出るぞ、青龍最大の奥義『雷神天破』」

 亜輝の身体はどんどん上昇し、上空三百メートルの地点で停止した。そして右腕を天に向けて、その人差し指に雷のエネルギーを集め始めた。その亜輝の瞳には、標的であるゴールドとシルバーが映し出されていた。

 項志「やめろ亜輝、この街ごと消滅してしまうぞ。」

亜輝「そんなこと知るかよ。」

項志「くそー、仕方がない、白虎の究極奥義で迎え撃つしかない。」

そう言うと、ゴールドとシルバーの前に立ち、右手を天にかざし、左手を地に下した。

 シルバー「白虎究極奥義の構えか。」

ゴールド「これは面白い。白虎の凰牙と青竜の天破か……」

シルバー「俺達を助けるのか?」

項志「バカヤロー、お前達の為じゃねえ。」

ゴールド「その力、なぜ、俺達との闘いの時使わなかった。」

項志「この力を開放すれば、俺自身どうなるかわからん。それにお前達を倒したとしても、俺の仲間、そしてこの街ごと巻き込んでしまう……聖獣拳とは諸刃の剣なのだ。」

次回は三月四日の予定です。

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