レスキューボーイズ 第四部 最強死闘編〈その四〉
その時だった。雷のような閃光が、項志の頬をかすめていった。その衝撃におもわず人質を逃してしまった。
そして、その先には、黒いレオタードスーツに金色と銀色の仮面をつけた二人の男が立っていた。
レッドル「ま、まさか……」
ブルーバ「ゴ、ゴールドとシルバー」
レッドル「ついに現われたか、ドグマ最強の戦士。」
項志「ドグマ最強の戦士だと……」
街灯に浮かび上がったその姿は、まさに死神を想像させるものだった。
クロイツは急いで二人のもとに走って行った。
クロイツ「危ないところだった。」
ゴールド「危ないのはこれからだ。」
クロイツ「なに?」
シルバー「三度目はないと言ったはずだ。」
そう言うと、その場にいたクロイツと部下を全て抹殺してしまった。
亜輝「なんて奴だ。」
竜馬「これがドグマのやり方だ……しかし、奴らが出て来るとは。」
項志「ドグマ最強か。なんだかしらんが、俺が相手をしてやる。」
ゴールド「小僧、少しは楽しませてくれるんだろうな。」
項志「ああ、楽しませてやるよ。お前達を倒してな。」
シルバー「ゴールド、聞いたか。」
ゴールド「俺達を倒すだと。」
シルバー「そんなユニークなセリフは初めて聞いた。」
項志「ユニークかどうか、戦ってみればわかる。」
ゴールド「その自信、どこから来るのか知らないが……」
シルバー「それとも、世間知らずのおバカさんなのかな。」
竜馬「待て、項志。」
項志「なぜだ、もうやるしかないだろう。」
竜馬「ここはいったん引くんだ。」
項志「こっちにはレッドル、ブルーバもいる。まあ、俺一人でも十分だがな。」
竜馬「お前はまだ、ドグマの本当の恐ろしさをわかっていない。奴ら、ゴールドとシルバーはな……」
そう言うと、五年前の話を始めた。
次回は、十二月十日頃の予定です。




