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要塞アルカトラズ編〈その二十八〉

 ジム「項志、頼んだぞ。」

 そう言うと、機体をキャサリンの機体の横に着けた。

 すると、項志が飛び移り、キャサリン機に取り着いた。

 項志「キャサリン、シートベルトを外すんだ。そして伏せていろ。」

そう言うと、拳を振り上げた。

項志「気功、風神拳。」

 すると、強化ガラスが粉々に砕け散った。

 項志「早く俺につかまるんだ。しっかりつかまっていろよ。」

キャサリン「わかったわ。」

ジム「早く、こちらに乗り移るんだ。」

項志「もう遅い。海面がもうそこだ。一か八かやってみるか。キャサリン、持ちこたえてくれよ。風神烈風波。」

その掛け声と同時に、海が二つに割れ、項志の体がクッションとなり、キャサリンを守った。

キャサリン「あなた、なぜ、私を……」

項志「あんたに死なれたんじゃ、アルカトラズでの戦いが全て無駄になってしまう。それに、まだ貸しを返してもらっていないからな。」

キャサリン「あなた達、アルカトラズを戦滅することが、この作戦の最終目的ではなかったの、なぜ私を助けるの……」

項志「そんなことはどうでもいい。」

キャサリン「なんですって。」

項志「俺達は、軍人でも戦闘員でもない。レスキューボーイズだ。」

 その時、キャサリンの頬を涙が伝っていた。

 キャサリン「まさか、こんな人間がこの地上に残っていたなんて。項志といい、亜輝といい、まだまだ人類も捨てたもんじゃないわね……」

そう言って、気を失ってしまった。その後、救命ボートが二人を救助した。

救助隊「大丈夫か。」

項志「あのスピードで落下したんだ、彼女は、二、三日ベッドの上だな。」

救助隊「君はどうなんだ。」

項志「俺か?俺は鉄人……鉄人28号だー」

そう言ってうけようと思ったのだが、そこにいた一同引いてしまった。

 その頃、本部では、

礼子「大型ミサイルが、こちらに接近中!大陸から発射されたものです。あと十五分で着弾します。」

エド「目標地点は本艦か。」

礼子「いえ、敵空母です。」

エド「ドグマ本部からか……口封じということか。全ての艦載機を収納し、この海域から離脱、急げ。」

亜輝「証拠隠滅か……まあ、奴らがやりそうなことだ。」

 そして、全ての艦載機を収納した後、速やかにコスモス艦隊は撤退した。

 その後、ミサイルは敵空母に着弾、空母は海中に沈んで行った。

次回は、九月三日頃の予定です。

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