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要塞アルカトラズ編〈その二十七〉

クロイツ「バ、バカな、核ミサイルを切断しただと、おのれー」

部下「二機の戦闘機の内の一機の搭乗員はキャサリンローズです。それと、レッドル、ブルーバもいます。」

クロイツ「なんだと、裏切り者め……船を止めろ、裏切り者を処刑する。キャサリンの戦斗機に集中砲火を浴びせろ。」

 その後、複数のミサイルが、キャサリンの機体目がけて発射された。

 キャサリン「ブルーバ、早く亜輝の機体に乗り移って。」

ブルーバ「しかし、姉さん……」

キャサリン「早くして、ミサイルは私を狙っている。」

 そして、ブルーバは、亜輝の機体に乗り移った。

キャサリン「行くわよー」

そう言うと、自らミサイルに接近し、次々に撃ち落として行った。

 亜輝「すごいなー、さすがは元エースパイロット……」

 しかし、敵空母からは、次々にミサイルが発射された。

 キャサリン「きりがないわね。」

 次々に来るミサイルは撃ち落とされて行ったのだが、ついにキャサリンの戦闘機の弾薬が底をついた。

 キャサリン「弾切れかー」

 発射され続けていたミサイルの一発が、右の翼に命中した。

 亜輝「キャサリン、早く脱出するんだ。」

キャサリン「ダメだわ、脱出装置が作動しない……」

亜輝「ならば、海上に胴体着陸してください。」

キャサリン「いいえ、今から空母に特攻をかけるわ。残念だけど、お別れね。レッドル、ブルーバ、元気でね。亜輝、後は頼んだわよ。」

亜輝「司令、特別救助隊の出撃を要請します。」

エド「わかった、待たせたな、ジム。準備はいいか。」

ジム「出撃準備、OKです。」

エド「特別救助隊、緊急出動せよ。」

そう言うと、戦闘機一機、小型ボート一艇が出動した。

そして、戦闘機の翼には項志が乗っていた。

キャサリン「行くわよー」

ジム「待て、キャサリン。」

キャサリン「あ、あなたは、ジム、ジム・クルーズ。なぜ、あなたがここに。」

ジム「久しぶりだな、キャサリン。」

キャサリン「どういうこと?あなたとは、五年前に別れたはず。それに、戦闘機の操縦なんて……」

ジム「別れた後、調べさせてもらったよ、君の全てを……そして、その後、俺はコスモスに入隊した。全ては、この時のことを想定してのことだ。」

キャサリン「ジム、あなたって人は……」

項志「おとりこみ中、申し訳ないが、もう時間がないぜ。ジム、一刻も早くキャサリンの機体に接岸するんだ。」


次回は、八月二十七日頃の予定です。

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