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要塞アルカトラズ編〈その二十三〉

 亜輝「あの核ミサイルの形状からすると、ミサイル先端部分にウラン燃料を搭載しているはず。」

エド「ミサイルの内部構造は把握してある。データ処理班、すみやかにデータを転送せよ。」

処理班「了解。」

 そしてデータが送られてきた。

 亜輝が作戦内容を語りだした。

亜輝「この先端の部分にウラン燃料が搭載されています。その部分を切断し、回収した後に艦隊内部の核解体施設で分解する作戦ですが……問題は回収に至るまで一連の作業をミサイルが発射された後、つまり空間で行わなければならないことです。」

エド「ほとんど不可能なことだな。」

亜輝「しかし、この方法以外に、我々に残された道はありません。」

エド「やるしかないようだな……まだ試作段階だが……」

亜輝「レーザーサーベルですか。」

エド「気付いていたのか、その事をふまえての作戦という訳か……さすがだな。」

亜輝「いいえ、あなたの方こそ、この作戦を考えていたのではないのですか?」

エド「バカげてはいるが、俺以外にこんな事を考えている奴がいるとはな……やはり亜輝、お前は天才だよ。」

亜輝「問題は、そのサーベルをピンポイントで、ミサイルの左右両側から寸分たがわず切断しなければ、核爆発は免れません。それをできる人間がいるのかということです。それも戦闘機の上から……」

そう言うと亜輝は、レッドルとブルーバの方に目をやった。

 レッドルとブルーバは顔を見合わせ、こう思った。

 『まさかこいつ、この状況をすでに予測していたというのか!』

次回は、七月九日頃の予定です。

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