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要塞アルカトラズ編〈その二十二〉
クロイツ「こういうことだ。」
そう言うと、空母の中心からミサイルが姿を現した。そのミサイル形状は、まさに核ミサイルのそれであった。
エド「まさか核ミサイルか、バカな、この至近距離で使用すれば、お前達もただではすまんぞ。」
クロイツ「このまま攻撃を受ければ、俺達の敗北は必至。ならば、お前達も道ずれにしてやる。どうだ、おもしろい趣向だろう。」
エド「そうだな。」
クロイツ「艦隊を全て撤退するなら発射しない。」
エド「少し考えさせてくれ。」
クロイツ「わかった、十五分やろう。」
エド「どう思う、亜輝。」
亜輝「おそらく核ミサイルは発射するでしょう。それも艦隊が撤退した後、核の被害が及ばない安全圏に到達した時に……」
エド「やはりそうか……」
亜輝「今までの奴らの行動パターンからすると、まず間違いないでしょう。」
エド「いずれにせよ、あの核ミサイルを何とかしなければならないわけだな。」
亜輝「そういう事になります。」
エド「お前ならどうする。」
亜輝「核爆発する前に、なんとかしたいところですかねー」
エド「この時点で余裕だな。何か勝算があるのか。」
亜輝「あることはありますが、成功率は30%位です。」
エド「30%か……しかし、選択の余地はない。考えを聞かせてくれ。」
次回は、六月二十五日頃の予定です。




