要塞アルカトラズ編〈その十九〉
その時、項志が目を覚ました。
レッドル「項志、目が覚めたか。」
項志「俺はいったい……」
ブルーバ「気を失っていたのだ。」
項志「しまった、皆無事か……」
亜輝「皆無事だ。お前のおかげだ。」
項志「しかし、体が動かん。まだまだ修行が足らんな。」
亜輝「いいから、じっとしていろ。あとは俺達で何とかする。」
アルカトラズ島では……
アルカトラズ幹部①「バカめ、計画通りだ。なぜ、奪還した後戦斗員が手を出さなかったか……一か所にお前達を集めるためだ。」
幹部②「この時を待っていた。中型ミサイル発射用意。」
幹部③「終わりだ、ミサイル発射。」
船めがけてミサイルが発射された。
その頃、コスモス指令室では……
コスモスレーダー係「司令、ミサイルが発射されました。」
司令「しまった。」
その時である。小型船が、亜輝達の船の前に現れた。
礼子「あ、あれは、渡瀬さん。」
竜馬「ここは俺に任せろ。」
亜輝「渡瀬さん、何をする気だ。」
竜馬「機械の体はダテじゃないんだぜ……いいか、船の舵を取り、俺の後ろから速やかに離脱しろ。」
そう言うのと同時に、竜馬の背中からジェット噴射の炎が上がり、ミサイルを素手で受け止めた。
礼子「受け止めたわ……」
亜輝「渡瀬さん、死ぬ気か。」
竜馬「お前達を守れるなら、この命惜しくない……!!」
そう言うと、ミサイルの左翼の羽をたたき折り、その反動でミサイルをアルカトラズ島に打ち返した。
竜馬の体は海中に消えてしまった。
しかし、ミサイルはアルカトラズ島に命中、島は炎上した。
次回は五月二十一日頃の予定です。




