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要塞アルカトラズ編〈その十六〉

 項志「亜輝、この人達、ほんとはいい人らしいぜ。」

レッドル「そういう事だ。」

亜輝「わかりました。」

そう言って、礼子と共に握手を交わした。

そして無線で、本部と連絡を取り始めた。

亜輝「本部、項志と合流しました。それにキャサリンの兄弟も味方につきました。」

総司令「そうか、項志によくやったと伝えてくれ。」

亜輝「わかりました、伝えておきます。コスモス小隊、これより施設内部に突入します。」

総司令「どんなワナがあるかわからない。十分気をつけて任務を遂行してくれ。」

項志「いよいよ本丸突入か……」

総司令「拉致被害者奪還後、合図ののろしを上げてくれ。その合図で大型船を向かわせる。」

コスモス隊員「妨害電波発信されています。」

総司令「無線はこれが最後だ。全員無事帰還せよ。健闘を祈る。」

 そして小隊は施設内に潜入した。

 しかし、その施設内とはひどい所で、監禁されている人の中には死んだ人はもちろん、白骨化した死体も見受けられた。

 項志「ひどいありさまだな。」

レッドル「これがドグマのやり方だ。利用できるものはとことん利用し、用なしの人間はそのまま放置され死を待つのみ。」

ブルーバ「俺達はこんな光景を幾度となく見てきた。そしてその処理も行ってきた。まさに地獄だ。」

レッドル「そのつど死んで行った人達の無念をはらす為、とらわれの屈辱に耐え、今まで生きてきた。そして、拉致された人を奪還する時を待った。」

ブルーバ「お前たちが上陸したことを知った時、ついにその時が来たと思った。

次回は、四月十六日頃の予定です。

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