↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
20/169

要塞アルカトラズ編〈その五〉

 その時だった。十名ほどの人影が部屋に入って来た。コスモス日本支部のメンバーだ。その中には、高岡十郎太の姿もあった。

 高岡「支部長、ついにこの時が来ましたね。日本支部のメンバーも参戦したかったのですが。」

竜馬「いや、君達には日本支部復興という重大な使命があるではないか。そのことを忘れてはならない。それに今回の作戦でドグマ壊滅までは至らない。これからの戦いを有利に運ぶためにも、コスモス日本支部復興は必ず成し遂げなければならない。」

高岡「はい、わかりました。」

そう言うと、人数分の盃を配り始めた。

竜馬「水盃か。気がきくな。」

高岡「少し古い儀式ですが。」

竜馬「命がけの大仕事の前には大切なことだ。」

項志「おい、水盃って何だ?」

亜輝「重要な仕事の前に、必ず行っていた、日本古来の風習だ。」

礼子「そうね。生きるか死ぬかの瀬戸際の時、また離れ離れになる時などによく行われるわ。」

項志「縁起でもねぇ、まるで生きて帰れないみたいだな。」

亜輝「そうでもない。必ず生きて帰るという意思の表れなのだ。お前には言っていなかったが、俺達が旅に出る前に、コスモスのメンバーが駆けつけ、水盃を交わしてくれた。」

項志「おいおい、俺は知らんぞ。」

亜輝「お前のことだ、そんなものは興味ないとでも言うんだろう。だが、俺は心にしみた。仲間というものが、ありがたいと心から思ったよ。皆お前のことを心配していた。人との絆がこのような儀式となったのだろう。」

竜馬「そういう事だ。項志、お前も皆に支えられているのだ。」

項志「わかったぜ。がらじゃないが、俺も儀式に参加する。」

竜馬「皆、少しの間離れ離れになるが、また生きてここに集おうではないか。諸君らの健闘を祈る。乾杯。」

全員「乾杯。」

竜馬「高岡君、留守番頼んだぞ。]

高岡「はい、お気をつけて。」

そう言うと、この四人に対して全員敬礼で見送った。


次回は、十二月二十五日頃の予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。